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飲食店の秋冬限定メニューにおすすめ! 小洒落たホットアルコールドリンク5選

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画像素材:PIXTA

暑い夏にはビールやハイボールなど、乾いた喉を潤す冷たいドリンクメニューが人気だが、寒さが増す秋冬にかけてその需要は減退する。秋風が冷たく感じ始めたら、ホットのアルコールを加えて「ドリンクメニューの衣替え」を検討してみてはいかがだろうか。本記事ではトレンドを押さえつつも、他店にはあまりない独自性の高いホットアルコールを相性の良いフードメニューとともに5つ紹介していく。

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フルーツやスパイスで、店のオリジナリティが出せる「自家製ホットサングリア」

ホットアルコールメニューと聞いて一番に思いつくのはホットワインだろう。なかでもアレンジ次第で店のオリジナリティを引き出せる「自家製サングリア」に注目したい。ハムやチーズとあわせたバルスタイルでの提供はもちろん、パスタやピザ、煮込み料理などの食事メニューとあわせてもおすすめできる懐の深い一品になるはずだ。

■「自家製ホットサングリア」レシピ
※アルコール分20度未満のワインを使ったサングリアの作り置きは、酒税法違反となる可能性があります。本記事で紹介するのは、注文を受けてすぐ、提供の直前に一杯分の量を作る際のレシピです

鍋に以下を入れ、煮立たないように気をつけて温める。

・赤ワイン100ml
・オレンジジュース50ml
・フルーツのスライス2〜3枚
・グランマニエ10ml
・シュガーシロップ10ml
・クローブ2〜3個

フルーツにはレモンやライムなどの柑橘系のほか、りんごやベリー系も好相性。シュガーシロップの代わりにはちみつもおすすめ。仕上げにシナモンスティックを挿すなど、提供スタイルでも個性を発揮できる。

まろやかな口当たりが魅力の「あったかカルーアミルク」

カフェオレ感覚で頂けるカルーアミルクは、若い女性やお酒が苦手な人でも楽しめるデザート系カクテルとして人気だ。氷を入れた冷たいカクテルとして提供するのが一般的だが、ホットでは甘さや濃厚さがさらに引き立つ。つまみにはコーヒーのお供の要領で、ビスケットやフィナンシェなどの焼き菓子や、クレープやプリンなどのスイーツを用意すれば、食後の「ほっと一息」まで楽しんでもらえるだろう。

■「あったかカルーアミルク」レシピ
①耐熱グラスにお湯を入れ、温めておく
②カルーアコーヒーリキュール1:温めた牛乳3を、温めたグラスに注ぎ軽くかき混ぜる

やさしい味わいで料理との相性バツグン「柚子“温”マッコリ」

韓国発祥のお酒マッコリは、韓国料理店や焼肉店で常温や冷やして提供されることが主流だが、温めるとより飲みやすくなる。フレーバーをつけたマッコリカクテルは本場韓国では一般的だ。独特の味わいであり好みが分かれやすいが、和食テイストの柚子を合わせることで爽やかな風味が加わり、さっぱりと楽しめる。柚子が香る甘酒のような味わいでさまざまな料理とバランスが取りやすく、お刺身や茶碗蒸しなどの和食や、ヒレカツやロールキャベツなどの洋食と合わせた提供は新鮮で、客の目を引きそうだ。

■「柚子“温”マッコリ」レシピ
①マッコリを耐熱グラスに入れて電子レンジ(500W)で1分程度温める
②柚子のはちみつ漬け、または市販の柚子ジャムをスプーン1杯を混ぜ合わせる

画像素材:PIXTA

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夏のトレンドドリンクをホットにアレンジ「ホットレモネード焼酎」

冷やしたレモネードはここ数年、夏のテイクアウトドリンクとして若者に人気だが、飲食店でホットアルコールメニューとして展開すれば、トレンド感のある大人なドリンクになる。レモンはビタミンCが豊富で、寒い季節の風邪対策や美容効果が期待できるため、女性ウケ要素も満載。唐揚げやだし巻きといった居酒屋定番メニューとの相性もいいので、新たな「食中酒の定番」として売り出せそうだ。

■「ホットレモネード焼酎」レシピ
①焼酎50ml、レモン汁小さじ1、はちみつ大さじ1を、耐熱グラスに注ぎ軽く混ぜる
②ゆっくりお湯を注ぎ、しっかり混ぜ合わせる
※スライスレモンやカットレモンの飾り付けをしても

スタウトならではのコクや味わいがアップする「ホット黒ビール」

日本でビールといえばキンキンに冷えたピルスナーが主流だが、一方でエールやIPA、スタウトなど、さまざまな種類のビールをそれぞれに適した温度で味わうという概念も一般的になってきた。本場ドイツやベルギーでは定番の「ホットビール」という飲み方も、新たな楽しみ方のひとつ。エールやスタウトなど、しっかりした味わいのビールでつくるのがおすすめで、フライドポテトやフリットといった揚げ物、スパイスカレーなど、濃い味付けの料理と好相性だ。

■「ホット黒ビール」レシピ
耐熱グラスに黒ビールを入れ、電子レンジ(500W)で1分ほど加熱する
※シナモン、はちみつ、オレンジなどでアレンジしても

トレンド感のあるホットアルコールは、特に女性客からの人気が集まりそうだ。季節限定の新メニューとして、料理とともに検討してみてはいかがだろう。

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松本ゆりか

ライター: 松本ゆりか

東京でWebマーケターを経験した後、シンガポールへ渡りライフスタイル誌やWebメディア制作に携わる。帰国後、出版社勤務を経てフリーライターに。主に中小規模ビジネスや働き方に関する取材・執筆を担当。私生活ではひとり旅とはしご酒が好きなごきげんな人。