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「ミシュランガイド東京2018」発表。三ツ星獲得の12店、話題の昇格店を紹介!

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三ツ星を維持した『虎白』の料理長・小泉功二氏(※2016年の取材記事より)

東京都内のレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2018」が12月1日、日本ミシュランタイヤより発行された。東京版の発行は今年で11回目となる。

掲載レストランは全部で512店。三ツ星12店、二ツ星56店、一ツ星166店、そして手ごろな価格で良質な料理を提供するビブグルマンに278店が選ばれた。

【注目記事】「ミシュランガイド東京2022」発表。三つ星は12軒、カンテサンスなど3軒は15年連続

三ツ星を獲得した店は2017年版と同じ顔ぶれだが、その中でも『かんだ』、『すきやばし次郎 本店』、『カンテサンス』、『ジョエル・ロブション』の4店は、11年連続で三ツ星に輝く快挙となった。

■三ツ星を獲得した12店
『麻布 幸村』(日本料理)
『臼杵ふぐ 山田屋』(ふぐ)
『神楽坂 石かわ』(日本料理)
『かんだ』(日本料理)
『カンテサンス』(フランス料理)
『虎白』(日本料理)
『ジョエル・ロブション』(フランス料理)
『すきやばし次郎 本店』(寿司)
『鮨 さいとう』(寿司)
『鮨 よしたけ』(寿司)
『まき村』(日本料理)
『龍吟』(日本料理)

11年連続で三ツ星に輝いた『ジョエル・ロブション』。Photo by 淳平筈井「恵比寿ガーデンプレイス ジョエル・ロブション」

昇格、新掲載を果たした店舗で話題なのは?

今年は二ツ星56店のうち、一ツ星からの昇格が3店、そして初掲載が2店あった。その昇格店の中でも特に印象的なのが『フロリレージュ』だ。

腕をふるう川手寛康シェフは、今、最も注目されている料理人の一人。サステナビリティ(持続可能性)をテーマにコースを構築したり、フードロス対策に積極的だったりと、食を通じて社会問題の解決にも取り組んでいる。「アジアのベストレストラン50」の2017年版で14位に輝くなど世界的な評価も高まっており、今後もますますの活躍が期待される。

そして初掲載の『茶禅華』(中華料理)は、オープン1年目で二ツ星獲得という栄誉に輝いた話題店だ。店を率いる川田智也シェフは、名店『麻布長江』で修行を重ねた後、日本料理の三ツ星店『龍吟』で腕を磨いた異色の経歴の持ち主。中華料理の大胆さに、日本料理の滋味深さを加えたオリジナリティーあふれる一皿は、多くの美食家たちを虜にしている。

このほか、西麻布の話題の新店『クローニー』が一ツ星を獲得するなど、新たに82店が追加された今回の「ミシュランガイド東京」。一流を志す料理人、そして味にこだわりのある飲食店にとっては、大いに刺激になったのではないだろうか。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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