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2017-05-24 10:08:01.0

転職回数が多いと不利って本当!? 飲食業界の転職実態に迫る!

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「違う業態のお店で経験を積みたい」「給料や勤務体制に不満がある」など、飲食業界で転職を決意する理由は人それぞれ。いざ転職活動を始めようと思った時、ライバルたちはどのような転職活動をしているのか、気になることはありませんか。

何件くらい応募したらいいのか、志望動機はどのように伝えればいいのか、実際に転職を始める際には不安に思うことがたくさんあります。そこで今回は、飲食業界で転職する人たちの転職理由や応募数など、気になる転職活動の実態をチェックしてみましょう。

転職理由は年代によって変わる!? みんなの転職理由

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■20代の転職理由はスキルアップが最も多い!

飲食店.COMの アンケートによると、正社員の平均勤続期間は「5年以上」が最も多いものの、「3年」以下の合計割合が60%近くにものぼっており、決して1店舗で長く勤める人が多いとは言えません。

転職を決意した人たちの転職理由をみてみると、20代では「技術力向上」が最も多く、ついで「年収アップ」「独立に必要な技術の習得」という結果に。20代では、何よりもまず技術を身につけることを最優先に考えているようです。

■30〜40代は給料や将来性を考えて転職をする

30代・40代は「年収アップ」を目的に転職活動をする人が最も多く、特に40代で目立ったのが「現在の会社への不安」という転職理由。40代ともなると店長・SVなどの管理職についているケースも多く、自らの将来を考えるにあたり、会社の方針や成長性といった長期的視野で考えたときに不安を抱くのかもしれません。

年代が上がれば上がるほど、「年収アップ」を転職理由に挙げる人が増えることからも分かる通り、技術や経験を積んだ人ほど将来のことを考え、それなりの待遇を求めていることが伺えます。

内定するまでの応募数は3店舗が平均

■20代の3人に1人が応募数1店舗!

次に、転職が決まるまでに応募した店舗数をみていきます。求人@飲食店.COMの アンケートによると、1回の転職活動中に応募した店舗数は、20代の約3人に1人が「1店舗」と回答。また「2店舗」「3店舗」と回答した人も合わせると8割以上になることから、若手は転職活動も比較的しやすく、採用までの応募数も3店舗以内というのが相場のよう。いわば決め打ちで転職が成功しやすいと言えるでしょう。

■年齢が上がると、いかにキャリアや経験をアピールできるかがカギに

一方で、30代になると、内定までの応募店舗数は「3店舗」が最も多く全体の約37%。1~2店舗で採用が決定する人が半数を切っており、転職も簡単ではない様子が伺えます。さらに40代となると、内定までに「5店舗」以上応募した人が約28%と、ますます転職までの道のりが長くなっています。

30代、40代の転職は、いかに将来を考えているかが大切。自分自身のキャリアプランをしっかりと描き、「どうしてそのお店に入りたいのか」「そのお店で自分の力がどのように発揮・貢献できるのか」をきちんと採用担当者に伝えることが大切になるでしょう。

30代・40代なら転職回数が2回以上でも大丈夫!

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飲食業界に限らず、どの業界でも転職回数の多さが採用担当者にマイナスイメージを抱かせるというのはよく聞く話。とはいえ、飲食業界でさまざまな経験を積もうと、転職を2回、3回と繰り返す人もいるのではないでしょうか? そこで、実際に求職者たちが今までどのくらい転職しているのかを見てみましょう。

応募後のやり取りや面接前に意識的に行っていることを問う求職者へのアンケートによると、20代でははじめて転職活動をする人が最も多く、全体の約35%。転職回数が2回、3回と回答した人はそれぞれ約25%、約15%となっていました。また、30代、40代と年代が上がるにつれて転職回数は当然ながら増加傾向に。30代では転職回数が3回の人が最も多く約25%、3~5回の人が全体の過半数を占めています。40代になると5回、6回以上と答えた人の合計が全体の6割にのぼりました。

この数字から見えてくるのは、飲食業界において転職は当たり前という実態。むしろ1店舗で長く経験を積むよりも、さまざまな経験や知識を得るために転職を繰り返し、レベルアップを図る人が多いと言えるでしょう。

面接前にやっておきたいことは?

それでは実際に転職活動をする際に、どんな準備をしておくといいのでしょうか? 店側に「この人が欲しい」と思わせるためには、ライバルたちと同じかそれ以上の努力をしないといけないのは当然のこと。本当に「ここで働きたい」と思えるか、自分の力がどんな風に発揮できるのかを見極めるためにもできれば実際にお店に食べに行くなどして、お店の雰囲気を知っておくといいでしょう。

応募後のやり取りや面接前に意識的に行っていることを問う求職者への アンケートでは、3人に1人が「実際にお店に食べに行く」と回答。特に正社員志望の人は約36%の人がお店に食べに行ったと回答しました。料理やサービスの質、お店の雰囲気などをチェックし、面接時に提案や感想を伝えることができれば、採用担当者にも良い印象を与えられます。

転職活動の中身は人それぞれではありますが、共通して言えるのは、転職理由や自分のアピールポイントを面接前にきちんと考えることが大切という点です。同じポストに複数の求職者がいたとしたら、採用担当者は、より自分のお店を考え、貢献してくれそうな人を選びたいもの。だからこそ、面接前にできる限りの努力をして、転職を成功させましょう。

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