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『すき家』が公式アプリで「モバイルオーダー」開始。レジへ寄らずに食事が可能に

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牛丼チェーンの『すき家』が「モバイルオーダー」をスタート。公式アプリで事前に注文から決済まで行えるサービスで、沖縄を除く全国の店舗で利用できる。

注文から会計までスマホで完結

利用方法は、まず「すき家公式アプリ」をダウンロード。入店後、アプリ内に表示された商品を選び、テーブル上にあるQRコードをスマホのカメラで読み取ると、注文と決済が完了する。着席と同時に注文から決済までオンラインで行えるため、精算のためにレジに並ぶ必要はない。また、アプリでは、「モバイルオーダー」を利用できる店舗や、現在地から近い店舗を確認することができる。

■「モバイルオーダー」の決済方法は、次のいずれか
・CooCa
・Visa
・JCB
・Mastercard
・American Express
※CooCa以外は、3Dセキュア(本人認証サービス)に対応しているカードのみ登録できる

トッピング選択やアレンジ注文も可能

「モバイルオーダー」は、店内で飲食する場合だけでなく、テイクアウトでも利用可能。注文の際は、「大盛」や「ミニ」などのサイズ、セット内容、トッピングの選択ができるほか、「つゆだく」「ねぎぬき」などのカスタマイズもできる。

また、一度注文した商品はアプリ内で「お気に入り登録」しておくことで、次回から簡単に注文することも可能。さらに、LINEやメールなどで配信している電子クーポンや、『すき家』が提供している「Sukipass」の中から、一番お得なクーポンを自動で適用するサービス機能が搭載されており、クーポンの出し忘れを防いでくれる。

事前注文・決済を導入する飲食店が増加中

ここ最近、事前に注文や決済を行えるサービスを導入する飲食店が増えている。大手飲食チェーンでは、『モスバーガー』や『ケンタッキーフライドチキン』がいち早く取り入れていた。

4月には、『マクドナルド』が「モバイルオーダー」を導入。店内飲食でもテイクアウトでも利用することができ、受け取り場所も、カウンターかテーブルかを選ぶことができる。

7月には『スターバックス』が、スマートフォンから注文・決済を行える公式アプリ専用サービス「モバイルオーダー&ペイ」を開始。利用できるのはテイクアウトのみで、今年中に300店舗、2020年内には全国展開を予定している。

「モバイルオーダー」をはじめとする事前注文サービスは、レジでの支払いの手間がない、待ち時間がないなど、客側にメリットがあるだけでなく、客対応やレジ業務がなくなることにより、スタッフの負担軽減やオーダーミスがなくなるなど、店側のメリットも多い。今後も着実に広がっていくだろう。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。