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ゲストの胃袋を掴む夏の集客メニュー5選。肉はバリエ豊富に、酒は泡でアプローチ

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Photo by iStock.com/Rawpixel

四季折々の表情が楽しめる日本。飲食店でも季節に合わせた料理のプレゼンテーションがゲストの心を掴む鍵となる。その四季の中でも、最も体に負担がかかるのが夏だ。夏は本能的に食べたいものが一番変わる季節だといえる。

では、外食でリフレッシュしたいと願うゲストの五感に響く“夏ならでは”の料理・ドリンクとは一体どんなものだろう。ここでは「清涼感」「季節感」「夏バテ対策」の3つの軸から、ゲストに喜ばれるアイデアを紹介していく。

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定番の飲み放題は、“泡”を取り入れて差別化

「夏と言えばビール」という人も多いが、ビールで他店と差別化を図るのはなかなか難しい。それであれば、女性に圧倒的な人気を誇る「スパークリングワイン」を、飲み放題メニューに加えるのはいかがだろうか。

現在はシャンパンのみならずフランスのスパークリングワインが数多く手に入るようになった。またスペインの「カヴァ」、イタリアの「プロセッコ」をはじめ、オーストラリアやチリからも安くて美味しい“泡”が手に入るようになった。大きめのワインクーラーにボトルを何本か入れ、キンキンに冷やしたものを目立つところに置いておけば、それだけでも来店動機につながるはず。

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プレミアムなトマトジュースを使って、夏ならではの美味しさを追求

夏の野菜と言えばトマトを思い浮かべる方も多いが、トマトには夏バテ防止効果がある。食前にトマトを摂ると、神経を鎮め、食欲を上げてくれるという優れものなのだ。そんなトマトの効果をギュッと詰め込んだトマトジュースを使って、夏ならではの食欲増進メニューを提供してみてはいかがだろうか。

料理に使うなら冷製スープのガスパチョなど、ドリンクに使うならブラッディ・メアリーやレッド・アイなどのカクテルを用意し、食事のスターターとしておすすめするのもいい。ポイントは、普段手に入らないようなプレミアムなトマトジュースを使い、それをアピールすること。北海道産の「オオカミの桃」や「サッポロミュアー」などは、飲んだ瞬間に細胞が目覚めるような美味しさを味わえる。

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南米・アフリカなどのエッセンスを取り込んだ「プチ・エスニック」な料理

暑いときにはスパイシーなものが食べたくなる。そんなゲストの欲求を満たしてくれるのが南米やアフリカをはじめとした暑い国の料理だ。これらの国の料理には多くのスパイスが使われており、発汗を起こして体温を下げる効果が得られる。またハーブがふんだんに使われているため、さわやかな味わいが楽しめると同時に、免疫力を高めてくれる効果も期待できる。

そんなエスニック料理のエッセンスを、メニューに取り入れてみてはいかがだろう。例えば「鶏肉」というお馴染みの食材でも、ジャマイカ風ジャークチキン、インド風タンドリーチキン、ニューオリンズ風ケイジャンチキン、メキシコ風チキンファヒータなど多くのアレンジが可能だ。使われるスパイスやハーブの多くはスーパーでも手に入るので、手軽に新メニューにトライできるのもうれしい。

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夏バテ防止をうたった肉料理フェア

夏本番になると、体に疲れがたまり元気が出ないというゲストも多い。そんなゲストにおすすめしたいのが、パワーを授けてくれる肉料理。

疲労回復には十分なタンパク質の摂取が必要だが、なかでもおすすめなのが豚肉だ。血液中の糖分をエネルギーに変えてくれる、ビタミンB1が豊富に含まれているからだ。また肉といえば牛肉だが、牛肉も豊富にタンパク質が含まれており、加えてビタミンやミネラルも豊富。スタミナを蓄えるにはもってこいの食材だ。さらに鶏肉やラム肉も栄養価が高く消化にも良いことから、ヘルシーに栄養補給できる食材として女性におすすめできるだろう。血も滴るようなレア気味の牛ステーキや、豚肉のチョリソー・ソーセージ、スパイシーな子羊のハンバーグなど、元気の出る肉料理をお店のカラーに合わせて準備したいものだ。

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食後も涼しく過ごしたい、冷製デザートワゴン

夏の食事の締めに、ケーキや焼き菓子はちょっと重い。そう感じるゲストも少なくないはずだ。そんなゲストのニーズにぴったりなのが、冷製のデザートワゴン。大きめの銀盆やトレイに氷を敷き詰め、おしゃれな器に並べたアイスやソルベをテーブルに届ける。たくさんのデザートの中から選ぶ楽しさを味わっていただくのがポイントだ。

アイスやソルベのほかにも、パルフェ(凍らせたムースのようなお菓子)やジュレを加えてバリエーション豊かに、また見た目もフレッシュフルーツやミント、ヨーグルトなどを用いれば涼し気な雰囲気をより演出できる。

さて今回は、集客効果が得られる夏メニューをいくつかご紹介した。食欲が落ちるといわれる夏場こそ、飲食店の真骨頂が問われる季節。うまくゲストの気分を読み、喜んでいただけるメニューを用意したいものだ。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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