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2025年版「世界のベストレストラン50」発表。1位はペルーのニッケイ料理店『Maido』

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1位に輝いたペルーのニッケイ料理レストラン『Maido』

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2025年6月20日(日本時間)、イタリア・トリノにて2025年版の「世界のベストレストラン50」が発表された。1位に輝いたのは、ペルーの首都リマにあるニッケイ料理レストラン『Maido(マイド)』。日本からは『SÉZANNE(セザン)』を含む4軒がランクインし、世界における日本のガストロノミーシーンの層の厚さを示した。

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1位はペルーの『Maido』。日本の技術と現地の食材が融合した「ニッケイ料理」

「世界のベストレストラン50」は、各国のシェフやレストランジャーナリストなど1,000人以上の専門家の投票で決定される、国際的な食のアワードだ。その匿名性と専門性の高さから「料理界のアカデミー賞」とも称され、世界のガストロノミーの潮流を映し出す鏡として絶大な影響力を持つ。

23回目となる今年の1位に輝いたのは、ペルーの首都リマにあるニッケイ料理レストラン『Maido』だ。オーナーシェフで日系2世の津村光晴氏が率いる同店は、日本の繊細な技術とペルーの豊かな食材を融合させた革新的な料理で高く評価されている。前年の5位から大きく順位を上げ、見事、世界最高峰の座を射止めた。

日本勢は『SÉZANNE』など4軒がランクイン。大阪から『La Cime』も入賞

日本勢では、ダニエル・カルバートシェフが率いるモダンフレンチ『SÉZANNE(セザン)』が7位に入り、見事トップ10入りを果たした。続いて、革新的な里山料理で知られる『Narisawa(ナリサワ)』が21位、麻布台ヒルズに店を構えるモダンフレンチの名店『Florilège(フロリレージュ)』が36位にランクイン。そして44位には、大阪・本町の2つ星フレンチ『La Cime(ラシーム)』が選ばれ、東京以外の都市からも日本の実力が示される結果となった。

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<1〜10位>
1位『Maido』ペルー/リマ
2位『Asador Etxebarri』スペイン/アチョンド
3位『Quintonil』メキシコ/メキシコシティ
4位『Diverxo』スペイン/マドリード
5位『Alchemist』デンマーク/コペンハーゲン
6位『Gaggan』タイ/バンコク
7位『SÉZANNE』日本/東京
8位『Table by Bruno Verjus』フランス/パリ
9位『Kjolle』ペルー/リマ
10位『Don Julio』アルゼンチン/ブエノスアイレス

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岩崎奈々

ライター: 岩崎奈々

食と旅を愛するフリーライター。広告代理店での営業を経て独立し、現在は旅行やSDGs関連のメディアにて執筆・編集を担当。国内外を巡り、現地の食文化に触れるのが楽しみ。 https://note.com/m_i_t_o/n/n5f9b3414513c