2023年のグルメトレンドは？ 代替食品、韓国グルメなどが注目のキーワードに

毎年、さまざまなグルメがトレンドになる飲食業界。2022年も「ガチ中華」や「カヌレ」など、多種多様なグルメが話題にあがりました。そこで今回は、飲食店が2023年に注目したいグルメをいくつかピックアップしてご紹介します。2023年のグルメシーンをけん引するかもしれない食材やメニューを一足先にチェックして、仕入れの参考にしてみてはいかがでしょうか？

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小麦の価格高騰や健康意識の高まりなどにより、小麦製品の代替食品に注目が集まっています。なかでも小麦粉の代わりとして注目されているのが、お米を粉末状にした「米粉」。米粉を使って作られたパンや麺は、もっちりとしています。課題となっていた小麦粉との価格差が縮まってきたことも後押しとなり、今後さらに米粉が利用されていくのではないでしょうか。

また、小麦を使った麺の代わりとして「豆ヌードル」も注目され始めています。豆ヌードルとは、その名の通り、豆（えんどう豆や大豆など）を使って作られた麺のこと。植物性由来ということで、地球環境に配慮した食材という視点からも関心が高まっています。

コロナや円安の影響で、気軽に韓国旅行ができないなか、引き続き韓国グルメが注目されています。2023年に流行するといわれている韓国グルメの一つが、「ロゼグルメ」。ピンク色のロゼクリームやロゼソースを使った料理の総称で、SNSから人気が広がっています。ロゼグルメは、ロゼ色をしているのが特徴で、トマトソースや生クリームなどを混ぜて作られます。トッポギやラーメン、パスタなどさまざまなグルメに派生しており、日本でもこれからさらに見かける機会が増えるかもしれません。

独自の味わいや淹れ方を楽しめる海外のコーヒーへの関心が高まっています。その一つが、ベトナムで親しまれている「ベトナムコーヒー」です。実はベトナムは、世界でも有数のコーヒー豆生産国。ベトナムコーヒーは、練乳を入れて楽しむのが特徴で、甘さがしっかり感じられます。さらに、若い世代を中心に注目されているのが「トルココーヒー」です。トルココーヒーは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているコーヒー。熱した砂の上でコーヒーを煮出す独自の淹れ方が話題になっています。

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2021年はイタリアのマリトッツォ、2022年はフランスのカヌレと、ここ最近、海外で伝統的に作られているお菓子が人気を博しています。こうした流れのなか2023年に注目したいのが、ブラジルで親しまれている「プヂン」です。プヂンは、ブラジル風のプリンで練乳を使うのがポイント。プリンの下にココアスポンジが敷かれており、日本のプリンとは異なる味わいが楽しめます。固めのプリンなので、レトロプリンが人気になっている日本でも流行りそうな予感です。

最後に注目したいのが、「ラム酒」。ラム酒は、焼酎やウィスキーなどと同じ蒸留酒で、サトウキビを原料として造られます。香り高いことから飲み物としてだけでなく、お菓子に使われることも多く、昨年話題になったカヌレにも使われています。ラム酒は、世界各国で親しまれているお酒。実は日本でも国産のラム酒が製造されています。ラム酒を楽しめる専門店も登場するなど、新しいトレンドとして注目され始めているお酒の一つです。

2023年に向けて飲食店が注目したい、グルメトレンドをご紹介しました。新メニューを考える上で、どんな食材やメニューが流行っているのか知っておくことは大切です。今回ご紹介したトレンド予想を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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