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坪月商38万円超! 『二子玉一本堂』の次なる一手。姉妹店誕生の舞台裏に迫る

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『火鍋と焼売 まがり一本堂』を手がける萩原裕介氏

楽コーポレーション出身の萩原裕介氏による二子玉川『焼売酒場 二子玉一本堂』。客単価4,000〜4,500円で13坪28席、月商500万円超(坪月商38万円超)という繁盛店だ。そんな同店を手がける萩原氏が2022年12月1日に2店舗目となる『火鍋と焼売 まがり一本堂』を、溝の口『中ノ食堂』を間借りしてオープンした。

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2018年に二子玉川で1店舗目を出店、2022年12月に2店舗目を間借りオープン

萩原氏が楽コーポレーションの門戸を叩いたのは23歳の時。バンドマンをしながらアルバイトとして、下北沢『汁べゑ』で働き始める。その後、バンドの道から飲食の道へと気持ちを切り替え、自身の店を持つことを目標に約10年間楽コーポレーションで修業を重ね、最終的には『汁べゑ』町田店の店長まで上りつめた。

「独立するなら“楽”のお店がないエリアを考えていました。また、ちょっとハイソでリッチな大人向けのお店をやりたいと思っていたので、二子玉川への出店を決めました」と萩原氏は振り返る。

当初の店名は『貮古玉一本堂』。今と違い、様々なメニューが揃ういわゆる総合居酒屋として展開していた。しかし2020年、コロナ禍が訪れたことを機に業態を変更。以前より人気だった焼売と自然派オレンジワインのペアリングに着目し、焼売をはじめとした中華とワインが味わえる『焼売酒場 二子玉一本堂』へと進化を遂げたのだ。

「看板などは新しくして、メニューは少しずつ変えていくスタイルで業態変更したので、休業はしていません」と萩原氏。この窮地での判断は功を奏し、お客からの評判は上々、売上も盛り返すことができた。

楕円形のカウンターテーブルが目を引く『火鍋と焼売 まがり一本堂』は12坪26席

同じく2020年ごろから着手していたのが、2店舗目の出店だ。二子玉川エリアに絞らず、都内のあらゆるエリアで物件を探していたが、ピンとくる物件に出合えず、同業者に相談していたところ声をかけてくれたのが、株式会社ビッグスルー代表取締役の佐藤大介氏だった。

「佐藤さんは“楽”の先輩ではありませんが、お店が近所ということもありお互いの店を行き来するなど、以前から交流がありまして。今回、諸事情で休業中の『中ノ食堂』を間借りさせてもらえることになりました」

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中森りほ

About 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経てフリーライターに。フードアナリストの資格を持ち、現在マガジンハウス『Hanako.tokyo』や徳間書店『食楽web』、ぐるなび『dressing』、日経『大人のレストランガイド』などで飲食店取材記事や食のエッセイを執筆中。