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徳川家康誕生の地・岡崎は女子ウケB級グルメの宝庫！？飲食店出店のポイントは？

徳川家康誕生の地・岡崎は女子ウケB級グルメの宝庫！？飲食店出店のポイントは？

2018年7月23日

愛知県の東寄り、三河地区の中心都市の一つである岡崎市。名古屋駅からは電車・車で約30分の距離で、商業圏や食文化は名古屋と共通する部分があります。しかし、非公式キャラクター「オカザえもん」やメディアで話題の「もろこしうどん」など、独自のカルチャーが次々登場する元気なエリアである面も。今回は岡崎の魅力と飲食店出店のポイントをご紹介します。

岡崎市は若年人口増加中！外からの観光客も多い活気ある街

岡崎市でまず特筆すべきは、全国の中でも指折りの人口増加が長期で継続中の都市だということです。1980年に27万人だった人口は、1995年に33万人、2018年に38万人と大幅に増加。その内訳は自然増が多く、生活環境の良さ、地域経済の強さがうかがえます。地域の中小企業や商業も比較的元気で、まちづくりに熱心な土地柄でもあります。

また、観光スポットも多彩です。家康公や松平家ゆかりの史跡が数多く残され、その中心である徳川家康が生まれ育った岡崎城では「葵」武将隊が活躍中。さらに、名古屋でも愛されている「八丁味噌」は古くは三河武士の兵糧として欠かせない食材であり、市内には伝統的な製法を見学できる味噌蔵があります。八丁味噌を使った麺料理をご当地グルメとして発信する「岡崎まぜめんプロジェクト」を展開するほか、お土産に喜ばれそうな和洋のスイーツも豊富。鉄道・車どちらのアクセスも良好であり、周辺地域から観光客を集めて賑わっています。

なぜか岡崎で進化中！？お洒落で居心地のいいカフェ

岡崎で人気の飲食店に目を向けると、女性客で賑わうカフェが目立ちます。名古屋の喫茶店文化が波及しつつ、少しオシャレな「カフェ文化」に変化を遂げたのかもしれません。草分け的存在といえるのが、ドーナツが有名な『ZARAME』。さらに本格コーヒーの『豆蔵』、内観がお洒落な『mado cafe』、ケーキが美味しい『カントリークリスマス』などが挙げられます。いずれの店も人気のドリンクやスイーツがあり、モーニングやランチなども充実。食事メニューが豊富で、朝から夜まで多様なシーンで利用できます。

雰囲気はお洒落でも価格はリーズナブル、誰でも気軽にくつろげる店が多いのが特徴ですが、これは岡崎の街全体の雰囲気とも通じるものがあります。人口増加中の活気ある都市といえども、そこはゆったりとした地方都市。大都会・名古屋と比較すれば自然の緑が豊かで、全体的にのんびりとした空気に満ちています。

Photo by Hiroaki Sakuma「SDIM1108」

岡崎駅周辺には安心感のある老舗飲食店が多い

岡崎市中心部で最も賑わいのあるエリアは、旧市街と呼ばれる岡崎公園や岡崎市役所に近い名鉄中岡崎駅・東岡崎駅の周辺です。冒頭で紹介した「もろこしうどん」のほか釜揚げうどん、まぜめんなどメニューのバリエーションが豊富な『大正庵釜春本店』、『蛇の目鮨』などの老舗があります。

JR岡崎駅近くにはイオンモールが進出し、新興の繁華街を形成。うなぎの『はせべ』、前述のカフェ『ZARAME』のほか、『つけめん舎　一輝』『日本晴れ』などのラーメン店も人気です。その東方の名鉄男川駅・美合駅周辺には『デッサン・プリュス』『シェミヤチ』など正統派フレンチの名店があります。

岡崎で飲食店を出店するなら？

各ジャンルを代表する、美味しいお店が揃う岡崎エリア。しかしどちらかといえば、エスニックや最近流行りの肉系居酒屋など、チャレンジングな業態の飲食店は少なめです。もし新規出店するなら、岡崎ではまだ珍しい、目新しいジャンルを検討するのもいいかもしれません。

岡崎は車でも移動がしやすく、郊外の繁盛店も少なくありません。人の流れが多い中心部か、それとも賃料が安い郊外か。いろいろな出店のパターンが考えられますが、共通していえることは一つ。「世界のトヨタ」のDNAに息づく三河気質といえば倹約、堅実。厳しい金銭感覚に照らして「この値段でこの味なら納得」というクオリティが求められることは間違いなさそうです。

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