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2016年飲食店で最も人手不足だった職種は?(首都圏・関西エリア)

2017-01-12 16:21:04.0 求人トレンド調査レポート

目次

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【 調査概要 】
◆調査期間:2016年1月1日~2016年12月31日
◆調査対象:「求人@飲食店.COM」に掲載された求人88,012件(正社員・アルバイト)

このレポートのポイント

  • 2016年:最も人手不足だった職種はサービス・ホール
  • 2016年:サービス・ホールは正社員よりアルバイトのニーズが高い
  • 2016年:調理系職種は即戦力が求められる傾向だが、関西ではゼロから育てる風潮がやや強い

2016年最も人手不足だった職種(首都圏エリア)



まず首都圏エリアについて見てみると、1位はサービス・ホールで、19,910件(全体の27.2%)という結果となりました。サービス・ホールは2013年以降連続して1位となっており、慢性的に不足状態が続いている職種と言ってよいでしょう。なお、サービス・ホールの掲載数を雇用形態別に見ると、正社員よりもアルバイトの求人掲載数のほうが多い(正社員45.8%、アルバイト54.2%)という結果でした。飲食店のサービス・ホールスタッフは、スキル・経験の豊富さよりも、やる気・人柄が重視される傾向にあるため、人件費の安いアルバイトのニーズが高くなっていると言えそうです。

続いて2位は調理スタッフで、18,691件(全体の25.5%)という結果になりました。調理スタッフはアルバイトよりも正社員の掲載数が多く(正社員58.0%、アルバイト42.0%)、サービス・ホールに比べてスキルや経験を求められていることが考えられます。なお、3位の調理補助・調理見習いは10,317件(全体の14.1%)で、2位の調理スタッフとは2倍近い開きがある事からも、首都圏エリアでは調理系職種は未経験者よりも即戦力として活躍できる経験者の方がニーズが高いと言えそうです。

4位、5位には店長候補・マネージャー、料理長候補がランクインしました。こちらは管理職にあたることもあり、その9割以上が正社員での募集となっています。

2016年最も人手不足だった職種(関西エリア)



関西エリアでの結果を見てみると、1~5位は首都圏エリアと同じ順位となり、雇用形態の内訳もほぼ同様の結果となりました。各職種の全業態に対する割合を見てみると、3位の調理補助・調理見習いに関しては全職種に対する割合が18.9%となっており、首都圏エリアの14.1%に対して5ポイント近く高い結果となりました。即戦力にこだわる飲食店が多い首都圏エリアに対し、関西エリアではゼロから育てようという風潮がやや強いと考えられそうです。

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