汗だく就活生であふれる今夏。夏バテ対策にはやっぱりあのメニュー？
今年から大学生の就職活動の時期が変更となった。これまでは学部3年の12月から就職活動を行うのが通例だったが、今年のスタートは3月。大手企業をはじめ、多くの企業では8月から面接を行っている。
つまり、今まさに企業では面接が行われているわけだが、時期的にお分かりいただける通り、大変暑い。この状況でリクルートスーツを着て就職活動に臨まなければいけない学生たちにとっては、苦難の夏と言えるだろう。
この暑さからか、企業側からは「クールビズでお越しください」と言われているようだ。しかし、「少しでも印象を良くするために」という理由でリクルートスーツを着用する学生がほとんど。汗をハンカチで押さえながら電車に駆け込む就活生もよく見かける。
Photo by chiaki hayashi「会社説明会」
猛暑の今年こそ、夏バテ対策は徹底的に！
就活生たちが大変そうに見えるのは、今年の夏が猛烈に暑いからだ。8月に入ってからは気温35℃以上の猛暑日が続き、気象庁からも熱中症への注意が呼び掛けられている。
ところで、こうも暑いと外出するのが億劫になってしまいがちだが、冷房が効きすぎた部屋にこもっていると、外出した際の温度差によって体調を崩しやすくなる。結果、食欲不振を招いたり、疲労が蓄積してしまう。そう、いわゆる”夏バテ”だ。
夏バテを解消するためには、十分な睡眠を確保し、かつ適度な運動をすることが推奨されている。こうした夏バテ対策のなかでも特に大切なのが、食事や水分補給だ。そこで今回は、夏バテ対策・夏バテ解消のための、食材・飲み物についてご紹介していきたい。これを読んで、まだまだ続く暑い夏を乗り切ろう。
Photo by Toshihiro Gamo「豚冷しゃぶ」
甘酒が夏バテ対策に効く！？
一般的には肉や魚のようなタンパク質、特に豚肉が効果的とされている。しかし、食欲不振で食べることができないのでは？と疑問を持つ方もいるだろう。
豚肉にはビタミンB1が多く含まれており、エネルギー代謝を良くしてくれるのと同時にタンパク質も一緒に摂れるため一石二鳥の食材だ。また、夏に食べると良いとされる梅干し、レモンや酢もおすすめだ。こうした食材は夏バテ予防だけでなく、疲労回復にも役立つと言われている。これらを使った簡単に調理できるものとして、冷しゃぶなどはいかがだろうか。梅だれソースと一緒にいただくことで、より高い効果をもたらしてくれるはずだ。
では、水分補給はどのように行っていけば良いのだろう。推奨される飲み物をいくつか紹介していきたい。
■麦茶
清涼飲料水のようにミネラルが豊富というわけではないが、カロリーがなく誰にとっても飲みやすい。また、温かい麦茶を飲むことも効果的とされている。暑いからといって冷たいものを飲みすぎてしまい、体を冷やしすぎてしまうのも良くない。そこで、温かくして飲むことで体の冷やしすぎを止めることも重要である。
■清涼飲料水
清涼飲料水は汗をかくことで失われるミネラルを補える飲み物である。ただし、麦茶などと違い、糖分が含まれている。大量の汗をかいた後の補給としては疲労回復に役立ち最適とされるが、涼しい場所での作業下では糖分を含まない飲料のほうが適しているといえる。
■甘酒
エネルギーの源であるブドウ糖の摂取や、アミノ酸やビタミンB群を補える飲み物。甘酒と聞くと、冬に飲むものと認識しがちだが、夏バテ対策にも役立つ飲み物になっている。
さて、いかがだっただろうか。食欲が減るなかでも、冷しゃぶのようなメニューなら、さっぱりとして食べやすいし夏バテ対策にもなる。あとは正しい水分補給を心掛ければ、夏バテの危険性もかなり減らせるはずだ。暑い夏はまだまだ続くので、日ごろからこうした対策を心掛けていきたい。
