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インスタ予約で「脱グルメサイト」を実現するには? 飲食店集客応援セミナーレポート

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左下から時計回りに、株式会社Bespo代表取締役・高岳史典氏、『北野メディウム邸』オーナー・山本宝氏、株式会社エッヂ・竹田洋一氏、株式会社シンクロ・フード・中村魁

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3月22日、飲食店ドットコム主催の「飲食店集客応援セミナー~Instagramからの予約獲得で脱グルメサイト~」が開催された。第3弾となる今回は、Instagram(インスタグラム)を使用した、より具体的な集客方法についてパネルディスカッションを実施。

フードテックカンパニーとして飲食店のインスタグラム予約をサポートしている株式会社Bespoの代表取締役である高岳史典氏と、株式会社エッヂで『ウルトラチョップ神楽坂』など3店舗の統括をおこなっている竹田洋一氏、『北野メディウム邸』のオーナーである山本宝氏が登壇し、飲食店集客におけるインスタグラムのリアルな活用方法について語った。

なお、セミナー当日の様子は、記事末尾にある動画リンクから確認できる。本記事と併せてご活用いただきたい。

「グルメサイト集客」から「インスタグラム集客」へ

パネルディスカッションでまず話題にあがったのが、株式会社エッヂの竹田氏と北野メディウム邸の山本氏が抱えていた集客に関する悩みだ。

現在、竹田氏と山本氏はインスタグラム予約を使った集客を成功させているが、当初は両者ともグルメサイトからの予約受付が中心だったという。そんな両者が共通して抱えていた悩みが、グルメサイト経由の予約で発生する送客手数料だ。

「SNSが世に広まる前は、集客はグルメサイトに頼りきりでした。グルメサイトを使うとどうしても送客手数料が課金されてしまうのがネックで、何かいい方法がないかと思っていました」(竹田氏)

「以前はグルメサイトで全ての予約を受け付けていましたが、掲載料に加えて送客手数料が予約数につれて上がってしまうため、今は完全にインスタグラムのみで予約を受け付けています」(山本氏)

山本氏がオーナーを務める『北野メディウム邸』のインスタグラム

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インスタグラム予約で、毎月かかる集客コストを大幅軽減

こうした両者の悩みを解決に導いたのが、今回のメインテーマでもあるインスタグラム予約だ。両者ともグルメサイトからインスタグラムの予約に上手く移行したことで、予約を獲得しつつ、これまでかかっていた送客手数料などの費用を大幅に削減している。

インスタグラム予約とグルメサイト予約を並行して受け付けている『ウルトラチョップ神楽坂』は毎月約5万円、完全にインスタグラム予約に移行した『北野メディウム邸』は毎月約6万円のコストカットに成功したという。

『北野メディウム邸』では、ひと月あたり約6万円のコストを削減

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では、どのようにインスタグラムから予約を受け付ければ良いのだろうか。インスタグラムから予約を受け付けるためには、インスタグラムのビジネスプロフィールに「席を予約する」というアクションボタンを設置する必要がある。

連携パートナーのサービスに加入することで、アクションボタンが無料で設置できる

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アクションボタンの設置は無料だが、連携パートナーのサービスへの加入が条件となる。今回登壇いただいた高岳氏が代表取締役を務める株式会社Bespoと株式会社ジェーシービーが提供する「JCB飲食店集客応援パッケージ」もその一つである。

インスタグラムからの集客であれば、掲載費用や送客手数料が発生しないことが魅力だ。竹田氏と山本氏の店舗でも本サービスを通じて、インスタグラムからの予約を受け付けているという。

竹田氏が統括をしているウルトラチョップグループのインスタグラム。ホーム画面に「席を予約する」というアクションボタンが設置されている

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JCB飲食店集客応援パッケージは、「ebica(エビカ)」「TableCheck」「トレタ」「Resty」「ヒトサラ即時予約」といった、予約台帳システムをすでに利用していれば「無料」で導入が可能である。これらの予約台帳システムを導入していない飲食店には、月額利用料4,950円(税込)で独自の予約台帳システムを提供。追加費用なしでインスタグラムからの予約を受け付けることができる。

さらに、JCBカードが使える飲食店であれば、先着500店舗限定で予約台帳システムの月額利用料が「3か月無料」になるため、インスタグラム予約を気軽に始めることが可能である。

「JCB飲食店集客応援パッケージ」なら、月額利用料が3か月無料になる

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■JCB飲食店集客応援パッケージの詳細はこちらから

インスタグラム集客ではフォロワーの「数」ではなく「質」を重視

パネルディスカッションでは様々な話題が出たが、特に注目したいのがインスタグラムのフォロワー数と予約の関係だ。インスタグラムを使った集客というと、何千人規模のフォロワーがいなければ効果がでないと思っている人もいるのではないだろうか。

