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売り上げアップにつながる!飲食店の認知度をあげる「視認性」のチェックポイント

2022年4月20日

画像素材:PIXTA
どのくらい人の目につきやすいかという「視認性」は、飲食店の集客のために欠かせません。視認性が高い店は、認知度も高くなり、売り上げアップにつながるのです。そこで今回は、店舗物件選びの際に知っておきたい視認性の重要性とチェックポイントについて解説します。

視認性の高い店舗は、何もしなくても広告効果が高い

飲食店は「どこでどんな料理を提供しているのか」を知ってもらうことが集客の第一歩。開業時は多くの人に認知してもらうため、チラシを配布したりグルメサイトやSNSで情報発信したりします。しかし人目につきやすい店舗なら、広告宣伝の手間とコストを大幅に減らすことができます。

視認性が高い店舗とは、例えば「人通りの多い場所にある」「路面店である」「表通りに面している」などの条件を満たす好立地で、当然賃料も高めになります。しかし、店を知ってもらうための広告費が少なくてすむというコストメリットがあるのです。

視認性を重視すべき飲食店の業態とは?

視認性の重要度は、店の業態やコンセプトによっても違います。視認性を重視すべき業態は、たとえば次のような業態です。

■幅広く集客したい日常づかいの飲食店

ターゲットが幅広く、単価は抑えめながら頻繁に利用してもらいたい普段使いの店は、見つけやすいことが重要です。例としてファミリーやシニア向けの食堂、サラリーマン向けの居酒屋などが挙げられます。

■多くの人に周知したい特色ある専門店

一品で勝負する専門店は、遠方からもファンを集める必要があります。こだわりのラーメン、目新しいスイーツなどの専門店は視認性のよい立地が望まれます。

店舗物件の視認性のチェックポイントは?

人通りの多い路面店であれば視認性は高いといえますが、店舗が密集している繁華街では人の視界に入る店舗が多すぎて視認性が落ちます。「見つけやすさ」に特化してもう少し細かく見ていくと、次のような特徴がある物件は「視認性が高い」といえるでしょう。

■電車のホーム、バス亭や交差点から見える店舗

交差点など、人が立ち止まる場所からよく見える店舗は有利です。

■遠くから見つけやすいロードサイド店

走行する車から視界が開けて遠くまで見える場所であれば視認性が高いといえます。ロードサイドの店舗を検討するときは、遠くからも店舗や駐車場の入口が見えやすいかをチェックしましょう。

■間口が広い/天井が高い店舗

建物の間口が広い店、天井が高い店はファサード(建物外観)の面積が広く、視認性が高まります。

■繁盛店の近くの店舗

人気の飲食店、あるいはホームセンターなど飲食店以外の繁盛店の近隣もおすすめです。ターゲット層が近ければ効果が高く、うまくいけばエリアの集客力を高めます。
画像素材:PIXTA

物件の視認性不足を補う方法と、「隠れ家」が適した業態は?

視認性が高い物件は確かに魅力的ですが、その分、家賃は高くなりがち。視認性の低い立地で開業しなくてはならない事情がある方もいるでしょう。実は、視認性に欠ける立地にありながら繁盛している店も多数あります。以下のような手法を参考にしてみましょう。

■動線を意識しつつ、看板やノボリで視認性を高める

店の入口の視認性が悪いとき、人が流れやすい位置に看板やノボリを設置する手段があります。路上などへの設置では自治体のルールを確認してください。

■ほかの店舗と差別化できるビジュアルにする

店舗が多い繁華街のなかでは視認性を高めるよう、ほかの店舗とは違う色使いや店舗デザイン、目を引くアイコンなどを工夫します。夜のライティングも重要です。必ずしも派手にすればいいというわけではなく、周辺の店舗と違う質感や演出が有効なこともあります。専門家に相談するのもいいでしょう。

■口コミやSNSで広がるよう仕掛ける

目立たない場所にありながらSNSでうまく集客している店舗が増えています。SNSによる発信、チラシ、Web広告などを効果的に活用しましょう。

■店舗のコストが低い分、質の高い食の提供につとめる

自宅を改装して飲食店を開業するような場合には視認性が高いとはいえない場合がほとんどです。そんなときは賃料のコストが低い分、提供する料理の原価率を上げて差別化することが可能です。満足度の高い料理を提供すれば自らSNSで発信しなくても、顧客が店を広めてくれます。

■視認性が低い場所に適した業態を選ぶ

視認性の低さを逆手にとり「隠れ家」の魅力を強調する方法もあります。隠れ家といえばバーやカフェといった業態が代表的ですが、カレーやラーメンのような日常的な飲食でも展開が可能です。

以上、ご紹介してきたように、飲食店の物件選びでは視認性がとても重要です。一方業態やコンセプトによっては視認性が低い店舗も有効活用できます。大事なことは、優先順位を明確にした物件選びといえるでしょう。

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