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2018-04-25 11:42:57.0

バリスタの仕事に資格は必要? 未経験から飛び込むバリスタの世界

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コーヒーのプロフェッショナルである「バリスタ」。蓄積されたスキルと圧倒的な知識を持って、お客さまに最高の一杯を提供しています。そんなバリスタですが、日本ではまだまだ知られていないことがたくさん。未経験でもなれるのか? 資格は必要なのか? 今回は、バリスタの仕事内容や働き方、資格などについて紹介します!

バリスタの仕事とやりがいとは?

バリスタの語源はイタリア語にあり、エスプレッソなどを提供する職業を指します。日本でもカフェやレストランにおいて、コーヒーを作る人を「バリスタ」と呼んでいます。メインで扱うのはエスプレッソやラテなどですが、レストランやバールにいるバリスタには、アルコール飲料のスキルも求められています。

店舗にはエスプレッソマシンなどが置かれ、そのメンテナンスをすることもバリスタの仕事のうち。またコーヒー豆は種類や産地だけでなく、その日の気温や湿度にも左右されます。そうした微妙な変化を見極め、常に最高の一杯を淹れることが求められるのです。

バリスタのやりがいは、自分の作った一杯をお客さまに喜んでもらう瞬間。マニュアルに沿ってただ淹れるだけでも満足してもらえることはありますが、感動させる一杯に仕上げるにはそれだけでは不十分だと言えます。

豆やマシンはもちろん、お客さまひとりひとりに向き合う必要があります。人の好みやその日の気温などを加味して、コーヒーを淹れる。そして心からの「おいしい」や「ありがとう」という言葉をもらう瞬間は、やりがいを感じると同時に次の仕事への自信にもつながるでしょう。

バリスタの経験はどうやって積む?

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バリスタは、未経験からでも経験さえ積めばプロとして活躍することができます。まったく知識がない場合は、まずはカフェでのアルバイトから始めるのがおすすめ。すぐにコーヒーを淹れられるわけではありませんが、身近でプロのバリスタの仕事ぶりを観察できます。

経験を積んでいけば、バリスタとして育成してもらえることもあります。知識は独学でカバーできても、技術面はプロの指導なしでは限界があるため、そうした環境に身を置くことは有効的でしょう。

また、専門学校などでバリスタについて学ぶという選択肢もあります。高校を卒業したばかりの10代の若者から、社会人経験を積んでバリスタに転向すると決めた世代まで、その門戸は広く設けられています。特に社会人向けのスクールでは、土日をメインに講座を開いたり、登校は週一回でOKにしたりと、働きながらバリスタへの道を歩み始めることができるようなところもあります。

本格的にバリスタを目指すと決めたのであれば、海外留学するのも一手です。イタリアやオーストラリア、アメリカなどが主な留学先となります。予算は滞在場所や期間によってまちまちですが、いずれにせよ一定の語学レベルに達していることが望ましいでしょう。もしも外国語に苦手意識があるのであれば、現地の語学学校に通いながらバールやカフェで働くこともできます。

バリスタに関する資格

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バリスタなるのに必ずしも資格は必要ではありませんが、いくつかのバリスタに関する資格は存在します。そのひとつが「バリスタライセンス」。日本バリスタ協会による資格で、レベルが4つに分かれています。レベル1では豆の種類や栽培といった基本的な知識を学び、最高レベルのInstructorは、指導者として後輩を育成したりバリスタの地位向上に精進したりといったことまで求められます。

もうひとつ注目したいのが、コーヒーマイスター。これは日本スペシャルティコーヒー協会による資格で、コーヒーマイスター養成講座と実技講習会を経て、認定試験に合格すると得られます。2018年現在、日本では300名が認定されています。

最後に、日本だけにとどまらず世界で通用する資格があります。それが国際カフェテイスティング協会が認定するもの。Module1~5、EITの6つがあり、講習会を受けた後に終了テストを受けます。はじめはエスプレッソテイスティングなどを学び、レベルが上がるにつれ生理学や精神学の観点からコーヒーを研究したり、焙煎のマネージメントを学んだりします。

バリスタの求人と働き方

バリスタとして働くには、カフェやレストランなどに就職するというやり方があります。大会受賞歴があるバリスタがいる店などを選ぶと、高いスキルを身につけることができるでしょう。ただしバリスタとは名ばかりで、マニュアルにそったことしかできない店舗もあるので、まずは客として店の雰囲気を観察するのがおすすめです。

バリスタとして就職する際、いきなり正社員として雇用されるとは限りません。アルバイトの求人も多いのが現状です。全くの未経験であれば、まずはどこかに勤務し、経験を積んでからプロのバリスタとして転職するという道もあります。

この時、転職ではなく独立して自分の店を持つという選択肢も考えられるでしょう。ここに至るには、コーヒーの知識だけでは不十分です。経営学を学ぶのはもちろん、店舗を借り、内装や外装を決め、大きさによってはアルバイトなどを雇用する必要なども出てきます。

いずれの働き方を選ぶにせよ、まずはバリスタの世界に飛び込んでみることが大切です。「コーヒーが好き」「コーヒーを通してお客さまを幸せにしたい」などの思いがあるのであれば、まずはアルバイトからでも始めてみてはいかがでしょうか。

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