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飲食店で働く上でメイク、ネイル、アクセサリーはどこまで許される? 男女差はあるの?

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画像素材:PIXTA

飲食店従事者の中には「仕事中も自分らしいファッションでいたい」と考える人もいるだろう。「髪型自由」「服装自由」を標榜する飲食店も多いが、実際にはどの程度のヘアカラーやメイク、ネイル、アクセサリーが許容されるのだろうか。今回は飲食店従業員のメイクやネイルなどのマナーについて解説していく。

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どんな飲食店でも「清潔感」は必須条件

ヘアカラーや髪型、メイクなどの許容度は店によって異なるが、どの店でも共通して求められるのは「清潔感があること」。お客様に気持ちよく飲食を楽しんでいただく場のため、不潔に見えるファッションはタブー視される。言うまでもないが、清潔感の有無にかかわらず、実際に不衛生な装いは絶対にNGだ。

では、すべての飲食店が「黒髪のまとめ髪とナチュラルメイク」といった清潔感たっぷりの装いで統一されているかといえば、決してそうではない。一定の清潔感さえ保てていれば、ヘアメイクやネイル、アクセサリーは自由という店もあり、その幅は業態によって左右される部分が大きい。比較的自由度が高いのは、カジュアルレストランやバーなどの業態である。

飲食店の「髪型自由」はどこまでOK?

求人情報で「髪型自由」を掲げる店は多い。制服に帽子がある店などは帽子で髪が隠れるため、髪型には寛容な傾向がある。その場合、仕事中は髪をゴムやピンなどでまとめ、帽子から髪が出てこないようにしたい。

ただし、高級志向のレストランなどは、帽子があっても奇抜な髪型や派手なヘアカラーは好まれないこともある。また、キッチンスタッフとホールスタッフで、髪型に関する制限が変わる店も。一般的には接客をするホールスタッフの方が、髪型に関して気を遣うことを求められる場合が多い。

飲食店で好まれるメイクとは?

業態を問わず、飲食店では基本的にナチュラルメイクが好まれる。ナチュラルメイクとは、肌になじむ薄づきのファンデーション、適度に整った眉、華美ではないアイメイクやリップメイク、顔色をよく見せるチークなど、老若男女問わず好感を持たれやすいメイクのこと。こうしたメイクなら、どの飲食店でも問題なく働けるはずだ。

一方、大粒ラメのアイシャドウやつけまつげ、真っ赤なリップなど、いわゆる“派手”なメイクは、店の雰囲気や客層によっては敬遠される可能性が高い。奇抜な色のカラーメイクも、避けた方が無難だろう。

とはいえ、全くのノーメイクでは、疲れて見えたりだらしなく見えたりすることもある。ノーメイクやボサボサの髪で身なりに構っていない従業員を、かえって「清潔感がない」と感じるお客様もいるはずだ。お客様をおもてなしするための身だしなみとして、女性はナチュラルメイクを施した状態で働くようにしたい。

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小晴

ライター: 小晴

美容系雑誌編集者・ライターを経てフリーライターに。品川区のローカルニュースサイト「品川経済新聞」記者として、多くの飲食店取材に携わる。趣味は食べ歩き・飲み歩きと銭湯。