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物件探しも、ネット活用! でも過信は禁物…… (第33回)

【タイムリーな情報入手が可能に】

 今やパソコンは、私たちの生活のあらゆるシーンに密着し、仕事でもプライベートでも、身近な便利ツールとして活用されるようになった。
中でもインターネットは、いろいろな情報収集ツールとして重宝されている。
これは、物件探しでも例外ではない。

 不動産屋がインターネットによる情報発信を始めたのは、随分早い頃からだと言われている。
まだ現在程ネットの活用が一般的でなかった頃から、いくつかの不動産屋や不動産ネットワークを管理するサイトが存在していた。
しかし、サイト上に気になる物件情報を見つけて連絡しても、すでに借り手が見つかっているということが珍しくなかった。
そんな状態が、数年前まで続いていた。

 しかし最近は、サイトの管理方法が随分と簡便化され、タイムリーな情報をサイト上で公開する不動産屋も増えてきた。
仕事をしながら物件探しをする人にとっては、ちょっとした時間の合間に物件探しができるインターネットは、実に便利なツールなのだ。


【勝手に送られてくる営業メール】

 さて、ネットを活用して情報発信をする業者が増えてくると、ただサイト上に空き物件情報を掲載しているだけでは見てもらえなくなる。
そこで不動産業者は、メールマガジンで登録者に情報を発信するなどの手段をとるようになった。

 ところがこの方法は、登録者を増やすことが大変だ。
そこで、いろいろな飲食店のサイトからメールアドレスを集め、手当たり次第にメールを送信する業者も増えてきた。

 ある日メールBOXに「物件紹介」などと件名がついたメールが届いていた。
そのメールには、物件の写真などの情報が添付していたり、業者のサイトにアクセスさせる内容となっている。
無断で送られてくるメールのため迷惑メールなのだが、有益な情報として興味をもつ人もいるのだ。


【ワンランク上の期待感の危険】

 大阪で複数の飲食店を経営するAさんは、東京の有名な地で大きな店を構え「大阪の底力を見せたる」のが長年の夢だった。

 ある時、店宛てに来るたくさんの迷惑メールに交じって、物件案内のメールが来るようになった。
その中に「恵比寿ガーデンプレイス一望の好立地」という物件がありAさんは心が躍った。

 添付資料を開くと、物件写真が数点と平面図、賃貸条件が書かれた資料、さらに物件の窓から撮影したという夜景写真があった。

 坪単価は約3万円。高い印象はなかったというが、75坪1フロア一括借り上げのため、賃料は200万円を超えていた。
50坪程度の物件を探していたが「立地がいいから集客が望める」と考え、契約を前提に話を進めることにした。
何より「ネットに掲載される物件なのだから、悪いもののはずがない」と考えていたという。

 ところが、この時点でAさんは物件を写真でしか知らない。業者に連絡すると、他にも問い合わせがあると言われ、思わず契約に積極的な発言をしてしまった。

 1週間後、何とか時間をつくって上京し物件に足を運ぶと、そこには写真とは印象の違う景色が広がっていた。
確かに、恵比寿ガーデンプレイスは見えるが、距離は近くなく、駅からも随分と離れていた。
その場で契約しないことを伝えると、かなりの勢いで責められたそうだ。

 インターネットやパソコンを万能だと信じている人もまだまだ少なくない。
そこまででなくても、ネット上に公開されているだけで”ワンランク上“の評価をする人もいる。
しかし過信は禁物。インターネットやメールは新しいツールではあるが、内容は不動産屋の店頭にある物件情報と何ら変わりはない。

 結局、物件は自分の目で確認するのが一番。今までもこれからも、ずっと変わらない最良の方法ということだ。


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