11月29日は「いい肉の日」。“肉好き女子”の心を掴む飲食店の集客アイデア３選
本日11月29日は「いい肉の日」。ここ数年“肉フェス”や“肉バル”など、肉に特化したイベント・店舗が人気を博し、空前の肉ブームと言われている。興味深いのは、脂肪分が少なく豊富な栄養素を含む赤身熟成肉やジビエなど、健康や美容の側面からも肉が注目され、女性やシニア層にもこのブームが広がっている点だ。特に、肉好きを公言する女性は急増中で、“ひとり焼肉”など女性を意識したサービスが充実している焼肉店も増え始めているようだ。そこで今回は、“肉好き女子”の心を掴むメニューやサービスについて考えてみたい。
沖縄で話題の肉バルがついに全国展開！バルコラボFC情報はこちら【飲食FC比較】
肉女子に人気の高い『代官山焼肉KINTAN』Photo by Tatsuo Yamashita「代官山焼肉 kintan 焼肉ランチ」
料理のビジュアルを重視し、SNS拡散を狙う
人の集まる機会が増えるこれからの時期、需要が増えるのは鍋料理ではないだろうか。実は鍋にも肉ブームはじわじわと浸透している。薄切り肉をタワーのように盛った「肉鍋」はメディアでも取り上げられ話題を呼んだが、今シーズンはさまざまな店で新しい「肉鍋」が誕生しているようだ。
『九州黒太鼓 池袋店』では今年のトレンド鍋として、約2kgの骨付き塊肉のグリルを大胆に乗せた「塊肉のステーキ鍋」を提供。野菜の上に豪快に乗った塊肉はインパクト大だ。鍋料理はビジュアルに訴えかける要素が多いので、インスタグラムやツイッターの絶好の素材。鍋料理を提供している店舗は、ぜひ「肉鍋」を検討してみてはいかがだろうか。
一方、インパクトではなく盛り付けの美しさで勝負できる肉料理もある。ジビエや熟成肉に次いで注目されたシャルキュトリーは、400種類以上ものバリエーションをもつ、肉の加工品。代表的なものにはパテやテリーヌ、ハム、ソーセージ、リエットなどがある。肉料理に特化した店舗でなくとも、前菜や小皿料理として気軽に取り入れられそうだ。細やかな盛り付けで女性客の心を掴むのも一案ではないだろうか。
肉女子はここ数年で急激に増加！
焼肉に意外と合う！ 今年大流行したあのスイーツで満足度アップ
肉好き女子でなくとも、突発的に焼肉が食べたくなることがある人は多いのではないだろうか。週末家族で、あるいはカップルで……というのが、これまでの王道の焼肉スタイルだったが、最近では、すべてカウンター席の焼肉店など、“おひとりさま”対応の店も増え始め、女性一人でも気軽に焼肉が楽しめるようになってきた。そんななか密かに人気が広がっているのが食後のカキ氷。焼肉の脂っこさを忘れさせてくれるさっぱりとした味わいが人気で、現在、焼肉店のデザートにカキ氷を提供する店舗が急増中なのだとか。カキ氷もまた、スイーツトレンドとしてここ数年注目されているので、女性客の集客に一役買ってくれそうなメニューではないだろうか。
メニューの工夫、3つのポイント
■かゆいところに手が届く、おひとりさま仕様のメニュー案
肉料理の特徴のひとつとして、豊富な調理法やバラエティー豊かな肉の種類が挙げられる。特に最近のジビエブームで肉の種類もさらに増え、肉料理の可能性はその奥行きを広げている。
肉好きともなればさまざまなメニューを試してみたいもの。しかし、当然限界はある。例えば一人焼肉の場合、さまざまな部位を少しずつ食べてみたい……という女性客は多い。そんなとき、食べ比べセットや、量が少なめのハーフサイズなどがあると、“おひとりさま”の満足度を高めることができるのではないだろうか。
■肉料理メインだからこそ、野菜にも手を抜かない
焼肉店以外でも、肉料理をメインに据える店舗では、サラダなどのサイドメニューに美容や健康を意識したスーパーフード、トレンド野菜を取り入れると女性客から支持を得られそうだ。
■ドリンクメニューにもひと工夫
例えば焼肉の場合、ビールがセットのように感じてしまうが、女性の中には強いアルコールが苦手な方やソフトドリンクが良いという方もいるので、店のメニューと相性の良いノンアルコールカクテルを考案するなど、メニューが単調にならないようにドリンクにも気を配りたい。
肉料理というと少し前までは“ボリュームが売り”というイメージが強かったように感じる。しかし昨今、これまで口にすることがなかったような種類の肉や調理法が注目され、肉料理の楽しみ方も少しずつ変化しているようだ。今回は女性客を意識したサービスをご紹介したが、たとえばシニア層にアピールできるようなサービスもあるはずだ。店舗の特性に合わせたサービスをぜひ検討してみてはいかがだろうか。
