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あの街の出店を考える 「日本橋」

日本橋

各国からビジネスマンや観光客が集う「エグゼクティブな街」
一歩裏通りを行けば、かつての江戸情緒を感じさせる街並みも。
近年、復活を遂げた注目の人気開業エリア!

【Town Data】
●昼人口:121,246人
●夜人口:30,618人 ※平成16年、中央区のデータにより
●交通:東京メトロ銀座線新橋駅より5分
東京メトロ銀座線銀座駅より3分
東京メトロ東西線大手町駅より2分
●1日平均乗降客数:164,617人(東京メトロ日本橋駅)
79,372人(東京都交通局日本橋駅)
●商業集積:コレド日本橋、日本橋三越本店、日本橋高島屋

【出店おすすめエリア】
日本橋本町
日本橋人形町
日本橋茅場町

【賃料相場】
中央通り、永代通り沿い  坪4万円〜
日本橋本町、日本橋茅場町など「日本橋」を冠とするエリア  坪2〜4万円
大通りを入った路地は1割程減
※上記@〜Bは1階の賃料相場。2階・地下は1階の1〜2割減程度
※保証金10〜24ヵ月


大規模開発が難しく
チェーン店も少ない

 日本橋はオフィスビル以外に商業ビルも多く、休日は買い物客で賑う人気エリア。一時期、新宿や六本木などに押されている感もあったが、04年に「コレド日本橋」、05年に「日本橋三井タワー」が完成するなど、最近は、再び活気を取り戻している。賃料相場も上昇傾向。全体的には古い建物と新しい建物が混在し、築年数による格差が大きく見られる。
 このエリアの特徴は、小規模な土地所有や借地・借家が残ることから、汐留や品川のような大規模開発が難しいこと。20〜30坪の物件はなかなか出回らないため、チェーン店の進出も少ない。出店を検討するなら、まずはこの点を踏まえておきたい。
 
狙い目は
大通りから1本入った路地

 買い物客が集中して往来しているのは、中央通り沿い・永代通り沿いに限られている。このエリアは強い購買動線があると言えるが、賃料は坪平均4万円以上、物件もほとんど出回らないことから、出店にはあまり向かない。むしろ狙い目は、これらの通りから1本入った路地。銀行や証券会社に勤務する上質の客が多く往来しているので、常連をつくることができれば計算も立ちやすい。ただし、夜間や休日になると人通りが極端に少なくなるため、土日は休みを覚悟しなければいけない。地下や2階など賃料の割安な物件を探し、収支を検討する必要があるだろう。

看板の設置場所&
待ち合わせ場所の確認

 大通りを1本入ったエリアでの出店は、看板などでの誘導が大切なポイントになる。どこに看板を置けるかは、検討段階で必ず確認しておきたい。日本橋は景観美に対する意識が強いため、場合によっては設置が不可能なエリアもあるだろう。
 また、説明しやすい場所にあることも物件選びの重要な条件のひとつ。問い合わせの電話があった際など、店の位置を口頭で説明できないようでは厳しい。不特定多数の人が利用する待ち合わせ場所などがあれば、それが目印となる。看板の設置可能な場所と合わせ、最短ルートについてもチェックしておきたい。

成功の秘訣は
目で見て楽しい店づくり

 この出店エリアで、地元業者の注目度が高かったのは、買物客の流入を見込める「日本橋本町」、住宅と事務所が混在する「日本橋人形町」、銀座や京橋から企業移転の多い「日本橋茅場町」。それぞれ特色は異なるが、居酒屋の平均客単価はいずれも3500円前後となっている。
 さらに界隈の繁盛店を調べると、この地ならではの共通項があることに気づく。それは目で見て楽しい店づくりとなっていること。日本銀行本店など歴史的建造物が点在する日本橋には、ガイドに連れられた観光客が訪れるため、老舗も新規もビジュアルに注力しているのかもしれない。出店を考える際には忘れるわけにはいかないポイントと言える。

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