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セントラルパーク構想が進む福岡「大濠公園」。周辺での飲食店出店の可能性は？

セントラルパーク構想が進む福岡「大濠公園」。周辺での飲食店出店の可能性は？

2019年5月31日

画像素材：PIXTA

江戸時代初頭、黒田長政により築かれた福岡城。福岡市民の憩いの場として知られる「大濠公園」は、その福岡城の外濠を利用した大きな池を囲うように広がっています。最寄り駅は市営地下鉄空港線「大濠公園駅（福岡市美術館口）」。福岡空港、博多駅、天神駅から簡単にアクセスすることができ、天神からは2駅ほどの近さです。今回はそんな大濠公園周辺の飲食店出店の可能性を探ります。

近隣住民＆観光客でにぎわい、住みたい街ランキングでは上位にランクイン

天神から地下鉄で3分という中心地にある広大な大濠公園は、福岡市民はもちろん、国内外の観光客も多く訪れる人気エリアです。池を囲むようにおよそ2㎞のジョギングコースがあり、路面はゴムチップ舗装を施しているため、福岡のランナーの聖地としても知られています。その環境の良さから、福岡の住みたい街ランキングでは常に上位にランクイン。現在、隣接する舞鶴公園との一体的な活用を図る「セントラルパーク構想」に基づき、2030年を目標に整備が進められています。

大濠公園内にはカフェやレストランも

大濠公園は、園内にもいくつか人気の飲食店があります。まずは東側にある大手コーヒーチェーン『スターバックス』。ここは地域の文化を世界に発信するリージョナルランドマークストアのひとつです。北側の複合飲食施設「ボートハウス大濠パーク」には、フレンチが楽しめる『レストラン花の木』をはじめ、カフェやベーカリーがあります。さらに、2019年春にリニューアルした大濠公園隣接の「福岡市美術館」内には、ホテルオークラ福岡が運営するカフェやレストランも入っています。

少し個性的なところでは、先ほどご紹介した『スターバックス』のすぐ裏手、舞鶴公園（西広場）に、『Green Magic MAIZURU with BEAMS DESIGN』が2018年にオープン。ソファでくつろぎながらアメリカンBBQなどが楽しめる、都心型アウトドアパークとなっています。

画像素材：PIXTA

大濠公園駅周辺の飲食店事情

大濠公園内だけでなく、周辺にも行列店や人気店など、魅力的な飲食店が多くあるので、詳しくみていきましょう。

■公園の北側にある荒戸・大手門
大濠公園駅からのアクセスがよいのは、公園北側の荒戸・大手門エリアです。多くの飲食店がある中で特に人気なのは、パスタの名店『らるきぃ』。王貞治氏やお笑いコンビ・博多華丸大吉などもおすすめする行列店で、週末は1時間以上並ぶことも珍しくありません。

さらにその周辺では、カフェやベーカリー、パティスリーなど、女性客でにぎわう店のほか、居酒屋やうどん・ラーメンから、客単価が1万円を超えるフレンチ、イタリアンまで幅広いジャンルの飲食店がひしめきあっています。

■公園の西側～南側にある大濠・黒門・草香江
駅の北側に比べて、落ち着いた雰囲気の西・南側が大濠・黒門・草香江エリアです。大濠公園に沿うエリアですが、このあたりへのアクセスとなると、大濠公園駅ではなく、お隣の唐人町駅を利用するほうが便利な場合もあります。在福岡米国領事館などがある高級住宅地であるため、北側に比べると飲食店は少なめ。交通量の多い国体道路沿いに集中しています。中でもカレー店『アフターグロウ』は、休日には行列ができる人気店となっています。

大濠公園周辺の飲食店出店の可能性は？

大濠公園周辺では、公園に訪れる人が立ち寄れるカフェやテイクアウトができるベーカリー、デリなどの需要が高いといえます。また、ファミリーが気軽にランチを楽しめるお店がまだ少ないので、検討する価値がありそうです。さらに北側であれば、荒戸一丁目交差点から那の津通りに向かう筋に、複数のビジネスホテルが点在しているため、ビジネスマンを狙った居酒屋やリーズナブルな飲食店もおすすめです。

一方の西・南側は、近隣住民を視野に入れて店づくりを行う必要があります。北側は大濠公園駅に近く、さらに公園へのメインゲートや駐車場、ボートハウスなどがあるため外から訪れる人の動線ができていますが、西・南側はそうではありません。一歩入れば住宅街なので、家賃は少々高いかもしれませんが、国体道路沿いなどの目立つ場所での出店をおすすめします。

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