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2017-10-17 15:35:52.0

飲食店のスタッフ教育・評価のポイント! スタッフ教育が売上に及ぼす影響とは?

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飲食店の店長にはさまざまな仕事がありますが、中でもスタッフ教育はとても大切です。店長の仕事のなかで最も重要な仕事といっても過言ではありません。今回は、飲食店の店長がスタッフ教育で意識すべきこと、やるべきことについて紹介します。

そもそもスタッフ教育はなぜ必要か?

スタッフ教育はなぜ必要なのでしょうか? 店長1人で店舗運営をこなす小さな店舗を除けば、店長以外のスタッフが調理や接客などを担当する機会が多いもの。スタッフもある程度のレベルで調理や接客をこなす必要があります。この調理レベルやサービス力の強化が顧客満足、そして売上UPにつながります。

スタッフ教育は新人スタッフに対してはもちろん、既存スタッフにも必要となります。新しい仕事やよりレベルの高い仕事を通じて、やりがいや面白さに気付いてもらうことで、従業員満足につながり定着率がUPします。定着率がUPすることで、調理レベルやサービス力が上がるとともに、採用コストや教育コストを抑えることができ利益を増やすことができます。
スタッフ教育は店舗の利益を増やすために、とても重要な要素なのです。

スタッフ教育で飲食店の店長が意識すべきこと、やるべきこと

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初日の受け入れが肝となる

スタッフ教育において重要なポイントがいくつかあります。まず、新人スタッフの場合は、受け入れ態勢を準備しておくことが大切です。制服や名札などの備品を準備しておくことはもちろん、いつからどのような新人スタッフが働くか、どの仕事を誰が教えるのかということを決めておきます。予め新人の受け入れ体制について既存スタッフと共有しておくことで、当日もスムーズに業務を進めることができるとともに、新人スタッフにも歓迎されているという気持ちが伝わります。

また、新人アルバイトに対してはできれば初日にオリエンテーションの時間を作り、お店の理念やビジョン・歴史などを伝えましょう。これがあるのとないのとでは、スタッフにとっての働く意義が大きく変わってきます。

正しい褒め方、叱り方でモチベーションを上げる

新人スタッフ教育・既存スタッフ教育の両方に共通することですが、褒めることと注意することの両方を行うことを意識しましょう。新しい仕事を覚えているのですから、すぐにできないのは当たり前です。それでもできているところや成長しているところを褒めることで、自信につながります。そのうえでより向上するためには何が必要か、基準と理由を示して注意するとよいでしょう。

トレーナーを作る

教育の場面が増えてくると、店長だけでは教育が間に合わないという問題が出てきます。その場合は店長以外の教える人(以下、トレーナーとします)を育てるとよいでしょう。教育をトレーナーが担当することで店長が他の業務に取り組めるというメリットもありますが、トレーナー自身の業務知識を深めることや、モチベーションの向上にもつながります。

ステップアップの機会を与える

既存スタッフに新しい仕事を教える場合、その業務は仕事の幅を広げるものなのか、仕事を深堀りするものなのかを意識するとよいでしょう。調理も接客も覚えたいといった仕事の幅を広げることに興味があるスタッフもいれば、調理関連の仕事をより深く理解したいということで仕込みや発注、前述のトレーナーなどの業務を希望するスタッフもいるかと思います。もちろん店舗の事情もありますが、本人の希望や適性も考慮して業務を分担するとよいでしょう。

スタッフ評価のポイント

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スタッフ教育と同様に重要なのが、スタッフの評価です。新人スタッフであれば入社後1週間~1か月といった期間で、できているところやできていないところ、これから覚えてほしいことなどのフィードバックが必要です。既存スタッフに関しても、3か月~6か月ごとに定期的な面談を行い、困っていることや悩みをヒアリングするとともに、理念やビジョンの確認をしましょう。

この時に、評価基準シートといったチェックリストを活用して、できていること・できていないことを可視化して、共有するとよいでしょう。また、このチェックリストは時給査定にも活用することができます。この項目のチェックが埋まったら時給〇円UPというような明確な基準を作ることができるからです。スタッフの代表的な不満の一つに、評価基準がわからないというのがあります。明確な評価基準を可視化することでこういった不満を予防することにもつながるでしょう。

いかがでしたか。今回は飲食店のスタッフ教育について解説しました。今回紹介したポイントだけでもかなりのボリュームに感じるかもしれませんが、スタッフを育てることで店舗の売上や利益は確実に変わっていきます。現在スタッフ教育についてお悩みの店長は、今回紹介したポイントを何かひとつでも取り入れてみると何かよい変化が現れるかもしれません。これから店長に就任する方は、予めスタッフ教育の大切さとその方法を知っておくと、売上や利益に貢献できる店長となるでしょう。

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