カテゴリから探す
すべてのカテゴリ
トレンド・お役立ち

他店と差別化したメニュー提供で集客! ひと手間の工夫がお客様満足度を高める

2019年10月25日(2023年6月20日更新)

他店と差別化したメニュー提供で集客!

画像素材:PIXTA


飲食店で料理を提供するとき、そのまま出すだけでなく、ちょっとしたサービスをひと手間加えるだけでもお客様の満足度が高まります。盛り付けのちょっとした工夫から人目を引く演出までご紹介します。

今の料理にもうひと手間! メニュー提供を工夫するメリット

飲食店で料理を食べに行く場合、「美味しいものが食べたい」のはもちろん「食を楽しみたい」という動機があることも考えられます。料理の中にちょっとした工夫が見つかると、嬉しい気持ちになる方も多いことでしょう。

最近は写真を撮ってSNSにアップするのが当たり前になっていますが、見た目にかわいい、きれい、美味しそうなど自分が見つけた「ちょっといいもの」は自慢したくなるもの。まわりに口コミで広がるだけでなく、SNSでシェアもされやすくなります。また、料理を提供する際のあっと驚くような演出は、動画に撮影され、拡散されることもあるでしょう。こうしたひと手間が「話題の名物料理」の誕生や、集客につながっていく可能性も考えられます。

それではメニュー提供時の工夫を、飲食店の事例とともに見てみましょう。

ひと味違う盛り付けで、料理をワンランクアップ

あっと驚くメニューをいきなり作るのは難しいかもしれませんが、既存のメニューでも盛り付けを少しアレンジするだけで、印象を変えることができます。おすすめの方法の一つとして、カンタンにかわいらしさや見栄えのよさを作ることができる「型抜き」を活用するということがあります。

型抜きにはさまざまな種類がありますが、なかでもアレンジしやすいのが、ご飯を詰めて形をつくる「物相型」。もとは和食に使われるものですが、梅の花やひよこ型、ひょうたん型などワンプレートのランチに使いやすい形もあります。

たとえば、カレーライスのごはんをひよこ型にしてゆで卵を添える、季節のランチに色味のあるライスを花の形にする、などアレンジの方法はさまざま。また、型抜きを使ってワンポイントの野菜やフルーツなどをつくり、メインの料理に添えておくなど、ちょっとしたひと手間でワンプレートが楽しくなります。

ペアリングのサービスで料理の質を上げる

近年、お酒とそのテイストに合う料理をセットにした「ペアリング」が人気です。その理由には「プロが選んだ特別感」や「お得感」などが挙げられます。料理を提供する際に、「こちらのお酒が合いますよ」と提案することができれば、料理をより楽しんでもらうきっかけにもなるでしょう。ペアリングを工夫して提供している繁盛店も増えつつあります。

クラフトビールとオリジナル料理が人気の『SPRING VALLEY BREWERY』(代官山)では、ビールとのペアリングを堪能できるほか、クラフトビールを「飲み比べ」することが可能。スターターメニューとして、6種類おつまみとクラフトビールのセットも提供されています。また、様々なクラフトビールの解説が書かれているメニューブックも、「選ぶ楽しみ」を引き出す工夫のひとつです。

他店と差別化したメニュー提供で集客! ひと手間の工夫がお客様満足度を高める

画像素材:PIXTA


「動き」のある演出で動画映えを狙う

目の前で料理の仕上げをするのも良いでしょう。日本人はもちろんのこと外国人のお客様にも喜ばれるサービスです。たとえば『CCC Cheese Cheers Cafe(チーズチーズカフェ)』(渋谷)では、チーズ料理専門店という強みを生かし、トローリ感を演出するメニューを次々と打ち出しています。目の前でどろっと流れるラクレットチーズや、巨大なグラナパダーノチーズをくりぬいた中で作られるリゾットなど、見た目にも楽しめるメニューが満載です。

また、バー『シャンクス』(参宮橋)の「テントバーガー」は、紙の「テント」でハンバーガーと煙を閉じ込め、瞬間燻製させる人気メニュー。思わず動画に撮りたくなる逸品です。

このように盛り付けをアレンジしたり、ペアリングサービスを行ったり、目の前で料理を仕上げたりと、メニュー提供時にほんのひと手間を加えることで、お客様に料理をより楽しんでもらうことができます。お客様の満足度を高めるためのひと工夫を、考えてみてはいかがでしょうか。

飲食店ドットコム 厨房備品ECでは、飲食店専門の厨房機器・料理道具、店舗備品・衛生用品などを多数取り揃えています。
取り扱い商品のカテゴリ一覧はこちら


<関連記事>ワインだけじゃない、最新ペアリング事情。日本酒やビール、ノンアルとの組み合わせも
<関連記事>料理の盛り付けのバリエーションを増やす! いろいろな「型」の種類と使い方

ページトップへ↑