店舗物件探しトップ
物件タイムズ
サブリース物件ってどんなもの？飲食店オーナーが借りる際のメリット・デメリット

サブリース物件ってどんなもの？飲食店オーナーが借りる際のメリット・デメリット

2023年3月23日

画像素材：PIXTA

飲食店の物件を探していると、見かける「サブリース物件」。一般的な賃貸借契約と何が違うのか、気になったのではないでしょうか。サブリース物件の性質や、借りる際のメリットや注意点を紹介します。

サブリースとは「転貸」のこと

サブリース会社（主に不動産会社）が、賃貸物件を所有するオーナーから借り上げて、その物件を借りたい人に転貸する、つまり又貸しする契約をサブリースと言います。物件オーナーにとって、空き室はリスク。そのため、満室家賃の8割～9割程度の家賃保証が得られるサブリース契約（転貸借契約）をするケースが増えています。

サブリース物件の募集は、物件オーナーではなく、サブリース会社が出しているころがほとんどです。サブリース物件を借りる場合、借主は物件オーナーと直接契約を結ぶのではなく、物件を借上げているサブリース会社と契約を結びます。

サブリース物件で開業をするメリット

サブリース物件を選ぶと、次のようなメリットが得られると考えられます。

■審査通過が難しい物件にも入居できる可能性がある

サブリース契約は家賃保証によって成り立っています。そのため、借主の与信では審査で落ちてしまう物件でも、入居できることがあります。ある程度のリスクを許容する積極的な経営をしているサブリース会社であるほど、入居しやすくなります。

■初期投資の負担を軽減できる

賃貸借契約では、保証金を入居時に物件オーナーに預け入れます。一括で支払うため、開業資金の負担は大きくなります。サブリース契約の場合、サブリース会社が物件オーナーに一括で支払ってくれ、返済方法はサブリース会社と入居者とで交渉が可能。例えば、保証金100万円の保証金のうち40万円を入居時に支払い、残りの60万円を月々3万円で分割して支払うといったことができます。

■物件オーナーとの間に入ってくれる

サブリース契約の場合、入居者の選定はサブリース会社である不動産会社が行います。物件オーナーの意に反した入居者になる可能性もあり、サブリース会社は入居者が抱える問題解決に積極的に関わってくれます。飲食店が入居した場合、煙やにおい、ゴミ出し、騒音などが原因で近隣とトラブルになることがあります。物件オーナーと入居者とでやりとりする場合、険悪な仲になってしまうことがありますが、サブリース会社はトラブル解決に一緒に努めてくれます。

画像素材：PIXTA

サブリース物件を選ぶ際の注意点

サブリース契約は賃貸借契約とは性質が異なるため、知っておきたい注意点があります。まずサブリース契約では保証金の初期負担を減らせる一方で、月々の固定費は多少高くなります。入居時のメリットだけに目を向けず、事業を無理なく継続できるかどうかという視点でサブリース契約を考えてみる必要があるでしょう。そしてサブリース物件として募集が出ている物件のなかには、物件オーナーに承諾を得ずにサブリース会社が募集を進めてしまっているケースもあるようです。「話が進んだのに、契約が出来なかった」「入居したのに退去させられた」などのトラブルに巻き込まれないように、サブリース会社の評判や信頼性も調べてみましょう。またなんらかの理由で、物件オーナーとサブリース会社との間の契約が終了し、入居者が不利益を被る可能性はゼロではありません。サブリース物件を選ぶ場合は、物件オーナーとサブリース会社間の契約内容も確認してください。

サブリース会社が倒産する可能性もあります。サブリース会社の倒産により契約解除になった場合、サブリース会社と入居者とで結んだ契約は、物件オーナーに引き継がれるのが一般的ですが、もしもの場合に備え、倒産に関わる契約内容も確認してください。最後に、賃貸借契約同様、退去後の物件の原状回復費用や修繕費用の負担を誰が行うのかを契約前に確認してください。原状回復費用や、大きな修繕費用は物件オーナーの負担になっている場合が多いようです。サブリース契約には、家賃保証ができるという物件オーナーにとって大きなメリットがあります。そのため、物件探しをする中で、多く出合う契約方法なので、ぜひ特性を理解しておいてください。

＜飲食店.COM＞店舗物件を探す
＜飲食店.COM＞譲渡情報を探す

飲食店ドットコムでは、飲食店舗物件件を公開中です!!

首都圏の新着物件を見る

最新の譲渡物件を見る