こだわりのスープに映えるラーメン丼の選び方。醤油なら？塩なら？

2020年12月3日(2023年6月20日更新)

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手間をかけ工夫をこらしたスープは、ラーメン店の看板ともいえます。ラーメン丼を選ぶ際には、「いかに自慢のスープが美味しく見えるか」にこだわりたいですね。一口にラーメン丼といってもデザインは様々です。そこで、今回は丼の種類や、よく見る「あの模様」の意味、そしてスープごとにおすすめのデザインをご紹介します。

まずはフォルムのデザインに注目

ラーメン丼の形にも色々あります。なかでもよく使われるのが、高台丼・反高台丼、切立丼、玉丼の3種類。具材の盛り付け方や、スープの量、保管方法など考慮して選ぶとよいでしょう。

■高台丼・反高台丼（こうだいどん・そりこうだいどん）
オーソドックスなタイプでよく利用されています。丼の脚の部分になる「高台」がはっきりしていて、口元の部分が少し反っているのが特徴。スープもたっぷり入ります。

白中華6.3高台丼

■切立丼（きったちどん）
側面が切り立った形をしています。片手で持ちやすく重ねて収納しやすいので、人気のタイプ。スープの量を比較的おさえることができます。

黒中華７.０深口切立丼

■玉丼・玉渕丼（たまどん・たまぶちどん）
全体的に丸みがって横に広く、具材を乗せやすい形。口元の部分が太く丸くなり欠けにいのが特徴です。具材が多いタンメンなどによく利用されています。

白中華6.5玉丼

よくみるラーメン丼の模様の意味は？

ラーメンのルーツは、中国の麺料理。そのためラーメン丼には、中国文化にかかわる模様がよく用いられます。

■雷紋（らいもん）
ラーメン丼の縁に描かれた、よく見る渦巻き模様を「雷紋」といいます。雷の稲光をかたどったもので、中国では3千年前の古代から使われていたそう。田畑を潤す雷雨の模様は、豊作の象徴だったのです。また、自然の脅威を表わすことから魔除けの意味もありました。

メラミン「瑞祥」新型たんめん丼

■双喜紋（そうきもん）
「喜」という漢字を横に二つ並べたものです。新郎新婦が並んでいる様子をあらわしたもので、中国圏では結婚式など祝いの席で使われる特別な模様。また中国の祝祭日である春節でも縁起物として使われます。

三ツ龍切立６.８丼

■龍（りゅう）
中国では、古代より天帝から遣わされる使者としてあがめられていました。かつては、皇帝しか使えない高貴な紋章だったとか。

赤巻三つ竜ラーメンボウル

■鳳凰（ほうおう）
幸福を招く空想の鳥。雌雄が一対となり、「鳳(ほう)」が皇帝、「凰(おう)」が皇后の紋章となりました。

ホーオーラーメンボール

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スープが映える！おすすめの丼

スープの色や濃淡によって、選びたい器の色は変わってきます。自店の雰囲気も考慮しながら、模様や器の形をチョイスしてはいかがでしょうか。

■醤油ラーメン：オーソドックスからモダンタイプまで幅広く
透明感のある琥珀色のスープには、内側が白い器がお勧めです。雷紋をあしらい外側が朱色のオーソドックスなものから、白地に朱色のシンプルな意匠を取り入れたモダンなタイプがあります。