高岳氏は、これまで様々な飲食店のインスタグラムの予約状況を見てきた経験から「フォロワー数が多いところに必ずしも予約が入るわけではない」と話す。『ウルトラチョップ神楽坂』を例に挙げ、400人台のフォロワーでも月に40件・100人近くの予約を取っているとし、「フォロワーが100人を超えてくると予約がどんどん入ってくる」と、少ないフォロワーでも予約が入ってくると説明した。

一方で、高岳氏が大切になると話していたのが、「フォロワーの質」だ。高岳氏は「遠くの方にフォローしていただくのも嬉しいかもしれないが、直接お店に来てくれる方を増やしていくことの方が重要」と、実際に来店するお客様にフォロワーになってもらうことの大切さを強調していた。

『ウルトラチョップ神楽坂』の予約件数の推移。グルメサイトと遜色ない効果が出ている

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集客につながるインスタグラムのリアルな活用方法とは?

さらにインスタグラムでの集客や予約の獲得につながる活用方法についても様々な話が聞けた。いくつかトピックごとに分けて紹介していく。

■インスタグラムからの予約を増やす方法
竹田氏の店舗では、ポップや声かけによる案内をしているほか、インスタグラム上に予約方法を案内する動画も投稿しているそう。インスタグラム予約に馴染みがない人も多いことから、竹田氏は「インスタ予約をどうやるかという具体的な方法を店舗のストーリーズに挙げて、ハイライトにも残している」と話した。

インスタグラム上で予約方法を案内することで、初めての方にも分かりやすい

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一方、山本氏の『北野メディウム邸』では、予約方法をインスタグラムに絞っており、「お電話をいただいた方もインスタグラムからの予約をお願いしている」と徹底。座席状況もストーリーズに投稿することで、店舗の情報をインスタグラム内で把握できるようにしているという。

■お客様から反応を得やすい投稿
インスタグラムを使った集客では、お客様に投稿を見てもらうことが大切だが、竹田氏は「見栄えが良い写真」がお客様から反応が大きいと話す。さらに、竹田氏の店舗では、「件数が多いハッシュタグのタグ付け」なども実施しており、竹田氏はこうした工夫が上手くはまると、反応が良くなると話していた。

色鮮やかな写真やキャッチーなアイテムの投稿がお客様の反応が良い

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対して山本氏も「映える写真」の反応が良いと話す。加えて反応が良い投稿の特徴として挙げたのが、「予約情報の投稿」だ。「予約状況や期間限定の情報を解禁すると反応が多い」と説明。

この点について高岳氏は、限定感のある情報を投稿できるのがインスタグラム集客の特徴だとし、「自身のフォロワーにどういった属性の方がいるかを考え、適宜情報を出していくと良い反応があり、実際の予約にもつながる」と話した。

予約状況や期間限定の情報を解禁するとお客様が反応してくれるという

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■インスタグラムの投稿で意識していること
竹田氏と山本氏は、投稿時間も工夫をしているという。投稿する時間によって閲覧数が変わることから、竹田氏は「昼前の11時くらいや夕方など、みんなが見やすい時間」に投稿をするそう。投稿を見てもらうためには、投稿の内容だけでなく、時間も意識した方が良いと言えそうだ。

また、山本氏がインスタグラムの投稿で意識していることの一つとして挙げたのが、「お客様のメンションに対するお礼」だ。メンションとは、投稿に他のユーザーのアカウントをタグ付けできるインスタグラムの機能だが、『北野メディウム邸』では、メンションしてくれたお客様の投稿に対し、ストーリーズを使ってお礼をしているという。

高岳氏は、「毎日ちゃんとチェックすれば、お客様の投稿に必ず気づきます」と語り、お客様の友人がその投稿に興味を持ち、ハッシュタグやメンションをきっかけにお店を知ってもらえると話した。お客様の投稿にお礼をするなどポジティブな連鎖を上手く活用することで、集客のサイクルを回していくことができるという。

無料でできる「予約ボタン設置」で、気軽にインスタ集客を始めよう

インスタグラム集客を始めることに躊躇している人も多いかもしれないが、高岳氏は「大切なのはまずは始めること」と話す。グルメサイトと契約し、設定する手間を考えると、インスタグラム集客にかかる負担はごくわずかだという。

テーブルリクエストの「JCB飲食店集客応援パッケージ」であれば、費用面の負担も抑えながら、インスタグラム集客を始められる。今回紹介した様々なノウハウも参考にしながら、インスタグラムを飲食店の集客に役立ててはいかがだろうか。

■JCB飲食店集客応援パッケージ(TABLE REQUEST)
サービスの詳細
お問い合わせ

[提供]株式会社ジェーシービー

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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