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クラフトビールはどれを選ぶべき?世界のビールの種類と特徴を解説!美味しく飲む方法も!

2017年6月21日(2017年12月11日更新)

クラフトビールイメージ

-Photo by iStock.com/kjekol


昨今のクラフトビール人気でさまざまなビールを楽しめるようになりましたが、日本の缶ビールは銘柄は違えど主に1種類。しかし、世界には100種類近いビールがあります。
今回は、世界のビールの種類と、ビールを美味しく飲むための豆知識をご紹介します。



■醸造法別ビールの種類

主なビールは、醸造方法で「エール」と「ラガー」、そして「自然発酵」の3種類に分けられます。

○上面発酵ビール
20度前後の比較的高めの温度で発酵させたビール。発酵中に酵母が浮き上がる様から、このように呼ばれる。「エール」と総称される。

○下面発酵ビール
10度前後の低温で発酵させたビール。発酵が終わると酵母が下に沈むため、このように呼ばれる。「ラガー」と総称される。

○自然発酵ビール
人工的に培養された酵母ではなく、空気中に存在する酵母のみで自然発酵させたビール。基本的にはベルギーの「ランビック」のみ。

上面発酵ビールの主な種類

・ペールエール
硬度の高い硬水と淡色麦芽で醸造される、イングランド発祥のエール。ホップが多く、一般的には苦味が強いと言われる。スタウト(黒ビール)に比べて淡い色(=ペール)のため、この名がついた。実際には銘柄によって苦味も色もさまざま。

・インディア・ペールエール
通常のぺ-ルエ-ルよりもアルコ-ル度数が高く、ホップの量が多いため苦味が強い。18世紀末にインドに輸送するため、長期保存に耐えられるように製造されたと言われている。IPAとも略される。

・スタウト
ローストされたモルトで醸造される黒色に近いビール。アイルランド発祥。苦味・酸味が強く、アルコール度数も高めだが、カラメルのような濃厚な風味とコクがある。

・ヴァイツェン
白濁した淡い色をしており、苦味が少なくフルーティーな味わい。大麦麦芽と小麦麦芽で醸造されるが、小麦麦芽の使用率が高い。

下面発酵ビールの主な種類

・ピルスナー
日本でビールといえばこのタイプ。世界でも製造されているビールの大半を占める。チェコが発祥。

・メルツェン
オクトーバーフェストで飲まれることでも有名なドイツのビール。黄金色から赤褐色をしており、モルトの味わいが楽しめる。

・デュンケル
ローストした麦芽を使用したドイツ発祥のラガービール。「暗い」という意味の名前のとおり褐色をしており、苦味と甘味のバランスが良い。

・ヘレス
主に南ドイツで製造されている。淡い色をしており、名前の由来もここから。苦みが少なく、麦芽の香りが強い。


■生ビールは何が違うの?

-Photo by iStock.com/Shane808

「生」ビールは、そうではないビールと何が違うのでしょうか。
国ごとに基準は異なりますが、日本では熱処理をしていない非加熱製法のビールのことを生ビールと呼びます。加熱するのは発酵を止めるため。加熱をしない場合は酵母を取り除くためにろ過を行います。
生ビールかどうかは味わいにはほとんど関係がないと言われています。ビールの美味しさは、注ぎ方やサーバーの清掃状態、またビールの保存状態や鮮度によるものです。



■ジョッキを冷やすのはNG?

夏場は特に、冷凍庫でキンキンに冷やした状態のジョッキやグラスでビールを飲みたくなるもの。しかし、ビールを美味しく飲むためにはNGな行為です。
ビールが冷えすぎることで、風味が落ちたり味わいに変化が生じてしまいます。また、グラスに結露ができやすくなるため、きれいな泡がつくりにくくなることも。
風味や泡を楽しみたい場合は、ジョッキやグラスは冷蔵庫で適度に冷やす程度にとどめておくのが良いかもしれません。


色も味も香りも、その個性はビールによってさまざま。特徴を踏まえてメニューに取り入れることで、これまでビールが苦手だった方や、いつもと同じ銘柄に飽きていたビール好きの方にも訴求できるかもしれませんね。


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