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2021-08-03 13:39:13.0

コロナ禍でノンアルコールの注目度が上昇中! 話題の店舗や人気のドリンクメニューは?

コロナ禍で飲食店の酒類提供制限や禁止が相次ぐ中、ノンアルコールドリンクへの注目度が高まっています。昨今、どのような飲食店やノンアルコールドリンクのメニューが人気を集めているのでしょうか。ユニークなコンセプトの店舗や、ノンアルコール専門のバー、モクテル(お酒を使わないカクテル)専門店など、話題となっている6店舗を紹介します。
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HANABAR(ハナバー)/西池袋

ドライフラワーアーティストの油井奈々さんがプロデュースし、夫の油井大樹さんが運営する、花を堪能できるバー。エディブルフラワーを使用する料理やドリンクを提供しています。花を浮かべたノンアルコールドリンクやオリジナルカクテルなど、フォトジェニックなものが多く、SNSで拡散され人気がじわじわと拡大しました。

注目したいメニューは、青い花から抽出した青いお茶「アンチャンティー」。独特な色をしているもののクセがなくて飲みやすく、レモン果汁を入れるとみるみる色が変わるという、理科の実験のような演出まで楽しめます。

ティル・ナ・ノーグ/銀座

オーストラリア人のインテリアデザイナー、アシュリー・サットンのおとぎ話「鉄の妖精」を再現した、ファンタジックなバーです。妖精の神秘的な世界へ訪れたかのような内装だけでなく、ドリンクのメニューも独創的。「柚子ウィップ」「紫蘇クランベリーブランブル」「ブルーフェアリーモヒート」など、ノンアルコールカクテルも多彩に揃っています。

特に目を惹くのは、ノンアルコール綿あめカクテルの「Scarlet(スカーレット)」(自家製ラズベリーシロップ・レモンジュース・ミント・ソーダ・いちご味の綿あめ)と「Lilly(リリー)」(自家製ブルーベリーシロップ・レモンジュース・アップルジュース・ミント・ソーダ・ソーダ味の綿あめ)。グラスが綿あめにすっぽりと隠れていて、インパクト大です。

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SF-BAR 神田フラックス/神田

SF映画の世界をイメージした、昼飲みもOKのカクテルバー。バラエティ豊かなプロップレプリカがずらりと展示されていて、眺めているだけでもワクワクするはず。SF映画をコンセプトにしているだけあり、映画のタイトルや登場キャラクターをモチーフにしたドリンクが多彩です。

スタッフにお願いすれば、希望のタイトルやキャラクター、俳優をイメージしたドリンクを作ってもらうことも可能。『時計じかけのオレンジ』に登場するコロヴァ・ミルク・バーのモロコ・プラスにちなんだカクテル「ミルク・プラス」をはじめ、ノンアルコールに変更できるカクテルも多数取り揃えています。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE/六本木

完全ノンアルコールバーとして2020年7月にオープン。SNS映えするドリンクがたくさんあり、なかでも思わず動画に収めたくなるのが「Iceland Bubble」です。ベースのジャスミンティーにベルジュ(未熟ぶどう)の果汁・ジンジャー・パイナップルが融合したドリンクに、ローズマリーの香りを閉じ込めた泡をバーテンダーがお客様の目の前で注入。泡を割ると、モクモクのスモークと共に香りが漂う斬新な演出が印象的です。また「宇宙で最初のバー」がコンセプトの店内には、近未来的なオブジェやインテリアで装飾された宇宙船のような雰囲気が広がっています。

The Mocktail Bar MORI/大阪市

モクテルのテイクアウト専門店。主なメニューは5種類で、どれもオーダーを受けてからハーブをすりつぶしたりシェイカーを振ったりと、一つひとつ手際良く丁寧に作り上げます。

「ジントニック」は10種類のハーブフィーバーツリーを贅沢に使用。「モスコミュール」はすりおろし生姜と各種ハーブに隠し味のアーモンドも加えています。あるいは、「モヒート」はイエルバブエナ(キューバミント)のさわやかな香りたっぷり。「マタドール」は、スパイシーなカルダモンにパイナップルの甘みが融合し、さっぱりとした口当たりです。

自家製レモネードを注いだ「アメリカンレモネード」には、ピノ・ノワール種などのぶどうで作られたノンアルコールワインが浮かべてあり、一杯で2種類の味を楽しめます。また、「森の中のBAR」をイメージし、大樹の中にバーがあるようにデザイン。外観・内装もおしゃれでユニークです。

Non Alcohol Bar/京都市

2020年7月にオープンしたノンアルコール専門店。カクテルからサワー、ワインまで彩り豊かなノンアルコールドリンクが提供されています。メニューは、ミントたっぷりでさわやかな「ライムモヒート」や、さまざまなフルーツの「フローズンカクテル」など、100種以上もあり豊富です。

生の果物とドリンクがグラスティーポットに入ったキュートな「グラスポットカクテル」、フランス国旗をイメージした3色グラデーションのカクテル「トリコロール」は、SNS映えすること間違いなし。ワインは製造の途中で脱アルコールの工程を経ているものの、アルコール入りのワインにも引けを取らない芳醇な香りを堪能できることでしょう。

「お酒は苦手だけど、飲み会やバーの雰囲気は好き」という方にとっても、ノンアルコールドリンクが充実しているのは嬉しいもの。コロナ禍によるノンアルコール飲料の盛り上がりをきっかけに、ドリンク市場が転換期を迎えていくかもしれません。