中小飲食店の新規開拓と自社商品のシェア拡大

家電、住宅関連設備、FA機器などの製造・販売・サービスまで幅広く手掛ける大手電機メーカー。

業種 従業員数 利用サービス
電機メーカー 3000名以上 タイアップ記事広告、飲食店リサーチ
利用目的

業務用加熱機器のシェア拡大

顧客事例メイン画像
目的

・新規ターゲットへ適切な販促手法でアプローチし、業務用加熱機器のシェアを拡大する。
・中小飲食店の「業務用オーブン」導入状況やボトルネック、顧客ニーズを調査し、製品やターゲットに対する戦略を立案する。
・代理店がアプローチ先を中小飲食店に変更するに十分な調査データを収集する。
・「業務用オーブン」トライアル利用者の生の声を通じて使用感を詳細に伝え、有用性を訴求する。

背景

・レンジ、オーブン、IH等の業務用加熱機器の販売拡大に向けて、既存ターゲットである大手チェーン店(カフェ、コンビニエンスストア)に加え、中小飲食店(カフェ、バー、レストラン)への新規アプローチが必要とされた。
一方で、中小飲食店のマーケットデータが少なく戦略を決めかねていた。
・機械メーカーは各製品の直販をせず、代理店がユーザーに営業を行っている。
・中小飲食店へ「業務用オーブン」が導入・認知が広がっていないことに加え、新バージョンが発売前で過去事例に乏しく、販促手法を模索していた。

実施内容

実施期間:2020年1月~2022年3月
使用メニュー:「飲食店リサーチ」マーケティングリサーチ計5回/「Foodist Media」タイアップ記事広告1回

<概要>
①定量調査:カフェ業態を運営中の100店舗へ、加熱調理機器の需要アンケート
②定性調査:①回答店舗の中から7店舗へより詳細なインタビュー調査
③リクルート:プロモーション策定のため、調理デモ座談会を実施。座談会参加者を募集。
④フィールドテスト1回目:「業務用オーブン」の既存導入店舗に対して実施。
⑤フィールドテスト2回目:1回目のオペレーション課題をクリアにし、対象を新規出店予定者に変更して同じ検証項目で実施。
⑥タイアップ記事広告:実際に使用していただいた店舗の中から1店舗選定し、取材協力を依頼。使用感をインタビュー、撮影し、記事化。

<経緯>
過去導入実績から立てられた、「カフェ業態が加熱調理機器と相性がよい」という仮説検証のため、カフェで働く厨房機器導入の意思決定者に対して加熱調理機器に関するWEBアンケートを実施。「業務用オーブン」のポテンシャルを実感し、さらに掘り下げて詳細なデータを収集するためインタビュー調査を行う。
2回の市場調査を経て「業務用オーブン」の新製品発売が決定。
新製品の試作品完成時には、稼働テスト、ニーズ・価格調査、プロモーション方法の検討などを目的に、2回にわたってフィールドテストを実施。
フィールドテストで実際に使用していただいた店舗の中から1店舗選定し、取材協力を依頼。「飲食店の生の声」を通して新製品のよさを訴求すべく、使用感をインタビュー、撮影し、タイアップ広告として記事化。

成果

・調査を通して、新規ターゲット・注力製品、シェア拡大戦略が決定する。
・代理店に対し、中小飲食店を新規開拓する必要性を伝える調査データが集まった。
・想定PV数を超え、業界内で「業務用オーブン」の認知を拡大。新バージョンの発売前に、中小飲食店の潜在顧客を創出した。
・中小飲食店の新規開拓と、「業務用オーブン」新バージョンの拡販を目的に、過去のリサーチ結果をもとに、現在も引き続き当社が戦略立案の支援を行う。