駒込は古くからの庭園もある文教地区は、山手線駅としては賃料も低めでこれからの発展を予感させる出店エリアだ。

北口駅舎。JRと東京メトロの2駅利用が可能。
【Town Data】
●交通:
東京メトロ南北線で「王子駅」まで4分
JR山手線で「新宿駅」まで15分
JR山手線で「東京駅」まで17分
●1日平均乗降客数:
JR線「駒込駅」90236人(2006年度)
東京メトロ南北線「駒込駅」62558人(2006年度)
●商業集積:
六義園、旧古河庭園、滝野川公園、目赤不動南谷
【出店おすすめエリア】
本郷通り沿い
中里2丁目界隈
霜降銀座商店街
【賃料相場】
@駅から徒歩5分圏内・・・坪2.0万円〜
Aそれ以外のエリア・・・坪1.5万円〜
B繁華街を離れると約1割ほど減
※上記@〜Bは1階の賃料相場。2階・地下は1階の0.5〜1割減程度
※保証金0〜10ヵ月前後
【由緒ある庭園・公園の多い文京地区】
『六義園』や『旧古河庭園』など由緒ある庭園・公園がある駒込は、緑豊かな落ち着いた地区。とりわけ国の特別名勝にも選ばれている『六義園』は、都内を代表する日本庭園として多くの観光客が訪れる。
駒込は昔から名の知れた文教エリアでもあり、他地区からこの地域の幼稚園や小学校を目指す家庭も多い。文京区にも劣らないステイタスの高い学校が数多くあるのが特徴の1つで、幼稚園から大学まで一連の学舎を持つ『聖学院』は、その代表的な存在になっている。
また、山手線と南北線の2路線が利用可能で、池袋駅に7分、東京駅には17分で移動できるアクセスの良さも見逃せないポイントだ。
【中高年が中心でチェーン店が少ない】
歴史を感じさせる庭園や街道の多い駒込だが、近年は集合住宅が建ち始め、『六義園』の周りにも高層ビルやマンションが並ぶ。ファミリー層など新しい住人も増えており、駅前を走る本郷通り沿いには、個性的な飲食店や商店ができ始めている。
それでも駒込の中心は、やはり中高年層で、若者向けのカフェよりも昔ながらの喫茶店、チェーン店よりも個人店の方が、元気があるようだ。量り売りやバラ売りなど昔ながらの商いが残る『霜降銀座商店街』や、駅南の『アザレア通り商店街』など、活気ある商店街が多いこともあり、他の街に比べてチェーン店の数は圧倒的に少ない。
出店にあたっては、チェーン店の出店動向など、今後どのように街全体が変わっていくのかを見極める必要がありそうだ。
【人通りが多いのは本郷通り沿い霜降銀座商店街、六義園周辺】
駒込は準都心エリアとして第一種低層住居専用地域が残されており、大小11ある商店街の周囲には、上質な住宅街が広がっている。
豊島区、文京区、北区をまたがる商店街(霜降銀座・染井銀座・西ヶ原銀座など)もあり、エリアによって雰囲気が大きく異なるということはないが、創業融資や助成金の申込先や条件などは違っているので、出店を検討する段階では、必ずどこの区に属しているかをチェックしておきたい。
人通りが多いのは本郷通り沿いや霜降銀座商店街など。『六義園』や『旧古河庭園』の周辺も散策に訪れる人で賑わっている。
【富裕層が多いものの、評判が良いのは割安な飲食店】
駒込に住む人に「うまい店はどこか」を聞いたところ人気が高かったのは、寿司店『鮨金』(北区西ケ原1−63−7)、焼肉・ホルモン店『味園』(豊島区駒込1−16−10)、カレー店『シャンティ』(豊島区駒込3-3-15)など。
駒沢界隈は富裕層が多いことでも知られるが、近隣住民に評判が良かったのは料金設定の割安な飲食店だった。チェーン店が少ないこともあってか、「一人で気軽に食事できる店が欲しい」「家族で行ける飲食店が少ない」などの声も多かった。
観光や散策で訪れる人も多いので、業種によってはターゲットの絞り込みが必要になるかもしれない。
【他エリアに比べ賃料が低めで出店を考えやすい】
山手線にある駅の中で、駒込は決して人気の高い出店エリアというわけではない。しかし、新築マンションが建ち始め、新しい層の住人が増えていることを踏まえると、この層のニーズに合った出店を考えられれば成功の可能性は十分あるように思える。
業態別に見ても昔ながらの飲食店が多いだけに、フレンチやイタリアン、カフェ、それに小さな子供を連れた主婦が集える店などは少ない。他エリアに比べて賃料が低めなことも、出店を考えやすいポイントだ。
【街の声】
□40代 主婦
安いイタめし屋さんとかお寿司屋さんがあると嬉しいです。家族で行けるお店があまりないですよね。
□30代 会社員 男性
中高年が多いから、若い人が入りやすいカフェはないと思いますよ。
□20代 学生 男性
有名なチェーン店が少ないので、今っぽい定食屋とか欲しいです。


