駒澤大学の居酒屋「儘 裏路地」-立地より自分たちのこだわりが大切-
2017年5月16日
『儘(マンマ) 裏路地』
店主 木村真樹さん
築地の魚屋と、中目黒の居酒屋をかけ持ちして働いていた経歴をもつ。2007年3月に、同じ職場で出会った野菜ソムリエの資格をもつ奥さんと一緒に、三軒茶屋で『肴奉行 儘』を開業。「獺祭」や「ばくれん」など豊富な日本酒を取り揃え日本酒ファンの人気を集める。立ち退きで移転を決意。2017年3月駒澤大学駅から徒歩2分の場所にて『儘(マンマ) 裏路地』をオープンした。奥さんとともに唎酒師の資格を持つ。
開業日/2017年3月25日
業態/和食居酒屋
開業資金(総額)/総額1700万円
開業資金(自己資金)/500万円
開業資金(借入金)/1200万円
店舗面積/25坪
目標月商/300万円
「魚の新鮮さと日本酒の豊富さが自慢です」
東急田園都市線 駒澤大学駅から徒歩2分の場所にある『儘(マンマ) 裏路地』。かつては三軒茶屋にて『肴奉行 儘』という名前で経営していたが、立ち退きが決定して移転した。この物件は、もともと焼肉店だった場所を居抜きで借り、木を基調とした温かみのある古民家のような内装に仕上げた。お店の特筆すべき点は、木村さんが築地で働いていた縁で毎日新鮮な魚を仕入れているところ。本マグロや金目鯛のほか、炭火で焼いたハタハタやのどぐろも味わえる。加えて、定番から珍酒まで幅広い日本酒を仕入れているのも売り。そのほか、野菜ソムリエの資格を持つ奥さんが、中庭で栽培した野菜をそのまま調理してくれるのも特徴だ。
新鮮な魚に、体に優しい野菜、そして多彩な日本酒。男性だけでなく、女性にも喜ばれること間違いなしの品揃えが、『儘(マンマ) 裏路地』の魅力である。
資金について
開業資金/1700万円自己資金500万円、借入金1200万円
立ち退き料として得た500万円を元手にし、日本政策金融公庫と世田谷区が実施する融資制度から1200万円を借り入れて開業資金に充当。厨房機器から庭施工、物件契約費、保証金で1500万円ほどかかった。掘りごたつや厨房は前のお店の状態を生かすなどしてコスト削減。
スケジュール&業社選定
【2015年1月】前店の契約終了を決意【2016年3月】前店閉店
【2016年6月】物件契約
【2016年11月】デザイン・設計施工会社の決定
【2017年2月】施工開始
【2017年3月22日】施工完了
【2017年3月25日】オープン
デザイン会社と施工会社は「店舗デザイン.COMのマッチングサービス」を利用して選定。「物件は、前のお店の契約が終了する前から探しており、ここを見つけてからはデザイン会社などを見つける前にすぐに契約をしました。施工開始から完了まで1か月とタイトでしたが、素晴らしい施工会社に出会えてよかったです」と木村さん。
苦労したこと、こだわったこと
「カウンターを必ず設置したかった」木村氏が一番こだわったのがカウンター。「古民家のような雰囲気を出したかったのと、お客様の顔や様子を見ながら料理やお酒の提案がしたかったので、カウンターはどうしても設置したかったです」
「予算がかさんでしまった」
「当初は借入金を1000万円に抑えたかったのですが、あとになって水道が流れないとか、庭の施工も徐々に規模が大きくなったりして、考えていた以上に必要費用がかさんでしまいました」
開業を考えている方へのメッセージ
“決めたらすぐに行動を起こす”とよいと思います。時間が経つと、失敗や不安が次々によぎり、行動に移せなくなります。失敗や不安は、どんなときにも付き物。やりたいことに向かって、少しずつでもいいのでアクションを起こしてください。そして、やりたいことが決まったらこだわって突き進んでください。『儘(マンマ) 裏路地』
住所/東京都世田谷区駒沢2-1-91階
最寄り駅/東急田園都市線 駒澤大学駅より徒歩2分
電話番号/03-5432-9639
営業時間/17:00~24:00(日祝16:00~23:00)
定休日/未定
客単価/4,000円
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