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夏の集客方法を人気ビストロ『クラフトマン』に聞く。王道から店独自のアイデアまで3つの手法を紹介

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五反田の人気ビストロ『クラフトマン』に夏の集客術を聞いた

間もなく夏本番。今からできる夏の集客対策とは?

梅雨が過ぎれば、いよいよ本格的な夏がやってくる。どのようにお客様を呼び込むか、今まさに対策を練っている飲食店も少なくないだろう。

そこで今回は、東京・五反田にある『クラフト麦酒ビストロ CRAFTSMAN(クラフトマン)』の店長、西山篤子さんにインタビュー。こちらは和素材をふんだんに取り入れたビストロ料理、そしてそれに合う国内外31種類の樽生クラフトビールを揃え、メディアでも多数取り上げられる話題の店だ。

人気店で行っている集客方法をヒントに、この夏、店に賑わいを生むためのアイデアを考えてみてほしい。

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自家製シャルキュトリーのひとつ、豚の内臓ソーセージ「アンデュイエット」

1、パクチーやコリアンダーなどの夏らしいトレンド食材を用いる

まずお伺いしたのは、この夏の新メニューについて。『クラフトマン』ではどんな品を打ち出すのだろうか?

「当店は自家製のシャルキュトリーが自慢です。その中のひとつとして、夏向けに羊を使ったスパイシーなソーセージを作りました。味は南米料理やチョリソーの辛味をイメージ。やはりこの季節は、ピリ辛の味わいに人気がでますね。また『お通し』にも季節感を取り入れていて、さっぱりとしたトマトとイチゴのピクルスや、ビシソワーズなどをご用意しています」

また、通年提供しているものではあるが、この夏により注目を浴びそうな料理があるという。

「最近、『しらすとパクチーのストーブ飯』という炊き込みご飯が人気です。このメニューを目当てにご来店される方や、これを〆に食べるため、他のメニューの注文を加減する方もいるほど。パクチーは夏にぴったりの食材なので、このメニューは今後さらに人気が上がるのではと感じています」

西山さんによれば、メニュー表にパクチーやコリアンダーの名が書かれていると、敏感に反応するゲストが多いそう。人気沸騰中のこの食材を使ったメニュー開発が、今夏の集客の鍵となる可能性は大いにありそうだ。

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山田彩

ライター: 山田彩

都内の編集プロダクションに勤務した後、フリーランスとして活動を開始。これまでに、レストランや料理人取材をおこなうグルメ系の媒体をはじめ、女性向けライフスタイル、タウン情報、住まいなどをテーマにした雑誌やWEBサイトで編集・執筆業務を担当する。グルメ情報やレシピ本の収集、街歩きが趣味。