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日本料理を世界に広める11名の外国人料理人が誕生! 『菊乃井本店』にて研修の修了式開催

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『菊乃井本店』で行われた修了式の様子

海外で和食を普及させるために実施されてきた外国人料理人の「日本料理研修」が終了し、3月1日に『菊乃井本店』にて修了式が行われた。修了式には米国、カナダ、ブラジルなど計8カ国11名の研修生が参加。それぞれの技能レベルに応じて、シルバーまたはブロンズの認定を受けた。

和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、海外での人気が急上昇。農林水産省の発表によると、2013年1月時点で約5万5000店だった海外の和食レストランは、2015年7月時点で約8万9000店と1.6倍に増加。しかし、これらの店舗で腕をふるうのはほとんどが外国人料理人であり、彼らが和食の正しい知識・技術を有しているとは限らない。海外へ正しい日本料理を伝えていくためにも、外国人の和食料理人を育成する必要があった。

昨年4月、農林水産省によって制定された「海外における日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」には、修得すべき知識および技能として、日本の食文化に関する知識、衛生管理の知識、技能、おもてなしの4項目が挙げられている。また、おもてなしの項目には言葉、挨拶、心遣いなども明示されており、和食が持つ「心」を学ぶ重要性が説かれている。

今回研修に参加した料理人は、『菊乃井本店』『日本料理 龍吟』といった名店で実務研修を積み、ガイドラインに基づく知識・技能を習得。今後は認定料理人として、日本食や食文化、日本産食材の魅力を世界へ広めていくことが期待される。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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