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2017-06-14 15:41:26.0

飲食店で働くなら要チェック! 読んでみたい新時代のグルメ漫画10選

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いま漫画界ではグルメをテーマとした作品がたくさん登場しています。それは時に「飯テロ漫画」ともカテゴライズされ、ファンタジーものから、料理人が活躍するもの、一つの食材・料理を追求するものまで、さまざまな切り口で食を扱っています。飲食業界で働く人にとって役に立つ知識が満載なものもたくさん!
今回は、ちょっとした休憩時間に読めて、日頃の仕事にも生かせる、おすすめのグルメ漫画を紹介します。

さまざまな視点から食を追求する2冊

■歴史グルメ漫画といえばこれ! 『信長のシェフ』(芳文社)原作:西村ミツル 作画:梶川卓郎

映画化もされ、話題を呼んだ歴史グルメ漫画『信長のシェフ』は、ひょんなことから戦国時代へとタイムスリップしてしまった料理人・ケンが主人公のストーリー。
現代ではおなじみの食材も、戦国時代となればまだまだ日本にないものもたくさん。そんな状況で、ケンは信長をも唸らせる料理を次々と作り出します。新たな調理方法を模索する人にとっても大いに参考になる漫画です。歴史好きもそうでない人もぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

■食のファンタジー漫画 『ダンジョン飯』(KADOKAWA/エンターブレイン)著:九井 諒子

一風変わったグルメ漫画といえば、ダンジョンと呼ばれるある村の地下に広がる空間で、ドラゴンをはじめとする魔物を食料にしていく冒険家たちの物語『ダンジョン飯』です。 現実世界でダンジョン飯を食べることは叶いませんが、食を楽しむ、食を追求する姿勢は、現実世界にも通じるものがあるかもしれません。

メニュー開発をする時に読みたい3冊

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■多彩な丼メニューが登場! 『どんぶり委員長』(双葉社)著:市川 ヒロシ

親子丼や麻婆丼など、どんぶりメニューを提供する飲食店で働いているなら、ぜひチェックしてほしいのが『どんぶり委員長』です。 舞台は学校。真面目な委員長が調理実習で同級生・吉田の作る親子丼に魅せられて、丼の世界にはまっていく単純なストーリーですが、登場するどんぶりは、作り方にどれもちょっとした工夫が施され、美味しさが格段にアップしているもの。レシピも掲載されているので、メニュー開発の参考にもなります。

■いろんな燻製、試してみない? 『いぶり暮らし』(徳間書店)著:大島千春

燻製ベーコンや燻製卵など、燻製メニューをウリにしている飲食店も出てきている今、燻製の奥深さにハマる人も増えています。そんななか、静かながらもアツい燻製ブームに一役買っているのが、同棲するカップルが燻製を楽しむ様子が描かれている『いぶり暮らし』です。 ベーコンやソーセージなどの定番素材だけでなく、餃子やマシュマロ、チョコなど意外な素材も燻され、食されるその様子は、読んでいるだけでも食欲を刺激します。新たな目玉メニューとして燻製を考えているなら、要チェックです。

■季節感あるスープを追求! 『オリオリスープ』(講談社)著:綿貫 芳子

コースメニューの脇役とも言えるスープは、四季を通じて定番のものを提供していると言う店舗も多いかもしれません。確かにあまり重要視されることが少ないスープですが、メニューに手軽に季節感を取り入れたいときに役立つ存在。『オリオリスープ』は本の装丁家として働く主人公が、美味しい季節のスープを作るストーリー。メニューに旬を取り入れるにはどうしたらいいのか…と考えている方におすすめです。

食の奥深い世界を知れる2冊

■コーヒーのことを深く知りたいなら 『珈琲どりーむ』(芳文社)原作:花形 怜 作画:ひらまつ おさむ

使う豆、煎り方、そしてドリップの仕方などちょっとしたことでも味が変わるコーヒーは、客側もこだわりが強い人が多い飲み物の一つです。
こだわりのコーヒーを追求したい、コーヒーをウリにしたいと考えているなら、コーヒーについての知識を深められる『珈琲ドリーム』を読んでみてはいかがでしょうか。UCC上島珈琲の推薦コミックにもなっている同作品は、老舗茶店の跡取り息子として生まれながら、珈琲店を開くという夢に向かって努力していくストーリー。珈琲の世界をより深く知るきっかけになるかもしれません。

■ハンバーガーの奥深い世界が知れる 『本日のバーガー』(芳文社)原作:花形 怜 作画:才谷ウメタロウ

フォトジェニックであることから、InstagramなどのSNSでも注目を集めやすいハンバーガー。ただバンズに具を挟むだけと考えている人は、考えを改めた方がいいかもしれません。大手商社で活躍していた主人公が、ハンバーガー店を開き、美味しいハンバーガーを追求する『本日のバーガー』は、ハンバーガーの歴史からハンバーガーが深く愛されてきた背景まで深く知れる漫画です。 マンネリ化したレシピを見直したいという方も、新メニュー開発に役立つヒントがたくさんです。

客の心理を知りたい時の3冊

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■女性の心理がわかる 『いつかティファニーで朝食を』(新潮社)著:マキ ヒロチ

女性をターゲットにしたカフェなどの飲食店を経営するなら、フードメニュー以外にも店の雰囲気、客の過ごし方などをしっかりと考えた店作りが大切です。 実際に東京で働くお年頃女性たちが、朝食を大切に食べることで人生を見つめ直し、立て直すきっかけになる姿を描く『いつかティファニーで朝食を』は、女性のライフスタイルをリサーチする点でも有効です。
飲食店経営においては、客の立場に立つことが何よりも大切。特に女性客の心理を知りたい、と考える人は読んでおいて損はないでしょう。

■全国各地のグルメがチェックできる 『おとりよせ王子』(徳間書店)著:高瀬 志帆

昨今飲食店では人気メニューを通信販売するところが増えています。自分の店舗でも通信販売を検討しているなら、全国のお取り寄せグルメを知ることは商品開発の面でもとても大切です。
『おとりよせ王子』は、主人公の飯田くんが、ノー残業デーの水曜日にとっておきのお取り寄せグルメを楽しむストーリーの漫画です。どんなお取り寄せグルメが愛されているのか、どんなパッケージがいいのか、そして実際にどのように食べられているのかというポイントが、消費者目線から描かれています。

■バー勤務・経営者なら必読! 『バーテンダー』(集英社)原作:城アラキ 作画:長友健篩

2004年から2011年までスーパージャンプで連載されていた『バーテンダー』はお酒の知識がつくだけでなく、客がバーに何を求めているのか、その姿を改めて考えさせられる漫画です。登場するお酒は数多く、各ストーリーがカクテルやお酒をテーマとしていることから、1話ごとに気軽に読み進められます。他にも、ワインの世界を深く知れる『神の雫』もおすすめ。

いかがでしたか。食を取り扱った漫画は、今回ご紹介しきれないくらいたくさんあります。飲食店で働くなら、「食を楽しんでもらうには?」「店で提供するメニューやサービスの質をさらに高めるためには?」という視点から、選ぶ漫画もチョイスしてみたいところです。
ぜひ今回ご紹介した作品を通じて、食の世界の面白さを知り、知識を深めてみてください。

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