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飲食店の「外国人雇用」、大切な4つの手順。在留カードの確認方法も!

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画像素材:PIXTA

警視庁と東京入国管理局が、外国人の適正な雇用を訴えるキャンペーンを実施中。外国人の不法就労を防止するため、街頭でマニュアルを配布したり、飲食店を訪問して注意喚起をおこなったりしているようだ。ここでは、東京都が提供している「外国人労働者雇用マニュアル」をもとに、外国人を雇用する際の手順や注意点を改めて紹介していく。

外国人を雇う際にすべきことは?

外国人を雇用するまでの流れは以下通り。(1)〜(4)各項目のポイントをまとめる。

(1)「在留カード」を確認する
(2)「在留期間」「在留資格」を確認する
(3)「就労制限の有無」「資格外活動許可の有無」「指定書の内容」を確認する
(4)ハローワークへ届出する

(1)「在留カード」を確認する

在留カードとは、日本に中長期間滞在する外国人に対して交付されるもの。持っていない場合は原則就労できない。

■在留カードに記載されているのは10項目
氏名、在留資格、在留期間(満了日)、居住地、就労制限の有無、顔写真、資格外活動許可欄、申請欄、後日交付印、指定書

■有効性のチェック方法
入国管理局のホームページ内にある「在留カード等番号失効情報照会」画面に、在留カードの番号と有効期間を入力すると、有効かどうかをチェックすることができる。

■偽変造防止のための対策
4つの方法で在留カードが本物かどうかを見分けることができる。本物の場合は……
・カードを左右に傾けると、「MOJ」のホログラムが3D的に左右に動く
・カードを傾けると、「MOJ」の文字の周囲の絵柄がピンクからグリーンに変化する
・顔写真下の銀色のホログラムは、見る角度を90度変えると、文字の白黒が反転する
・カードを上下に傾けると、カードの左端部分がピンク色に変化する

画像素材:PIXTA

(2)「在留期間」「在留資格」を確認する

■在留期間とは?
在留資格を持つ外国人が日本に在留することのできる期間。満了日が経過している場合は不法滞在となるため注意が必要。

■在留資格とは?
外国人が日本に入国・在留するための資格。資格ごとに在留することのできる期間、在留中に行うことができる活動が定められている。

■飲食店で働くために必要な在留資格は?
食品関係の職業に就くことができる代表的な在留資格をピックアップする。例外もあるので、詳細は入国管理局に問い合わせを。

・レストラン・カフェなどのスタッフ、コンビニ店員として雇用する場合
永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、留学、家族滞在
※留学、家族滞在の方は資格外活動許可が必要

・調理師・コックとして雇用する場合
永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、技能、留学、家族滞在
※留学、家族滞在の方は資格外活動許可が必要
※調理師としての免許は別途必要
※「技能」は外国料理の調理師や外国特有の食品の製造に係る業務が対象

(3)「就労制限の有無」「資格外活動許可の有無」「指定書の内容」を確認する

就労が制限されていないかを確認する。就労制限の種類は、
・就労不可
・在留資格に基づく就労活動のみ可
・指定書記載機関での在留資格に基づく就労活動のみ可
・指定書により指定された就労活動のみ可
・就労制限なし

「就労不可」の場合は原則就労できないが、資格外活動が許可されていれば、記載内容の制限を超えない範囲で就労することができる。また、指定書を持っていても就労できない場合がある。就労の可否は指定書の内容により決定されるため、よく確認する。

画像素材:PIXTA

(4)ハローワークへ届出する

外国人を雇用した際、または離職した際は、氏名、在留資格、在留期間などをハローワークに届け出る必要がある。アルバイトやパート、短期間のアルバイトも同様。届出を怠ったり、虚偽の届出を行った場合は、30万円以下の罰金が課せられる。

■届出先は?
・雇用保険の被保険者である外国人の場合
当該外国人の雇用保険手続を行っている事業所を管轄するハローワーク

・雇用保険の被保険者でない外国人の場合
当該外国人が稼働する事業所を管轄するハローワーク

警視庁によると、2018年に不法就労で摘発された外国人は193人。また、不法就労のあっせんなどで摘発されたのは88人で、前年比10人増だった。

事業主は不法就労者と知らずに雇用したとしても、在留カードの確認を怠ったなどの過失があった場合は処罰の対象となる。今後、外国人の採用を考えている飲食店は、適正に雇用するために、「外国人労働者雇用マニュアル」を事前にしっかりチェックしておきたい。

■参考
「外国人労働者雇用マニュアル」

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上條真由美

About 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌、テレビ情報誌の編集、求人サイトのライター、ディレクターを経て独立。幅広いジャンルで取材や執筆を行なっている。肉食、ビール党、猫背。最近は落語がブーム。写真は友人とのタイ旅行にて。