ふきんやダスターは「素材」に注目！選び方のポイントや清潔に保つための除菌方法を紹介

厨房や客席の衛生管理に欠かせない、ふきんやダスターはどのように選んでいますか。なんとなく手に取ったものを使っているという方は、素材に注目して選んでみると効率的に作業ができるようになるかもしれません。今回は、厨房に欠かせないふきんやダスターの選び方、そして清潔に保つための除菌やお手入れの方法についてご紹介します。

素材の特徴を知ってふきんを選ぼう

ふきんやダスターを素材で選ぶ理由はいくつかあります。たとえば、使い勝手。ガラスのような繊細な食器を拭き上げる場合と、油汚れがあるシンクまわりを拭く場合では、向いている素材が異なります。また、使用後の手入れや乾かしやすさもポイントになります。では、ふきん・ダスターにはどんな素材のものがあるのでしょうか。

■綿
ふきんの定番といえば、綿。天然素材で柔らかく、吸水性も高いため食器拭きに向いています。また、柔軟性があり細かいところまで拭けるのでキッチンの水回り、調理機械の掃除用などさまざまなシーンで使われます。なお、厚手になると乾きにくいので、使ったら洗ってすぐ乾かすことが必要です。

・皿ふきタオルNo.160


■レーヨン
ふきんについた汚れが落ちやすいため、ひと目に付きやすいテーブル拭きなどにお勧めです。どの素材よりも吸水性があるので、こぼれた水分もさっとひと拭き。カウンタークロスとしてよく使われています。乾きやすいので衛生的です。

・クラフレックス　カウンタークロス
■ポリエステル
丈夫で乾燥するのが早いという特徴があります。汚れをふき取る力が強いので、カウンタークロスや調理台まわりなどでよく使われています。油分やほこりに強いので、指紋跡などをきれいに拭きとるグラス拭きとして使うのもお勧め。加工がしやすくナイロンを混紡して強度を高めたり、「マイクロファイバー」など極細の繊維に加工されたりしているものがあります。

・東レ　グラス拭き


■マイクロファイバー
吸水性にすぐれ、汚れ落ちがよいという特徴があります。また油汚れがきれいに落ちるので、カウンタークロスや調理台回りの掃除にぴったり。ほこりもよく絡めとるので、ダスターやモップなどにも使われています。極細糸の繊維の「構造」によって、吸水性などの機能が増しているので、洗濯・乾燥は使用上の注意に従ってください。

・マイクロファイバークロス
■不織布
吸水性が高く拭きやすいので、カウンタークロスにお勧めです。また油汚れに強く、ガス台やステンレス機器の油落としに向いています。ひどい汚れの拭き掃除で使い捨てにできるのも魅力です。

・JK　クリーンクロス

除菌もできる、ふきんの洗い方

水分のあるところで雑菌は増えてしまいます。ぬれ拭き用のふきんは、使用中でも丸めて置かず、固く絞ってふきん掛けにかけるようにしましょう。そして作業後は手洗い、もしくは洗濯機で洗ってしっかり乾かします。空拭き用のふきんも湿気や汚れを含んでいるので、一日使ったら洗濯をしましょう。雑菌を増やさないため、「汚れを落とし、きちんと乾かすこと」が基本です。

■除菌ができる洗い方
１）台所用洗剤（中性）を使って手洗いし、汚れを落とします。汚れを落としてから漂白する方が効果的です。

２）台所用の漂白剤入りの水を張った桶に浸します。漂白剤は塩素系であれば、より除菌・漂白ができますが、製品によってNGの場合があるので、事前に取扱説明書などを確認しておきましょう。除菌だけの場合は2分、漂白する場合は30分以上つけます。

３）水でよくすすぎ、よく乾かしましょう。天日干しをすると、さらに除菌効果が上がります。

素材で違う。お手入れの注意点

ふきんは素材によってお手入れの方法が変わることをご存知でしょうか。知っておきたいお手入れポイントをご紹介します。

■ポリエステル
耐久性はありますが、熱に弱いというデメリットがあります。そのため、熱湯をかけたり、お湯を使って漂白したりすることはNGです。

■マイクロファイバー
糸が細いので洗濯機で洗うと抜けてしまうことがあります。漂白剤は使えないものがあるので、使用上の注意に従ってください。

■不織布
基本的には使い捨てです。中には洗って使えるものもあるので、使用上の注意に従ってください。

ふきんやダスター選びには、抗菌などの機能性もポイントです。また、使用場所に応じて使い分けできるよう、カラーバリエーションにも注目して選ぶようにしてみましょう。

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