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2018-01-10 11:30:36.0

飲食店の閑散期、2月はこう乗り切ろう! 飲食店の大敵「ニッパチ」にできる3つの対策

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2月と8月は飲食店からお客様の足が遠のく時期で、俗に「ニッパチ」と呼ばれます。飲食店にとって手ごわい季節ですが、ニッパチに集客できる飲食店は年間通して売り上げられる強いお店になれます。今回は2月に向けて、店長や料理長、キッチンスタッフ・ホールスタッフがそれぞれの立場でできる対策をご紹介します。

2月に閑散期を迎えるワケとは

なぜ2月に客足が落ちるのでしょうか。12月と1月はクリスマス、忘年会、新年会など宴会が盛んに行われ、飲食店を利用する機会がぐんと増えます。2月はその反動として、財布の紐が引き締まり、お客様の出足が鈍ると言われています。また、寒さで外出がおっくうになるのも理由の1つ。しかし、工夫次第でお店を繁盛させることはできます。

2月にお店を繁盛させるポイント

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繁忙期にリピート客増の対策をスタート

外出がおっくうな寒い時期にも来てくれる常連さんは強い味方。そんな常連客を育てるのは12月1月の繁忙期です。この時期は宴会利用などで一見のお客様が増えるため、その分リピート客を増やすチャンスです。一足早く「ニッパチ」へ対策をはじめましょう。

忙しいときこそ接客スタッフの腕の見せ所。サービスの滞りがないよう全体への目配り・気配りを大切にしましょう。また、宴会の場合、とくに幹事さんとのコミュニケ―ションは重要なポイントです。予約や注文、会計などで幹事さんをしっかりサポートし、フェアなどのお知らせができるよう連絡先を顧客名簿に加えさせていただきましょう。また、初めていらしたお客様には2月中に使える割引券など、お店のカードを渡してお店を印象づけましょう。そして全てのお客様に、「また来てください」と笑顔でお見送りを。

世の中のイベントを上手にいかす

日本人はイベント好きが多い人種。2月に行われる行事や世の中の流れをメニューやフェア、お店の雰囲気づくりなどに取り入れましょう。2月のメインイベントは「節分」と「バレンタインデー」の2つ。
まず2月3日の節分。この日に恵方に向いて太巻き寿司を無言で食べると良いことがあると言われる「恵方巻き」は飲食店のメニューでも人気です。和食以外の業態でも恵方巻きに似せた様々なメニューを用意してみましょう。インスタなどのSNS映えを狙ってみると思わぬ拡散で集客が見込めるかもしれません。

そして、2月14日のバレンタインデー。バレンタインデーはチョコレートを使ったメニューやハートをモチーフにした装飾など、業態を問わずいろいろなことができます。従業員からアイデアを募り、アイデアが採用されたらインセンティブを用意するなどイベント性をもたせると従業員も楽しく参加できます。また、2月は入試と合格発表の月でもあります。受験生にむけたフェアを行ってもいいですね。

季節のメニューづくり

寒さもピークに達する2月には、やはり「あったかメニュー」がお客様を誘います。旬の食材も看板メニューになります。メニュー作りは料理長や店長が行うのが一般的ですが、他のスタッフも参加しアイデアを出しあえたら、楽しい雰囲気のメニューができそうです。また、2月3日の節分以降は「立春」で暦の上ではもう春が始まっています。2月の花といえば梅。また、菜の花やクロッカスが咲き始めます。野菜やライスを花の形にしたり、プレートやテーブルに少し添えるなどすると華やかさが加わり、インスタ映えする料理ができるかもしれません。

寒い日・雪の日のおもてなし

上記3つの対策を行ったうえで、寒い中、来てくださったお客様への気遣いを忘れずに。温かいおしぼりやひざかけを用意する、暖房の調節をするなどおもてなしを工夫しましょう。また、統計によると、2月は東京で雪が1番多い月です。服やカバンについた雪を払うタオルや足元を拭く紙タオルなどを準備しておきましょう。

2月は1年間の福を呼ぶチャンス

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ニッパチに備えた集客施策やおもてなしの工夫は大切ですが、それでも理想とする集客が見込めない場合、余裕のある時期だからできることを行うことも大切。

例えば、うまく時間を使ってスタッフ教育を行ったり、普段手をつけずらい場所の清掃を行うのもよいでしょう。ただし、営業時間中にお客様の目に見える所で掃除をしたり、電気の節約をするのはNGです。また、スタッフ同士のおしゃべりも気を付けましょう。まずはご来店いただいたお客様に最大限満足していただくことがリピーター作りの近道です。ニッパチこそアルバイトを含めたスタッフ一人ひとりの意識を高める時期と心得ておきましょう。

いかがでしたか? 飲食店の店長はまず「ニッパチ」に備えて1年間の販促スケジュールを立てておくことが大切です。季節のメニューやフェアの企画を行うなど、早めの対策を立てておきましょう。節分で「福はうち」というように、2月は店に福を呼ぶ季節です。スタッフ全員で店のメニューやサービスを考え、お客様を呼び込みましょう。

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