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鍋料理だけじゃない!新メニューの開発にも役立つ土鍋活用術

2019年11月21日(2023年6月20日更新)

鍋料理だけじゃない!新メニューの開発にも役立つ土鍋活用術"

画像素材:PIXTA


寒い季節のごちそうと言えば、やはり身体が温まる鍋料理です。その際、食材にじっくりと火を通す「土鍋」が大活躍。しかし、土鍋の用途は鍋料理だけではありません。季節を問わずさまざまな料理に使えます。そこで今回は土鍋の魅力を改めて確認するとともに、その魅力を存分に堪能する活用方法をご紹介します。

ゆっくり炊き上げ、余熱で調理

土鍋は陶土の中でも特に熱に強い土で出来ています。鍋全体が温まり、食材にじっくりと火を通すため、金属の鍋と比べ加熱スピードが緩やかなのが特徴。沸騰するまでの時間が長いので、米や根菜類の甘みを引き出し、やわらかく炊き上げることができます。また、冷めにくく保温性に優れているため、余熱での調理も可能。じっくりと味がしみるので、煮物や煮込み料理などにぴったりです!直火で使用できるのは当然ですが、最近では、IHに対応したアイテムも登場しています。

マルチに活躍する土鍋

「じっくり火が入って冷めにくい」という性質から、土鍋はさまざまな調理に活用できます。

■土鍋ごはんに
米の甘みが引き出されるのは、およそ40~60℃の温度。緩やかに温まる土鍋はその温度帯にある時間が長く続くため、ふっくら甘みのあるご飯が炊き上がります。白米だけでなく具材の旨みも引き出すから、炊き込みご飯などの調理にも最適。特に魚介類は煮汁や昆布だしでご飯を炊き上げ、具材には余熱で火を通すと色よく仕上がります。この時季は牡蠣や鯛など旬の食材を使った豪華な一品や、色鮮やかな鮭やサツマイモをたっぷり使用した華やかなメニューなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

鍋料理だけじゃない!新メニューの開発にも役立つ土鍋活用術

画像素材:PIXTA


■蒸し物に
緩やかな加熱の中で蒸気を対流させつつ、適度に逃がすことも出来る土鍋は、蒸し物にもぴったり。葉物野菜など水分の多い食材を下敷きに、肉や魚、シュウマイなどをのせて水を加えれば、野菜の甘みとメインの具材の旨みが際立った美味しい蒸し料理ができます。タレや具材の組み合わせにこだわることで、手軽なオリジナルメニューを開発できるかもしれません。

■卵料理に
ここ最近は、土鍋そのものを器とした斬新なプリンも注目されています。その名も「土鍋プリン」。卵は低い温度からゆっくり温めると「す」が入らず、口当たりよくなめらかに仕上がります。土鍋用の蒸し皿に容器を並べ、茶わん蒸しを作るのもおすすめです。

■煮込み料理に
緩やかな温度下降を特徴とする土鍋は、余熱を利用した調理にも向いています。肉や根菜類は芯までやわらかく、味がしっかり染みるのも特徴。宴会などのグループ客には、冷めにくい土鍋で提供するおでんや煮物などのメニューも喜ばれそうです。

鍋料理だけじゃない!新メニューの開発にも役立つ土鍋活用術

画像素材:PIXTA


土鍋の選び方

■用途で選ぶ
基本的に土鍋はマルチに使えますが、用途によってより適した形状があります。たとえば炊飯なら、蒸気を上手に逃がせる底の丸い深型がベスト。米を炊くことに特化した炊飯専用の土鍋もあります。また、宴会料理などで卓上に鍋ごとサーブする場合は、各人が取り分けやすい浅型のものが良いでしょう。汁気の多い煮込み料理は、余熱で味が染み込みやすい深型タイプを使うと、より美味しく仕上がります。

【炊飯用の土鍋なら】
大黒ふっくらご飯鍋4合炊(中蓋付)(萬古焼)
大黒ふっくらご飯鍋4合炊(中蓋付)(萬古焼)

■加熱方法で選ぶ
オーソドックスな土鍋は直火でしか使えませんが、最近では鍋底などに「IH対応」と記載されたものもあり、使用する熱源によって選択できます。またその際には、耐熱性能にも注目を。ひび割れなどに強い耐久性も兼ね備えたものを選びましょう。

【IH対応のスタイリッシュな土鍋】
IH サーマテック 洋風土鍋 チョコ
IH サーマテック 洋風土鍋 チョコ

■大きさで選ぶ
「ひとり鍋」を提供するなら、6号サイズがちょうど良いでしょう。4人程度の少人数でテーブルを囲む場合は7~8号、グループや宴会の場合は9号以上が目安となります。収納のしやすさでは、スタッキングできるものが便利です。

【サイズが豊富、定番の土鍋】
三島 土鍋
三島 土鍋 6合~10合

ご紹介したように、土鍋はさまざまな調理に活用できます。上記を参考にして、ぜひこの時季ならではのオリジナルメニューを開発してみてください!

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