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東京都内の外食傾向調査、「昨年よりも頻繁に外食したい」が約44%

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画像素材:PIXTA

LINE CONOMI株式会社が、LINEアプリ上で飲食店の検索ができるサービス「LINE PLACE」における、2021年・2022年の東京都内の外食傾向について調査を実施した。今回はその結果をご紹介する。

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感染状況を踏まえつつ外食を楽しむ人が増加。約34%が「夜の外食頻度が増えた」

まずは、2021年の外食頻度とランチ・ディナー1回あたりの平均消費金額推移をみていく。東京都では1年の大半にわたって緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が発出された。自粛期間中は外食の頻度だけでなく、消費金額にも落ち込みが見られたが、自粛期間が明けた10月・11月は、夜の外食頻度が増えたと回答した人が全体の約34%、消費金額もランチ・ディナーともに増加しており、感染拡大状況を踏まえ、政府や都からの要請に配慮しながら外食を楽しんでいることがうかがえる。

約34%が「ディナーの外食頻度が増えた」と回答

10月・11月はランチ・ディナーともに消費金額が増加している

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ランチの外食需要が拡大傾向。「週に1回以上」を希望する人が約43%

2022年の外食希望頻度については、「いまよりも頻繁に外食したい」と回答した人が、ランチは約39%、ディナーは約44%と2021年の実際の外食頻度よりも大幅に増加している。

2022年の外食希望頻度は2021年の実際の外食頻度よりも大幅に増加している

なかでもランチの希望頻度の高さが目立っており、「週に1回以上は外食でランチをしたい」と考えている人は全体の約43%にも及ぶ。2021年はリモートワークによって外でランチする機会がなかったり、感染予防の観点から自粛したりという状況があったことから、2022年は家族や友人などとランチを楽しめるような日常が戻ることを期待している人が多いようだ。

一方で、ディナーの外食希望頻度は、2021年の実際の外食頻度に比べて増加しているものの、「月1〜3回程度」が「週1〜4回」を上回っており、ディナーは親しい家族や友人と過ごしたいと考えている人が一定数いると考えられる。

「週に1回以上は外食でランチをしたい」と考えている人は全体の約43%

外食希望頻度について、4割以上の人が「2022年は昨年よりも頻繁に外食したい」と回答しており、今年こそはコロナを気にせずに外食したいというニーズが強く現れる結果となった。オミクロン株の流行とともに、国内でも再び感染拡大の兆しが見え始めているが、今後の外食事情はどうなっていくのだろうか。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。