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新ランドマークも開業、子育て世代が住みやすい武蔵小杉。飲食店出店のポイントは?

2021年3月19日

画像素材:PIXTA
神奈川県川崎市で最も人口が多い中原区、その中心が武蔵小杉です。2010年の横須賀線武蔵小杉駅開業の頃からの再開発でタワーマンションが急増した武蔵小杉ですが、さらに今後のタワーマンション建設予定もあり現在も成長中。街事情と飲食店出店のポイントについてご紹介します。

新たなランドマーク「Kosugi 3rd Avenue」がオープン

武蔵小杉駅は東急東横線・JR南武線・JR横須賀線が利用でき、東京へ18分、新宿へ20分、横浜へ10分などどこへ出かけるにも便利。駅前には再開発で「東急スクエア」「ららテラス」「グランツリー武蔵小杉」と複数の大型商業施設が開業し、川崎市の中では川崎に次ぐ規模の繁華街となりました。

合わせて2017年頃までに11棟のタワーマンションが完成し、近未来的な景観となった武蔵小杉は「住みたい街」としても人気に。新築ラッシュが少し落ち着いた後、2020年7月、”再開発のクライマックス”とされる「Kosugi 3rd Avenue」が駅徒歩1分の地にグランドオープン。519戸の住宅のほか、店舗、公共施設が一体となった複合施設には3つの広場があり、お洒落で開放的な空間を提供しています。

さらに、2026年頃までに日本医科大学跡地に約1500戸のツインタワーマンションが建設予定。そんな状況を反映し、2020年も武蔵小杉の公示地価は上昇しています。

子育てファミリーも暮らしやすい街

この街に住む魅力は通勤の利便性だけにとどまりません。15分ほど歩けば多摩川沿いに出られ、川崎フロンターレの本拠地がある等々力緑地、BBQができる丸子橋公園などがありオフタイムも充実。府中街道と綱島街道が近く車利用も便利です。

また、昔ながらの商店街と新しい施設などが協働して2011年に立ち上げた祭「コスギフェスタ」は年々規模を拡大し、古くからの地元民とニューカマーの交流を促進しています。駅の南西へ徒歩12分の法政大学キャンパスをはじめ学校も多く、以前から川崎市内の文教地区としても親しまれています。

機能的なタワーマンションや商業施設が整備された後に、旧市街が育んできた武蔵小杉らしさが交流を通じて新興マンションにも浸透し、子育てファミリーなどに支持されているようです。

画像素材:PIXTA

旧市街では昔ながらの飲食店が今も健闘

大型SCには多彩なジャンルのレストランが展開されていますが、その一方で、旧市街などに出店した個人店や古くからの店も人気です。

法政通り商店街のラーメン店『丸仙』『けん』、駅の南北に2店舗ある『串焼文福』、中華の『かどや』『粥菜坊』『Restaurant μ』、カレーの『マヤレストラン』などが健闘。日吉から移転して2008年にオープンした洋食の『キッチンICHIROU』や、2010年に出店し現在は大型店舗『ナチュラマーケット』など数店を武蔵小杉に展開するイタリアン・和食の『ナチュラ』のように、この10年ほどでエリアに進出し、拡大している店舗もあります。

武蔵小杉駅に出店するならどのエリア?どんな店?

モダンな商業ビルが立ち並ぶ武蔵小杉ですが、個人で出店できそうな候補地はかなりありそうです。まず、駅近くの旧市街。「駅前通り商店街」「法政通り商店街」「サライ通り商店街」などには新規出店の例もあるようです。

もうひとつの有力なエリアは新丸子駅方面。武蔵小杉と新丸子の間はわずか500mと徒歩圏内で、住宅街のなかに飲食店が点在し、『コスギカレー』『麺や でこ』など人気店もあります。業態としては、たとえば以下が考えられます。

■小規模な店舗で「こだわり」の飲食を提供

昔ながらの居酒屋も新しい人気店も揃う武蔵小杉。今までにない、とことんこだわった飲食を提供する店でスキマを狙うこともできそうです。「焙煎から手掛けるこだわりのコーヒー」「穴子、ウニなど1種類の素材でコース料理を展開」「激辛料理」など、少人数向けに明確な特徴を持たせる方向性が考えられます。

■毎日の食事で利用したい、ヘルシーな店

多忙な子育て世代にとっても、少人数で暮らす年配世代にとってもありがたいのが、ヘルシーでリーズナブルな和洋の定食や惣菜が食べられる店。テイクアウトやデリバリーも合わせて展開できそうです。

■年配の方が入りやすい雰囲気の店

「そば」「とんかつ」「うなぎ」といった昔ながらの和食の店は、庶民的な雰囲気が残る新丸子の方が多いようです。和食に限らず洋食や居酒屋を含め、年配の方が安心して利用できる店は需要があると思われます。

川崎駅と武蔵小杉は、旧市街と新市街が相乗効果で活性化していること、繁華街と住宅街が隣接していることなど多くの共通点がありますが、違う点は、川崎のほうはどちらかというと「出かけていく場所」であるのに対して、武蔵小杉は「住む場所」寄りだということ。こうした街の特徴を見極めながら、自分がやりたい店はどんな街に出店すべきか、検討していくと良さそうです。

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