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2020-06-12 11:27:36.0

アフターコロナからはじめる転職活動! これからの飲食業界で転職を成功させる秘訣とは?

新型コロナの影響で、勤めていた飲食店で働けなくなってしまったり、長い休業期間で飲食店スタッフとしての自分のキャリアを見つめ直していたりする人も多いのではないでしょうか。今転職を考える場合、「飲食店への転職は難しいのでは?」と不安に思うかもしれませんが、チャンスはあります。飲食店スタッフがこれから転職する場合に、知っておきたいポイントと注意点をご紹介します。
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今の時期でも、飲食店への転職のチャンスはある

緊急事態宣言が全面解除され飲食店が営業できるようになったとはいえ、自粛ムードが続き、厳しい経営状態にある飲食店は少なくありません。こんなとき「今は飲食業への転職は難しそう」「他業界へ転職した方が良いかも……」と思いがちですが、実はそうとも限りません。新型コロナで社会や生活様式が変化したことで、売り上げを伸ばしている業態があるからです。

例えば、テイクアウト・デリバリーはもちろん、病院や施設系の食堂、社員食堂、ゴルフ場レストランなどでの募集は増えているところもあります。また、すぐ募集できる状況であっても、社会情勢を見計らっている飲食店はまだまだあるとも言われています。ウィズ・コロナ、アフター・コロナならではの求人を見逃さないことで、飲食店スタッフとして新たなキャリアを積める可能性は大いにあるでしょう。

転職前にまず、自分の「軸」を持とう

転職先を選ぶとき、転職前の業態と近い業態から選ぼうとする人も多いはず。自分の経験が活かせる転職先を探すことは良いことですが、今は一時的に飲食店の求人募集が少なくなっていたり、求人の傾向が変わっていたりするため、広い視野を持って転職先を選ぶことが重要になってきます。

そこで改めて考えたいのが、自分の転職の「軸」。「将来性のある飲食店で働きたい」、「収入を増やしたい」、「待遇が整った環境で働きたい」、「ワークライフバランスを良くしたい」、「役職に就きたい」など、働くうえで重要視したいポイントを見つめ直し、その軸を踏まえて探してみましょう。いくつか譲れないポイントがある場合、優先順位をつけるのもおすすめです。

軸があると、転職先の取捨選択がきちんとできて探しやすくなるほか、面接でもはっきりと自分の意思を伝えられるようになるはず。後悔のない転職にするためにも、しっかりと考えてみましょう。
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飲食店スタッフが転職をする際の注意点は?

(1)情報を広く集める

自分で検索できる転職サイトの他、ハローワークなど公的機関も積極的に活用しましょう。またキャリアアドバイザーやキャリアコーディネーターの個別のサポートが受けられる転職エージェントに登録するもの良いでしょう。

飲食店の仕事のうち、ホールスタッフなどの求人はさまざまな媒体から情報が得られますが、専門性や経験が求められる調理師などの求人は飲食業界に特化した媒体に情報が集まる傾向があります。広く情報を集めつつ自分に合った媒体を見つけ、転職先を検討することをおすすめします。

(2)福利厚生の確認

福利厚生とは、社会保険も含め、企業が労働者に提供する制度やサービスのことです。給与や就業時間、休みなどに加え、福利厚生の内容も確認しましょう。

特に注意すべきは社会保険の有無。飲食業界では未加入の企業もまだあるのが現状で、中には雇用保険のみ加入しているというケースもあるようです。「福利厚生充実」といった記載に安心せず、気になることは事前に質問をしましょう。交通費、住宅手当、特別休暇、さらに飲食店勤務の楽しみでもある「賄い」や「食事の割引」といった制度も福利厚生に当てはまります。

(3)転職希望の店舗に実際に行ってみる

自分が働きやすいかどうか、店の雰囲気はどうか、人間関係が良さそうかは、自分の目で確かめなければわかりません。可能であれば客として直接店舗に行ってみましょう。スタッフの表情や気遣いから感じられることがあるはずです。

(4)面接の受け答えはポジティブに

「前の職場を退職した理由は?」は、面接時によく聞かれる質問です。「勤めていた飲食店が閉店してしまったので」「休業してしまって」という回答では、転職への意欲が感じられません。特に今は、新型コロナの影響が社会に残る中でも採用に積極的な飲食店を受けるのですから、未来を見据えた回答は良い印象につながる可能性もあります。閉店・休業の事実を伝えたうえで、「退職をチャンスととらえ、〇〇に挑戦しようと考えた」など一工夫をし、前向きな転職であることをアピールしましょう。

新型コロナの収束が見えない中での転職活動は不安を伴うかもしれません。しかし、飲食店スタッフとして経験や知識を持つあなたを必要としている飲食店はたくさんあります。一歩を踏み出して、新たなキャリアを積んでいきましょう。