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映画と飲食店のちょっとイイ関係。「第6回 東京ごはん映画祭」、10月31日より開催!

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この秋、大注目のイベント「東京ごはん映画祭」って一体なに?

10月31日(土)から11月13日(金)の14日間、「第6回 東京ごはん映画祭」が開催される。食にまつわる映画を一堂に集め、美味しいごはんともに鑑賞するというユニークなコンセプトを持つこの映画祭。たとえばどら焼きとともに樹木希林主演の『あん』を鑑賞する、ナポリタンとともに小林薫主演の『深夜食堂』を鑑賞するといった具合に、作品に関連する食べ物を味わいながら映画を楽しめるのが特徴だ。

今年もメイン会場の『シアター・イメージフォーラム』のほか、目黒『BEARD』、南青山『LIFE CREATION SPACE OVE』、蔵前『Nui.』といったカフェ・レストランで上映イベントを開催。すでにメイン会場以外のチケットは完売しており、その注目度の高さに驚かされる。

最近流行りの“食×映画”。発祥はアメリカの映画館?

「東京ごはん映画祭」が掲げている“食×映画”というコンセプトは、特に真新しさがあるというわけではない。もともと映画館では軽食が提供されてきたし、自宅で食事をしながら映画鑑賞を楽しんだ経験を持つ人も多いだろう。ではなぜ、チケットが完売するほどの人気を博しているのか? それはこの映画祭のコンセプトに、時代の流れが追いついたからと言えるだろう。

大きな流れを作っているのはアメリカだ。アメリカには「スタジオ・ムービー・グリル」、「コモドア・シアター」などの食事もできる映画館、いわゆる「シネマ・イータリー」が急増しており、映画を観ながら食事を楽しむというライフスタイルが根付きつつある。また、食をテーマとした映画祭も多く、なかにはミシュラン三ツ星店『パブリック』とコラボし、一流の味を観客に振る舞うものまである。このアメリカのトレンドは徐々に世界中へ浸透し、ついに日本でもブレイク。様々な飲食店で“食×映画”をコンセプトにしたイベントが開催されるようになった。

今年のゴールデンウィークには、ルミネ新宿の屋上にある『L.TERRACE』が、ビール片手に映画鑑賞ができる「ROOFTOP CINEMA & BEER FEST with 東京小空」というイベントを開催。また六本木の『ウルフギャング・ステーキハウス』も、映画『ステーキ・レボリューション』の上映とともに豪華なコース料理を供するイベントを開催した。いずれも映画を観ながら本格的なレストラン料理を味わえるとあって大盛況だったようだ。

上映イベントで話題作り。でもちょっと待った!!

こうした“食×映画”をコンセプトにしたイベントは、映像設備が整っていて、上映スペースさえ確保できれば、どんな飲食店でも開催することができるだろう。時流に乗ったイベントとして話題作りにも最適だ。

ただし、気をつけておくべき重要な点がひとつある。映画には著作権があり、商用利用する際には著作権保有者の許諾が必要となる。面倒とはいえ、必ず映画会社に問い合わせをおこなったうえでイベントを開催するよう心掛けたい。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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