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人気のあの駅はいくら? 東京&関西の飲食店舗物件の駅別賃料相場ランキング2018

2018年4月23日

Photo by iStock.com/SeanPavonePhoto
飲食店を開業するとなると、気になるのは立地における家賃相場。不動産屋をめぐる前に、ある程度把握しておきたいものです。飲食店.COMでは、首都圏と関西圏の駅別賃料相場ランキングと造作譲渡額の動向を調査。このデータを元に、今トレンドの街の情報もみていきましょう。

首都圏1位は明治神宮。東京、新宿西口が急上昇!

■【首都圏】2017年駅別賃料相場ランキング (1位~10位)
1位 明治神宮前 33,295円 [↑4位 +1,020円(+3.2%)]
2位 有楽町 33,211円 [↑5位 +1,086円(+3.4%)]
3位 東京 32,968円 [↑71位 +10,235円(-45.0%)]
4位 原宿 32,447円 [↓3位 -67円(−0.2%)]
5位 銀座 31,476円 [↑7位 +738円(+2.4%)]
6位 銀座一丁目 30,969円 [↑7位 +738円(+2.4%)]
7位 日比谷 30,882円 [↓1位 -2,967円(-8.8%)]
8位 東銀座 30,673円 [↑18位 +3,992円(+15.0%)]
9位 表参道 30,431円 [↓7位 +768円(+2.7%)]
10位 新宿西口 30,196円 [↑79位 +7,786円(+34.7%)]
※[]内の数値は前期の順位と増減額(増加率)

1位の明治神宮前と4位の原宿、9位の表参道も含めたエリアは、昨年度に引き続きランクインしています。店舗物件市場では賃料が高止まりの状態となっていますが、ブランド旗艦店の出店意欲が高いことから、今後も高い水準の賃料を維持していくと思われます。また、平成33年度工事完了予定の「明治神宮前六丁目の再開発」なども控えており、今後も流行の発信地として多くの注目を集めていくエリアになることは間違いないでしょう。

さらに「東京ミッドタウン日比谷」がオープンした7位の日比谷や、そこから徒歩圏内の2位の有楽町は、昨年と変わらず人気のエリアです。2027年までに三菱地所が日本一高い390mの高層ビルの建築を進めている3位の東京を含め、これらのエリアは物件の供給量が少ないため今後も増加トレンドは続くものと思われます。

また、昨年の79位から10位へランクインと今回変動が大きかった新宿西口は、元々オフィス街なので飲食店物件の供給が少ないことに加え、首都圏の観光拠点としてのインバウンド需要が見込めることから上昇基調にあります。

■【東京】居抜き物件の造作譲渡額の動向
東京23区内の今年の居抜き物件の平均造作譲渡額は2,489,964円となっており、前年同期と比べて3.3%減少しました。ここ数年の平均造作譲渡額は2,400,000円〜2,500,000円前後での変動にとどまっており、今後も引き続き同程度の金額幅で推移が続くものと思われます。

関西圏は、訪日外国人増加の影響で京都エリアの賃料が上昇

Photo by iStock.com/Nikada
■【関西圏】2017年駅別賃料相場ランキング (1位~10位)
1位 西梅田 25,482円 [→1位 +1,988円(+8.5%)]
2位 大江橋 24,220円 [↑圏外 -(-)]
3位 烏丸御池 22,667円 [↑33位 +7,078円(+45.4%)]
4位 北新地 21,579円 [↓2位 -1,186円(-5.2%)]
5位 大阪 20,915円 [↑24位 +4,490円(+27.3%)]
6位 なにわ橋 20,598円 [↑圏外 -(-)]
7位 梅田 20,589円 [↓4位 +2,045円(+11.0%)]
8位 京橋 20,294円 [↑5位 -2,076円(-9.3%)]
9位 京都市役所前 20,054円 [↑圏外 -(-)]
10位 西院 20,015円 [↑圏外 -(-)]
 ※[]内の数値は前期の順位と増減額(増加率)です。

1位の西梅田は、昨年度に引き続き関西圏の駅別賃料相場ランキングで1位でした。2位の大江橋は、前年度の圏外から2位にランクイン。前年度から4位の北新地も含めた大阪北区のエリアは、今後もオフィスや百貨店などの商業施設が竣工する大規模な開発が計画されているため、引き続き高い賃料相場を保っていくと考えられます。

また、昨年33位から今年3位にランクアップした烏丸御池、圏外から今年9位の京都市役所前と10位の西院ともに京都の駅が大幅ランクアップ。訪日外国人の増加が著しい京都の中心部エリアは、その影響を受け賃料相場が上昇していると考えられます。

■【大阪】居抜き物件の造作譲渡額の動向
大阪府内の今年の居抜き物件の平均造作譲渡額は2,462,559円となっており、前年同期と比べて3.4%減少しました。ここ数年の平均造作譲渡額は東京でも2,400,000円〜2,500,000円前後での推移が続いており、大阪でも引き続き同程度の金額幅で推移が続くものと思われます。

一般的には、賃料は売り上げの10%が目安といわれています。この金額に見合わないようであれば、出店エリアの再検討も考えたいもの。駅別賃料相場ランキングは、そんな場合の一つの目安にしてみてください。

また、居抜き物件の造作譲渡額に関しては、立地の魅力が金額の高低に影響し、造作譲渡額とは関係がありません。居抜き物件でなるべく安く開業したいと考えている方は、人気のあるエリアは避けたほうがいいでしょう。

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