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春の売上を大きく伸ばす「宴会客」。効率よく集客する秘訣とは?

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Photo by iStock.com/Tomwang112

年末年始と並び、春の宴会シーズンも飲食店にとって稼ぎ時のひとつである。そこで今回は宴会客を掴むためのポイント、特に歓送迎会を意識した集客方法について紹介していく。

春の宴会ニーズ

春は会社では入社や異動、そして学校では卒業や入学があり人の入れ替わりが起きる。それに伴い歓送迎会での飲食店利用のケースも多くなる。歓送迎会は通常の宴会や忘年会・新年会と異なり主役がいるため、主役に喜んでもらえるような企画やサービスを幹事に提案できると、会場として選ばれる可能性が高くなるだろう。例えば、メッセージ付きのデザートプレートを用意する、音楽や映像を流す設備を用意しておく、などがある。

また、学生の宴会、子どもの卒業や入学による母親の宴会ニーズも多い。これらの宴会ニーズを取り込むためには、会社員向けの宴会コースと違うサービスを用意しておくとよい。例えば、学生向けに夕方から始まる早割の宴会コース、母親向けには品数を充実させたランチ宴会コースや子ども用の料理も揃えたコース、などが考えられる。これにより、会社員向けの宴会コースと被ることなく効率よく集客することが可能になる。

Photo by iStock.com/kuppa_rock

予約を獲得するために

宴会コースを複数用意している店舗は多いと思うが、ネーミングや説明文にもひと工夫しよう。Aコース・Bコースといったネーミングよりも、おすすめメニューを使ったネーミングや「女子会コース」「歓迎会コース」といったターゲットを想定したネーミングのほうが客にも選ばれやすい。

例えば『方舟 新橋店』は、北陸の食材を生かした料理や地酒を提供している人気店だが、店内には囲炉裏があり、炭火であぶる炉端焼きや囲炉裏での鍋も名物メニューとなっている。宴会コースも、「方舟盛りコースと2時間30分飲み放題付き方舟プラン(お造り盛合わせと、通常より長い時間の飲み放題がついたプラン)」や「送別会に!選べる鍋コースと日本酒5銘柄入り2時間飲み放題つきいろり鍋プラン(好きな鍋を選べるプラン)」のように、おすすめポイントがわかりやすいネーミングとなっている。

コースが決まったら、ホームページで告知する、またはチラシを作成して配布するのが通常だが、既存客に配布・説明するのはもちろん、店頭や路上でも配布しよう。また近隣企業への営業も効果的である。幹事と話す時間があればベストだが、受付の方に説明してチラシを渡すだけでも他店より印象に残るだろう。

Photo by iStock.com/Tomwang112

当日の満足度をあげ、また来店してもらうために

リピーターになってもらうには、当日の満足度が重要だ。満足度をあげるにはいくつか方法があるが、宴会の延長提案を行うのもひとつの手だ。宴会が盛り上がれば自然と二次会へと流れていくものだが、二次会の店を押さえるのは幹事にとっても骨の折れる作業。宴会の後の予約が空いているのであれば延長提案を行い、幹事の負担を軽減してあげるといいだろう。利用客の満足度が上がると同時に、お店にとっても飲み放題の延長などで売上増加につながる。

宴会が終わりお会計やお見送りの際も、宴会利用・個人利用で来てもらえるような仕組みを用意しておくとよい。サービス券や割引券を全員に配布することで、再来店を促すのも一案だ。また、幹事から名刺をもらっておくことで、暑気払いや忘年会など次の宴会の案内につなげることができる。

春の宴会需要を獲得するには、春の宴会ならではのニーズを捉えて顧客満足を高めるとともに、次の集客にもつなげることが大切である。また、冒頭に人の入れ替わりの時期という話をしたが、自店においても採用したばかりの従業員が多いかもしれない。教育・業務分担はいつも以上に注意をしながら、準備を進めたい。

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若林和哉

About 若林和哉

飲食店の勤務経験や中小企業診断士の資格を生かして、事業計画作成や資金調達の支援、フランチャイズ関連のWebページの執筆やセミナー講師などを務める。好きなお店は、ラーメン・カフェ・日本酒のおいしい居酒屋など。