ニュースレターの購読はこちらから(無料)
Foodist Mediaの新着記事をお知らせします(毎週2回配信)
※お申し込みの前に、個人情報の取扱いについてご確認いただき、同意の上お申し込みください。
powered by 飲食店.COM ログイン

「集会所のような飲み屋」目指し坪月商50万円。『鉄板バルSOURCE』の実力に迫る

LINEで送る
Pocket
follow us in feedly

株式会社たつみやの代表取締役・来田晃一氏(左)

株式会社たつみや(代表・来田晃一氏)が東京で3店舗(中目黒、三軒茶屋、恵比寿)展開する『鉄板バルSOURCE』。洒落た雰囲気の店内でお好み焼きとワインを楽しむという新しいスタイル、そして都内有数のグルメエリアにあるとは思えないほどのコスパの良さに定評がある店だ。

もともと株式会社たつみやは、大阪で“お好み焼きバー”を2店舗運営していた。東京でもバー業態の展開を狙っていたが、たまたまコの字型のカウンターが設置できる物件と出合い、“鉄板バル”という新しい業態にチャレンジすることを決意。2013年に中目黒店をオープンして以来、瞬く間に人気店となった。

今回は2018年11月に3店舗目としてオープンした恵比寿店で、株式会社たつみやの代表取締役である来田晃一氏に、『鉄板バルSOURCE』の店づくりや現在力を入れている取り組み、さらに今後のビジョンについて伺った。

『SOURCE』は、恵比寿駅前の喧騒から少し離れた場所に位置する

コンセプトは、お客同士のコミュニケーションが生まれる“集会所のような飲み屋”

JR恵比寿駅西口から徒歩4分、駅周辺の賑わいから少し遠ざかり、小さな飲食店が数店並ぶ路地の一角にある恵比寿店。店頭の『鉄板バルSOURCE』と書かれた提灯に迎え入れられ店内に入ると、コの字型のカウンターが印象的な、小洒落たバーのような空間が広がっている。来田氏の実家がお好み焼き店、そして自身のバーテンダー経験を掛け合わせて作ったという業態開発の由来が感じ取れる独特な店構えだ。来田氏曰く、店のコンセプトは“集会所のような飲み屋”だという。

「『SOURCE』に来たら、誰かと知り合いになれたり、知り合いがいなくても気のいいスタッフが待っている……とお客様に思っていただけるような店づくりをしています」

「お好み焼き×ワイン」という新鮮なコンセプトが幅広い層にウケた

目指す店づくりを実践するために、店では「みんなの居場所を作る」「さびしい奴を作らない」「人をつなげる」「お好み焼きを日常食に」「来た時よりもいい顔で帰ってもらおう」という具体的な理念を掲げているという。そうした理念の下、提供しているサービスの中でも特に大切にしているのは、お客とのコミュニケーションなのだそう。

「カウンターメインの店なので、極力、お客様同士をつなげるようにしています。お客様同士が楽しく盛り上がっていらっしゃるとこちらも嬉しいですし、仲のいい誰かに会えるってことで来店してくださるということもありますので」

来田氏自身もそうであるように、バーテンダー経験のあるスタッフも数名いるという同店。お客との良質なコミュニケーションを築く極意について、来田氏は次のように語る。

「自分がバーテンダーをやっていた頃に、『しゃべり上手より聞き上手。聞き上手より聞き出し上手』という言葉を教わりました。お客様はしゃべりに来てくださっているんだと思って、店側はその方の人となりを聞き出せるようになっていくのが、お客様と飲食店の間でよいコミュニケーションを築くために一番いいのではないかと思います」

店内の座席は、コの字型のカウンターに20席のみ

強みは、「安くて、美味しくて、サービス良くて、楽しい空間」

そんな居心地のいい“コミュニケーション空間”で美味しい料理と酒を楽しむために、20代前半の男女から年配の方まで幅広い層の客が店を訪れる。また、朝5時までという営業時間の中で、会社員、アパレル関係者、同業者など、時間帯に分かれてさまざまな職種のお客が訪れるという。

ちなみに客単価は、2,000円台後半~3,500円くらい。客単価3,000円~4,000円のお好み焼き店が多い恵比寿エリアで、この価格帯はきわめて珍しい。

「単価は、2名で6,500円を切る価格がいいのではないかと考えています。うちの店の強みは、『安くて、美味しくて、サービスが良くて、楽しい空間』という点。お好み焼きも490円で提供しています。お好み焼きが食事だけではなく、あて(おつまみ)にもなる食べ物として、気軽に注文してもらいたいという気持ちが大きいので、こうした価格設定にしています」

恵比寿で本場のお好み焼きをワンコインで食べられる

良心的な価格設定の裏にあるのは、東京人に大阪の味を楽しんでもらいたいという思い。その思いはしっかり客へ通じているのだろう。『SOURCE』は今や、中目黒店、三軒茶屋店は坪月商50万円以上を叩き出すといわれるほどの繁盛店に成長した。しかし、繁盛店となった要因は価格だけではない。ほかの要因について来田氏はこう分析する。

「コンセプトがハマったというのもありますが、東京は大阪のマーケットとは違い圧倒的に客数が多いですね。それから、恵比寿店と中目黒店は朝5時、三軒茶屋店も朝4時までと営業時間が長い点も要因かもしれません。どこかの時間帯で売上が少なくても、ほかの時間帯である程度リカバリーできたりするので。そういう意味ではいい業態なのかなと思います」

Pocket
follow us in feedly

Foodist Mediaをフォローして最新記事をチェック!

ニュースレターの購読はこちらから(無料)
Foodist Mediaの新着記事をお知らせします(毎週2回配信)
※お申し込みの前に、個人情報の取扱いについてご確認いただき、同意の上お申し込みください。
[PR]
河田早織

About 河田早織

フリーライター・記者。人、物、コトと社会をつなぐ媒体として、インタビュー・取材レポート等の記事を執筆。主な執筆媒体は、日本の食、教育、医療、不動産など。