アスナル金山がリニューアル。交通の要所「金山」の再開発で飲食店出店は有望！？
2018年6月18日
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金山総合駅の建設以来、住みたい街として人気のエリア
金山総合駅は、名古屋市の地図でも鉄道路線図でもほぼ真ん中に位置しています。名鉄名古屋本線、JR中央本線と東海道本線、名古屋市営地下鉄の名城線と名港線が乗り入れ、空港にも出やすく、交通の便が良い場所です。それゆえに1日の鉄道の乗降客数はなんと約44万人で、中部地方で名古屋駅に次いで第2位です。実は金山総合駅ができる前までは、今のようなターミナル駅ではありませんでした。そもそも金山には駅自体がなかったのですが、1944年、名鉄金山駅（のちの金山橋駅）ができ、その後1960年代にJR金山駅と地下鉄金山駅ができました。
名鉄金山駅は300mほど離れた場所にありましたが、1989年（平成元年）、移転してついに「金山総合駅」が誕生。2005年に開港したセントレアにもアクセスしやすく、同年には「アスナル金山」もオープンしました。現在、金山は住みたい街ランキングでも上位に入る人気エリアとなり、デザイナーズマンションなどが多く供給され、単身者や若いファミリーが流入しています。
しかしながら、名駅・栄・大須などの繁華街と比べて人気スポットや話題性に乏しく、名古屋市民が「出かけていく場所」にはなりづらいという点があります。便利な場所にもかかわらずホテルの数は少なく、拠点を置く企業も、居住者に比べるとさほど増加していません。金山総合駅ができてから30年経ちますが、名古屋市民にとって金山はまだまだ新興の街というところでしょう。しかし、これから始まる再々開発で、そんな現状が大きく変わる可能性が出てきました。
交通アクセス抜群の金山を再開発の重点地区に
「金山駅周辺まちづくり構想（2017年3月）」によると、名古屋市は金山を副都心として重点開発する方針が見られます。リニア中央新幹線駅とセントレアを結ぶ線上に位置し、かつ、名古屋の観光スポットである名古屋城・熱田神宮・名古屋港などにも直結。そんな好立地から、観光都市の整備の拠点に位置付けられています。今後、駅南の「金山南ビル」から「アスナル金山」「日本特殊陶業市民会館」とさらにその北に位置する「古沢公園」までを含めた広域を対象に、人が集まる広場や緑地などを十分に確保した一体的なまちづくりを進める計画となっています。プランでは、「出かけて楽しむ街」「回遊して過ごす街」として、学生や若い女性、外国人観光客が訪れる金山のイメージを具体的に描き出しています。将来は、岐阜や豊橋方面から名古屋を訪れる人が「金山で映画を見て、イベントに参加して、買い物をして帰る」そんな場所になる日が来るかもしれません。
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サラリーマン向けが多かった金山の飲食店事情にも変化が
現在も在住・在勤人口が増加中で、かつこれからさらに発展していきそうな金山は、飲食店出店を考えるには有望なエリアといえます。金山には三福（うなぎ、昭和30年創業）、一凰（名古屋コーチン、昭和28年創業）という2つの老舗飲食店がありますが、それ以外ではサラリーマン需要に応える居酒屋やチェーンの定食店などが多く出店しています。「アスナル金山」のテナントを除くと、お洒落な店や最新の店が少ない印象もありますが、そんな今こそ、出店を検討している人にとってはチャンスがありそうです。「金山駅周辺まちづくり構想」の開発マップなどを参考にしながら、「今の金山にはなく、これから求められるお店」で未来の金山のまちづくりに貢献するプランを練ってみてはいかがでしょうか。
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