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飲食店の集客に“効く”インスタ活用法とは。「インスタグラムアカデミー」参加レポ

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『Instagram アカデミー with her』第3弾におけるパネルディスカッションの様子。手前左からFacebook Japanのエージェンシーパートナーを務める鈴木陽子氏、『FOOD STAND magali Kamakura』の吉田みどり氏(中央モニター内)、『ウルトラチョップ』などを運営する尾崎華絵氏

7月20日、Facebook Japan主催のオンラインセミナー「Instagram アカデミー with her」が開催された。「Instagram アカデミー with her」はFacebook Japanによる中小企業支援の一貫としてInstagramのビジネス活用について学べるセミナーである。すでに第3弾となる今回のテーマは、「飲食店に効くレストラン予約機能とInstagramリールのエフェクト活用法」。『FOOD STAND magali Kamakura』の吉田みどり氏、『ウルトラチョップ』『Gyoza Bar Chaozu』を運営する尾崎華絵氏が登壇し、実際の活用事例について紹介した。

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顧客獲得には「レストラン予約機能」と「地図検索機能」の活用が効果的

飲食店にとって新規顧客の獲得は最重要課題である。はじめに、Facebook Japanのエージェンシーパートナーである鈴木陽子氏より、飲食店における見込み客をスムーズに来店へ結びつける仕組みとして、Instagramの「レストラン予約機能」と「地図検索機能」の活用が提案された。

■集客率アップにつながる「レストラン予約機能」
レストラン予約機能はInstagram上から直接来店予約ができる仕組みである。鈴木氏曰く、このシステムを活用することでお客様が店名をブラウザ検索する手間が減り、集客率アップにつながるという。予約機能を活用するためには「オンライン予約ができる店であること」、「アカウントが『ビジネスアカウント』であること」、「予約ボタンを利用できるパートナー企業の加盟店であること」の3つの条件を満たしている必要がある。

連携が可能なパートナー企業は「ぐるなび」、「Table Check」、「TABLE REQUEST」、「ヒトサラ」の4つであるが(2022年7月現在)、この4つはすでに多くの企業が加盟している企業であることから、スムーズな利用が可能だといえる。「TABLE REQUEST」の加盟店の中にはこの予約機能を活用したことにより1ヶ月に50件の予約を達成した例もあるという。

Instagram上で直接店舗予約が可能。強力な来店促進につながる

■店探し中の人をそのまま誘導できる「地図検索」機能
地図検索機能は位置情報タグ付きの投稿をすることで、Instagramの地図検索結果上に店舗情報を表示させることのできる機能である。鈴木氏は「予約機能を活用している店舗は、地図上にも予約ボタンが表示されるため、『近くに良い店はないだろうか?』と探している新規顧客に効率的にアピールし、そのまま来店へと誘導することが可能」と話した。

「レストラン予約機能」と連携できるのも嬉しい

厨房の舞台裏もお洒落な動画に。リールのエフェクトは積極的に活用すべし

また、飲食店のInstagramでは「リール(Reels)」のエフェクト活用も効果的だという。リールとは最大90秒までの映像が作れる機能で、いくつかの編集機能が備わっているため、誰でも手軽にお洒落なショートムービーを投稿できることが特徴だ。

「『速度調整』と『ストップモーション』は、今日からでも簡単に使えるエフェクト機能のひとつです。例えば、提供するスイーツやお食事ができあがるまでの工程を速度を上げて再生することで、お客様に調理過程や舞台裏の様子をお洒落に見せることができます。また、パラパラ漫画のようにコマ撮りの写真をつないで1本の映像にできる『ストップモーション』機能を使えば、ポップな宣伝用ムービーにもなります」

リールの演出によって利用者に「あのお店面白そう!」と思われれば、店舗を認知してもらえる可能性がある。うまく作れば、店舗のブランディングに沿ったアプローチができる点も魅力だ。

こうしたエフェクトを使うことで、短い時間でもインパクトのある動画を簡単に作成できる

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支倉律花

ライター: 支倉律花

教員として学校に勤務しながら、グルメ・エンタメなど複数のWebメディアで記事の執筆を行う。現在はフリーランスのライターとして、教育・医療系媒体を中心に取材・執筆を担当。映画館に週4で通うのが趣味。