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飲食店経営者150名に聞く「SNS集客術」。フォロワーを増やし、来店を促す効果的な施策は?

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Photo by iStock.com/beer5020

今や当たり前になりつつあるSNSを活用した集客や販売促進。しかし、気軽に店の宣伝が始められる一方で「集客に結びつかない」「フォロワーが増えない」といった壁に直面し、運用を辞めてしまうケースもある。そこで、今回の「飲食店リサーチ」ではSNSの中でも人気が高い「Twitter」「Facebook」「LINE」「Instagram」の4つのSNSについて、運用状況や工夫している点を調査。効果的なSNS活用法について探っていく。

■調査概要
調査対象:飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)
回答数:150名
調査期間: 2017年8月28日~2017年9月3日
調査方法:インターネット調査
アンケート結果はこちら

Instagramの需要が高まるも、依然としてFacebook人気が高い

まず尋ねたのは、お店で運用しているSNSの種類について(複数回答可)。最も利用数が多かったのは「Facebookページ(71.3%)」。次いで「Instagram(36.7%)」、「Twitter(33.3%)」、「LINE@(20.0%)」と続く。また、「SNSは運用していない(22.7%)」という回答も見られた。

“インスタ映え”が社会現象となり、若者を中心に人気を集めるInstagramだが、販促活動への活用はFacebookに比べるとまだまだといったところ。幅広い年齢層にアプローチできるFacebookの訴求力に期待している店舗が多いようだ。

Facebookの利用者が圧倒的に目立った

集客効果でもFacebookが一歩リード

SNSの運用で気になる所といえば、そのメリットだろう。そこで続いては、実際に集客や販促面で効果を得られたと感じるSNS(複数回答可)を挙げてもらった。

すると、「Facebookページ(44.0%)」「Instagram(16.7%)」「Twitter(14.0%)」「LINE(7.3%)」「まだ効果を実感できていない(22.0%)」という結果に。利用数と同様にFacebookが頭一つ出ている状況だ。

Facebookは半数近くの利用者が販促効果を実感しているようだ

とはいえ、他のSNSの効果が無いかというと、そうではない。前述した各SNSの利用者数を元に試算(効果を実感している人数÷利用者数)してみると、「Facebookページ」が61.7%、「Instagram」が45.5%、「Twitter」が42.0%、「LINE@」が36.7%となり、Facebookに及ばないまでも、各SNSで効果を実感している飲食店経営者が一定数いることがわかった。ただ、その人数は約4割にとどまり、各店ともに試行錯誤の途中であることが窺える。

更新頻度が高いほど、集客&販促効果が得られる

次に尋ねたのは、SNSの投稿頻度について。その結果、「1日に数回くらい(5.3%)」「1日に1回くらい(14.0%)」と毎日更新している店舗は少なく、合わせても2割程度。逆に最も多かったのは「数日に1回くらい(35.3%)」という回答。「それ以下(22.0%)」と回答した店舗も2割を超えるなど更新頻度が少ない店舗の方が多い印象だ。

しかし、更新頻度の高さは、SNSの効果を得られるかどうかの大切な鍵となる。更新頻度が「1日に数回くらい」、もしくは「1日に1回くらい」の店舗を対象に、さきほどの「効果」に関する質問を照らし合わせたところ、約83%の店舗が、なんらかのSNSで「効果を実感している」と回答していることがわかった。更新頻度とSNSの効果には、相関関係があるといえるだろう。

SNSに毎日投稿している店舗は約2割にとどまった

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サトウカオル

ライター: サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。