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厨房用品・調理道具の選び方

飲食店で知っておきたい器の揃え方。組み合わせるポイントはどこにある?

2019年9月26日(2023年6月20日更新)

飲食店で知っておきたい器の揃え方。組み合わせるポイントはどこにある?"

画像素材:PIXTA


料理を引き立てる食器は、店のコンセプトや雰囲気づくりに重要な役割を果たします。では、どのように揃えていけば良いのでしょうか。今回は、基本的な考え方や組み合わせ方をご紹介します。

必要な食器を揃えるときのポイントは?

食器を揃える際には、どのようなメニューでどんな演出をしたいか、具体的にイメージしてみましょう。具体的なポイントは、下記の3点です。

1. コンセプト
食器の色・形・素材を見て、コンセプトに合ったものを選びましょう。たとえば、白い食器はキャンバスのように料理の色を引き立てるため、多くの飲食店で活用されています。黒はスタイリッシュな印象を与えられ、高級感を出すことができます。

食器の形は、丸型やオーバルだと優しい印象があります。リム(縁取り)が広い皿は料理がよく映え、角型は洗練された印象が増します。素材は、白い磁器であれば透き通った高級感があり、木製の器はナチュラルな雰囲気を出すことが可能です。

2. 季節感
季節限定のメニューは、いつもと食器を変えると特別な感じが出るので、プラスαとしていくつか揃えてみましょう。たとえば、夏には涼感を出すガラスの器。冬は陶器の器だと、温かみが出ます。春はグリーン系、夏は寒色系、秋や冬は暖色系など、色で季節感を出すことも可能です。

3. インパクト
同じ色やシリーズで食器を揃えると統一感が出て、テーブルの上がすっきりします。しかし一方で、見た目に「インパクト」を与えることも、料理を楽しんでもらうために大切なこと。たとえば、グループ料理などで提供する大皿は、大胆な形や、柄もの選ぶと目を引きます。また、洋食料理であえて和食器を使ったり、和テイストの色や柄を合わせるなども、店の個性を印象づけることができます。

コースでも使える! 洋食の基本アイテム

ディナープレート(約27cm)
メインディッシュ用。ソースなどで料理をデコレーションする場合は、フラットの方が目立ちます。

サラダ皿(約21cm)
サラダやデザート用のプレートです。またライス用、1人用の盛り皿、取り分け皿としても利用できます。

パン皿(約16cm)
パンやケーキ用のプレートですが、取り分け用にも重宝します。

カップ&ソーサー
紅茶用・コーヒー用と分かれます。兼用のカップ&ソーサーもあります。

パスタ皿(22~27cm)
深さが4cm以上あり、パスタやカレーにも使われます。

スーププレート
大きさに合わせて、プレートを組み合わせて使うとお洒落です。

飲食店で知っておきたい器の揃え方。組み合わせるポイントはどこにある?

画像素材:PIXTA


定食で使いたい! 和食の基本アイテム

和定食の基本は一汁三菜。ごはん、汁物、おかず3種(主菜1品+副菜2品)となります。使う食器は、まずお茶碗とお椀。お茶碗は陶器、お椀は木製のものが多いです。次に主菜を盛り付けるのは中皿。魚料理には、6~7寸(18~21㎝)の角皿が使い勝手がよくおすすめです。

また、肉料理・魚料理ともに、丸型やオーバル(楕円形)の22cm程度の皿がちょうど良いでしょう。副菜を盛り付けるには、小皿・小鉢・豆皿があります。箸置きなど小さなものにこだわると、店の個性にもなりますね。

ワンプレートディッシュは小皿と組み合わせよう

カフェなどで人気のワンプレートディッシュ。大皿できれいに盛り付けると、見た目もよく食欲をそそります。さらにもう一歩踏み込んでこだわりたいのが、器の組み合わせです。大皿に、小型のカップやボウルを組み合わせると、アクセントがプラスされてお洒落に見えます。ソースやスープなどをワンプレートにまとめることができるので、汁気のあるものを上手に盛り付けることも可能に。

食器の揃え方で迷ったら、まず看板メニューやメインとなる料理の器から考えると良いでしょう。そして、あくまで料理が主役で、食器は引き立てる役目があるということを忘れずに選ぶようにしましょう。


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