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グリーストラップのラクラク清掃方法。作業負担を軽減してくれるお助けグッズも!

2018年6月4日(2023年6月9日更新)

グリーストラップのラクラク清掃方法

Photo by iStock.com/atm2003


キッチンの排水から油脂分を分離させる役目を持つグリーストラップ。掃除をサボって汚れがたまると悪臭や害虫の発生、さらに油で排水口が詰まると汚水が流出することもあります。そこでここでは、日常的な掃除の方法とラクに掃除ができるオススメの道具をご紹介します。

そもそもグリーストラップとは

飲食店で油脂を使わない日はありません。そのため、キッチンから常に油脂を含んだ汚水が排水されます。それが排水管に流れ込む前に、油脂や残飯などのゴミを取り出す装置がグリーストラップ。グリーストラップを掃除しないと、悪臭や害虫が発生するもとになってしまうので、日常的な掃除がとても重要なのです。

■グリーストラップの仕組み
多くの飲食店の場合、グリーストラップは厨房の床下にあり、金属製のフタに覆われています。キッチンからの汚水は3つの層に分かれた装置をくぐり抜けることで油分を分離させます。第1層にはバスケットがあり、残飯などのゴミを取り除きます。第2層では、水と分離させた油を浮上させて貯めます。第3層にトラップが設置され、排水管に油脂を分離させた水が流れる、という仕組みです。

グリーストラップのラクラク清掃方法

Photo by iStock.com/dima_sidelnikov


日常的なお掃除方法

1、バスケットの掃除
バスケットには、残飯などのごみクズを貯めます。バスケットを取り出して掃除する目安は毎日1回。作業頻度が高いので、ちょっと大変です。そのため、バスケットにネットをかぶせてゴミを貯めると手間が軽くなります。ネットをかぶせるのもおっくう……という人には伸縮性がある『グリスネット』がオススメ。セットするのも取り出しもラクラクです。目詰まりしにくい網目のため、水切れもよいのが特徴です!

2、第2層の油を取り出す
水から分離した油脂分は浮き上がって第2層の表面に貯まります。これをストレーナーなどですくい上げ、取り除く作業が週に1回は必要です。地味に手がかかる作業ですが、『グリースクリーン』を使えば、グンとラクになりますよ。『グリースクリーン』は油分を吸着するシートで、第2層の水面に浮かべておくだけ。1シート(50cm×50cm)で約1kgの油脂を吸着。取り出すだけで油が除去できます。また、シートで汚水をフタする形になるので臭気も防げます!

3、底のヘドロをすくい上げる。
油は水面に貯まりますが、第2層の底にはヘドロが貯まっているので月に1回は掃除する必要があります。角にたまったヘドロまですくい上げるのはけっこう大変な作業です。そこでオススメしたいのが『すくいん棒』。すくう部分が四角形なのでコーナー部分のヘドロもしっかりすくえます。また、かがんでやる作業は腰に負担がかかりますが、柄が120cmと長いので、楽な姿勢で作業できます。油を吸着した『グリースクリーン』を取り出すのにも便利です。



4、トラップ内部の洗浄
第3層にあるトラップの内部は、2,3か月に1度を目安に掃除します。トラップの口にある臭気どめのフタを外し、柄の長いブラシなどで汚れを落とします。掃除が終わったらフタを戻すことを忘れずに。

5、掃除の仕上げ
グリーストラップを掃除する際に、悪臭ガスが発生します。換気だけだと、客席に異臭が流れることもあるので、臭いのもとから絶つ消臭剤を使いましょう。たとえば、『グリスト清(空間消臭剤)』。アミノ酸系成分が悪臭となる成分を中和するので、臭いもどりがありません。無香料なので、人工的な香りが残らず使いやすいです。



いかがでしたか? 油脂分の汚れは臭いもきつく、掃除をサボるとやっかいなことになりますので、日常的に掃除をするのが一番です。ぜひ、ご紹介したような便利な掃除道具を使って、グリーストラップを小まめに掃除してください。

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