飲食店の集客施策にまつわるアンケート調査を実施。効果的な方法はやはりSNS?

8月5日

画像素材:PIXTA
数多くの飲食店が存在する今、いくら美味しい料理を作り、素晴らしい接客をしていても、それだけで「集客」することは難しいだろう。それゆえに、集客対策に悩む飲食店も決して少なくはないはずだ。そこで今回「飲食店リサーチ」では「飲食店の集客施策」についてのアンケートを実施。効果的な方法を探った。

■調査概要
調査対象:飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)
回答数:402名
調査期間: 2019年7月11日~2019年7月18日
調査方法:インターネット調査
アンケート結果:「飲食店の集客施策」に関するアンケート調査

■回答者について
回答者のうち70.4%が1店舗のみを運営している。また、東京にある飲食店の割合は54.5%(首都圏の飲食店の割合は72.9%)となっており、こうした背景が結果に影響していると推測されます。

今や広告宣伝費は少額が当たり前


はじめに、「お店の宣伝にかける費用(1店舗あたり・月間)」を尋ねた。一番多かったのが「1万円未満(20.6%)」で、「費用はかけていない(20.4%)」「1万以上~2万円未満(15.9%)」と続いた。約半数の店舗は、月間の宣伝広告費を2万円未満という少額に抑えていることが明らかになった。一方で、4番目に多かったのは「10万円以上(11.2%)」だった。宣伝広告費をかけている店舗とかけていない店舗で大きく分かれていることがわかる。

地域のフリーペーパーへの広告出稿など紙媒体を活用した集客が主流だった10年ほど前は、月数十万円を超える広告宣伝費を投じていた飲食店は少なくなく、個人店でも珍しいことではなかった。その後、店舗とお客を繋ぐ主力メディアがwebに移ったことで、費用は抑えられるようになったと予測できる。

SNS・グルメサイトは必須集客ツールに


続いて、「集客目的で行ったことがある施策(複数回答可)」を尋ねたところ、上位は、「Facebookページ(63.2%)」、「インスタグラム(57.5%)」、「自社ホームページ(54.5%)」、「グルメサイト:食べログ(53.7%)」「グルメサイト:ぐるなび(41.8%)」という結果となり、上位はwebが占めた。

さらに、「ある」と答えた中で、実際に効果を得られたと感じる施策を聞いたところ、「Facebookページ(32.6%)」、「グルメサイト:食べログ(32.3%)」、「インスタグラム(31.1%)」、「自社ホームページ(20.1%)」、「グルメサイト:ぐるなび(19.7%)」となり、「集客目的で行ったことがある施策(複数回答可)」に対する回答とほぼ重なった。経営者や責任者がシビアな目で施策を選んでいる表れだろう。

最も多かったのが、Facebookページだ。飲食店などの店舗は、企業用のページを活用し、情報を発信できる。そして、「いいねボタン」や「コメント」を通してお客の反応を得られる他、「シェア」によって拡散してもらうことも可能だ。無料で長期間使用できることもあり、非常に活用しがいがある。

また、近年は食事をすること以外に、料理写真を撮影して投稿することも飲食店に行く理由の一つになっている。FacebookをはじめとしたSNSは、一方通行ではなく、お客と飲食店、双方向にとって有益なものとなっているようだ。

各店舗、狙いを持って集客に取り組む


最後に、「一番効果が得られた施策について、実施時に工夫したこと、予算、得られた効果」を具体的に尋ねた。


・マメな更新とイベント告知、シズル感のある料理画像などを大切にしている。(大阪府/居酒屋・ダイニングバー)
・多くのフォロワーを持たれているお客様の投稿を見逃さないようにし、お礼やリアクションをしたり、拡散したりする。(東京都/居酒屋・ダイニングバー)

<イベント編>
・地元アーティストとのコラボレーションで、店舗内での作品展示を行い、それをプレスリリースにて告知。プレスリリースの閲覧数、来店者数等、期待値を上回った。(東京都/カフェ)
・ライブ演奏が出来るイベントを開催している。演奏者も来場者も一律¥3000(税込み)で飲み放題とし、割安感を出している。実際には演奏中にはドリンクのオーダーはそれほどないため原価率は抑えられる。かつ顧客の満足度も高いイベントになっている。(東京都/居酒屋・ダイニングバー)

<ダイレクトメール編>
・1枚1枚手書きで名前を書いてお送りするハガキは効果が大きいです。ハガキ代切手代が掛かるだけなので予算もそんなに掛かりません。イベントの際のハガキの回収率も4割を超える事もあるので、相当かと。(東京都/イタリア料理)
・サンキューレターを送る。次回の来店を促す事は書かずに純粋に出会えたご縁に感謝する内容で。切手代は62円だが、3割くらいは再来店し、うち1割が顧客化している (東京都/居酒屋・ダイニングバー)

今回のアンケートからは、少額で集客を成功させている店舗が一定数あることがわかった。特にSNSやWEBサイトは「更新」という手間はあるものの、お客様の反応が手間を楽しみに変えてくれるはずだ。ぜひ活用してみてはどうだろうか。

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