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飲食店の「時短営業協力金」各都道府県の概要まとめ。東京・大阪・福岡ほか

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画像素材:PIXTA

9月末で緊急事態宣言が解除され、約半年ぶりにどの地域にも宣言や重点措置が出されていない状況となった。また飲食店への時短営業要請もなくなり、ほとんどの店舗が通常営業に戻った。感染拡大防止に努めながらではあるものの、街や飲食店にも少しずつ活気が戻り始めている。ここでは10月までに発表された各都道府県の時短営業協力金について概要を紹介。時短要請に応じていた飲食店は、申請期間に注意しながら申請を進めていきたい。

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各都道府県「時短要請」&「協力金」概要まとめ

■東京都
東京都では、リバウンド防止措置期間中に要請に全面的に協力した飲食店舗に対し協力金を支給。「感染防止徹底宣言ステッカー」の掲示や「コロナ対策リーダー」の選任・登録などが支給要件となっている。

・対象地域:都内全域の飲食店等
・要請期間:10月1日~10月24日
・時短要請に伴う営業時間:「感染防止徹底点検済証」の交付を受け、店頭に掲示している店舗は5時~21時(酒類の提供は11時~20時)、点検済証の交付を受けていないまたは掲示していない店舗は5時~20時(酒類の提供は自粛)
・協力金支給額:中小事業者=1日2.5万円~7.5万円、大企業は1日当たり上限20万円(一日の売上高減少額に基づき算出、中小事業者も選択可)
・申請受付:要請期間終了後、速やかに申請受付開始予定
▼飲食店等を対象「営業時間短縮等に係る感染拡大防止協力金(9月1日~9月30日実施分)」の実施概要をお知らせします!
▼「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(10月1日~10月24日実施分)」について

■神奈川県
神奈川県では、時短要請に応じた県内全域の飲食店に協力金を支給予定。なお、いずれの場合も協力金の支給要件として「マスク飲食」の推奨や、県が作成する「マスク飲食実施店認証書」「感染防止対策取組書」、または市町村が作成する「感染防止対策にかかるステッカー」の掲示が含まれている。

・対象地域:神奈川県内全域の飲食店
・要請期間:10月1日~10月24日
・時短要請に伴う営業時間:「マスク飲食実施店(認証店)」は5時~21時(酒類の提供は11時~20時)、「マスク飲食実施店(申請中)」は5時~20時(酒類の提供は11時~19時30分)、「その他の店舗」は5時~20時(酒類の提供は自粛)
・協力金支給額:売上高方式の場合は1日当たり2.5万円~7.5万円、売上高減少額方式の場合は令和元年又は令和2年の時短要請月(10月)からの1日当たりの売上高減少額×0.4
(上限20万円)
▼新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(第14弾)について
▼新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(第15弾)について

画像素材:PIXTA

■千葉県
千葉県では、原則全期間、要請に協力した飲食店に対し協力金を支給。換気の徹底、アクリル板等の設置(座席の間隔の確保)、手指消毒の徹底、食事中以外のマスク着用の推奨をすることが求められている。

・対象地域:千葉県内全域の飲食店
・要請期間:10月1日~10月24日
・時短要請に伴う営業時間:千葉県飲食店感染防止基本対策確認店=5時~21時(酒類の提供は11時~20時)、認証店、確認店以外の店舗=5時~20時(酒類の提供は自粛)
・協力金支給額:中小企業は1日当たり2.5万円~7.5万円、大企業は1日あたり上限20万円
・申請受付:後日詳細公開予定
▼新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請に応じていただいた飲食店に対する千葉県感染拡大防止対策協力金等について(9月13日以降の時間短縮等分)
▼新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請に応じていただいた飲食店に対する千葉県感染拡大防止対策協力金等について(10月1日以降の時間短縮等分)

■埼玉県
埼玉県では、緊急事態宣言に伴う休業・時短営業に応じた店舗に協力金を支給。彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)による認証を受けているかどうかで、支給要件が異なる。

・対象地域:埼玉県全域の飲食店等
・要請期間:10月1日~10月24日
・時短要請に伴う営業時間:彩の国「新しい生活様式安心宣言」飲食店+による認証店=5時~21時(酒類の提供は11時~20時)、非認証店=5時~20時(酒類の提供は自粛)
・協力金支給額:1日当たり2.5~7.5万円、売上高減少額方式の場合は1日当たり最大20万円
・申請受付:10月25日~12月24日(原則電子)
▼埼玉県感染防止対策協力金(第14期)について
▼埼玉県感染防止対策協力金(第15期)について

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■大阪府
大阪府では、今回の時短要請に協力した店舗に対して第9期大阪府営業時間短縮等協力金を支給。大阪府営業時間短縮協力金トップページには、申請内容の不備事例が掲載されているため、申請前に目を通しておくといいだろう。

・対象地域:大阪府内の飲食店等
・要請期間:10月1日~10月24日
・時短要請に伴う営業時間:ゴールドステッカー認証店舗=5時~21時(酒類の提供は11時~20時)、その他の店舗=5時~20時(酒類の提供は自粛)
・協力金支給額:中小企業等は売上高に応じて1日当たり2.5万円~7.5万円(売上高減少額方式も選択可能)、大企業は売上高の減少額に応じて1日当たり上限20万円
・申請受付:後日詳細公開予定
▼第8期 飲食店等に対する営業時間短縮等協力金(令和3年9月1日から9月30日)
▼第9期 飲食店等に対する営業時間短縮等協力金

■京都府
京都府では、緊急事態宣言に伴う休業・時短要請に応じた府内の飲食店等に対し、協力金を支給。京都府新型コロナウイルス感染防止対策認証制度の認証店かどうかで、支給要件が異なる。

・対象地域:京都市域、山城・乙訓地域(宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市、大山崎町、久御山町、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、精華町、南山城村)
・要請期間:10月1日~10月21日
・時短要請に伴う営業時間:京都府新型コロナウイルス感染防止対策認証制度の認証店=休5時~21時(酒類提供は11時~20時30分)、認証店以外の店舗=5時~20時(酒類の提供は11時~19時30分)
・協力金支給額:売上高方式は1日当たり2.5万円~7.5万円、売上高減少方式は1日当たり上限20万円
・申請受付:10月22日~11月30日
▼京都府緊急事態措置協力金(延長分)【飲食店等への協力金】(令和3年9月13日~9月30日実施分)
▼新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金【飲食店等への協力金】(京都市域及び山城・乙訓地域:10月1日~10月21日実施分)

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■兵庫県
兵庫県では、営業時間短縮要請に応じた飲食店等に対し、第9期協力金を支給。「新型コロナ対策適正店認証制度」の認証を受けているかどうかで支給要件が異なる。

・対象地域:兵庫県内全域の飲食店等
・要請期間:10月1日~10月21日
・時短要請に伴う営業時間:「新型コロナ対策適正店認証制度」の認証店舗=5時~21時(11時~20時)、それ以外の店舗=5時~20時(酒類の提供は11時~19時30分)
・協力金支給額:中小企業は売上高に応じて1日当たり2.5~7.5万円、大企業は売上高の減少額に応じて上限20万円
・申請受付:後日詳細公開予定
▼新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(飲食店向け)(第8期:8月20日~9月30日の休業・時短要請分)
▼新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(飲食店向け)(第9期:10月1日~10月21日の時短要請分)

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サトウカオル

ライター: サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。