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福岡『鮨料理 一高』、新たなファン獲得して躍進。店主・木宮氏「コロナは良い転機」

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『鮨料理 一高』店主の木宮一洋さん

福岡市中央区、市民の憩いの場として知られる大濠公園の近くにある『鮨料理 一高』。2019年にオープンして以来、瞬く間にグルマンたちの間で話題となった人気店だ。外食業界が厳しい状況に置かれながらも、ますます勢いを増す同店。その理由を探るために、店主・木宮一洋さんに話を聞いた。

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コロナ禍で始めたテイクアウトで新たなファンを獲得

福岡で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めたのは3月のこと。県独自の外出自粛要請が出され、4月には東京や大阪と同じタイミングで緊急事態宣言も出された。普段なら、サラリーマンでにぎわう夜の街・中州、そして九州一の繁華街・天神も人通りはまばらに。福岡名物ともいえる屋台も街から姿を消し、グルメタウン福岡は静まり返ってしまった。

筆者自身、出張や取材の予定はなくなり、外出の機会はほぼゼロに。ステイホームで気分が落ち込む日々の中、楽しみだったのが飲食店から販売されたテイクアウトの品々。なかでも、食べるまでの期待と、食べた後の満足感が最も大きかったのが『一高』のシャケ弁だった。

大きな焼き鮭がドーンとのった「金シャケ極上のり弁」。店での受け渡しのほか、ウーバーイーツでも提供(写真提供:一高)

「美味しいものを食べると、元気が出るでしょう。こんなときだからこそ、飽きがこない王道のもので、沈んだ気持ちを忘れてもらえればと思って」

『一高』の店主・木宮一洋さんはそう話す。この「金シャケ極上のり弁」は営業自粛のタイミングで誕生。弁当箱のふたが閉まりきらないほど大きな鮭は、黄金色の脂がじわり。無農薬米のつやつやご飯の上に極上の海苔、さらに自家製のヌカ漬けや玉子焼きに、季節の食材を使ったおかずの数々……。

見た目や味はもちろん、食感や香りが楽しめるまさに名店の味なのだが、値段は1,500円と良心的。当時は22,000円のコース料理のみを提供する高級店で、なかなか足を運べなかったという人も、「この価格なら」と憧れの味を楽しむ機会となった。

「もともと人を喜ばせることが好き」という木宮さん。弁当販売のほかにも、うなぎ弁当を“応援弁当”として医療従事者や近隣保育園の職員、配送業者などへ無料配布する取り組みも行っているという。

営業再開後は、地元客に向けて価格を改定

営業再開後は、もともとのコース料金22,000円を改めて、12,000円、18,000円の2つに変更。営業時間もこれまで18時スタートだったのを、17時スタートに繰り上げた。

「これまでターゲットとしていた県外や海外のお客様ではなく、福岡の地元のお客様に来てもらうためです。価格を見直したことはもちろん影響していますが、自粛期間中にお弁当をご注文いただいた方が、新しいお客様として来店してくれるようになりました。うちは外から店内の様子が分からず、敷居が高いイメージがありました。お弁当は店内に入って受け取ってもらっていたのですが、これまで見えなかったお店の雰囲気が感じられたのも良かったのでしょう」

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戸田千文

About 戸田千文

広島・東京を中心に活動するフリーランスの編集・ライター。これまでにグルメ冊子や観光ガイドブック、町おこし情報誌などの編集・執筆を担当。地方の魅力を首都圏に発信する仕事をするのが夢。おいしい地酒を求め、常にアンテナを張り巡らせ中。